萩ってどんな町?
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山口県北部に位置し日本海に面する萩市は、江戸時代に長州藩の城下町として栄え、幕末に吉田松陰が開いた松下村塾からは明治維新の指導者を輩出しました。松下村塾や木戸孝允、伊藤博文旧宅、白壁の城下町さらには萩焼の窯元など観光名所が多くありますが、年間250種類もの魚が水揚げされる漁業の町でもあります。明治初期に武士救済を目的に栽培が始まった夏ミカンは、現在では萩の名物になっています。
萩のおすすめご当地グルメ1:ふぐやウニ・イカを堪能できる「萩心海」
萩のおすすめご当地グルメ、まずは海鮮物からということで、最初に紹介するのがJR山陰線東萩駅の近くにある活魚料理のお店「萩心海(はぎしんかい)」です。活魚料理一筋のこのお店では、ご当地名物のウニやふぐ料理をはじめ海鮮料理が堪能できます。メニューには各種定食やお刺身などの単品料理が揃っていますが、絶品の板ウニ半分が付くウニ定食もあります。
ウニめしや板ウニ、ふぐ刺しやふぐの唐揚げなどの単品の他、冬季限定のふぐ鍋や値段が張りますがふぐのコース料理もあります。カウンター席では大きな生け簀を見て食べることができ、生け簀から取りたてのまさに新鮮なイカ活造りは最高で、活イカ定食やイカづくしといったメニューもあります。
詳細情報
住所:山口県萩市土原370-71/電話番号:0838-26-1221/アクセス:JR山陰線東萩駅より徒歩3分、車の場合は小郡萩道路の絵堂ICから約20分/駐車場15台
萩のおすすめご当地グルメ2:明神池を眺めながらのお食事「いそ萬」
萩で海鮮物グルメが味わえるお店、続いては明神池のほとりにある「いそ萬(いそよろず)」です。1階がサザエのつぼ焼きやイカ焼など手軽に食べられる軽食コーナーとお土産物、2階が本格的な食事処になっています。旬の魚の煮魚定食など日本海の新鮮な魚介類を味わうことができ、ボリュームもたっぷりです。
生ウニにイカ・サザエが盛られたイカイカうに丼は絶品の人気メニューですが、他にも生ウニ丼やイカイカ丼もあり、各種定食とともに日本海の海鮮グルメを堪能できます。多種類の魚が棲息し国の天然記念物になっている明神池を眺めながらゆっくりお食事ができる最高のロケーションです。
詳細情報
住所:山口県萩市大字椿東越ケ浜4区6449-2/電話番号:0838-26-6420/アクセス:JR山陰線越ケ浜駅から徒歩20分/駐車場5台(有料50台:サービス券あり)
萩のおすすめご当地グルメ3:道の駅萩しーまーとにある「来萩」
萩で海鮮物グルメが味わえるお店、続いては道の駅にあるお店を紹介します。魚市場に直結した道の駅萩しーまーと内にあるレストラン「来萩(きはぎ)」は、地元の旬の海鮮物をボリュームたっぷりにリーズナブルに堪能でき、各種定食などの豊富なメニューを気軽に味わうことができます。
定番の寿司定食や煮魚やお刺身の付いた来萩定食などの定食、海鮮丼や海鮮天丼などの丼物といずれをとっても地元の新鮮な海鮮グルメを買い物とともに味わえるのが道の駅のいい所です。座席数は60と多いですが、休日の昼は混雑します。
詳細情報
住所:山口県萩市椿東北前小畑4160-61萩しーまーと内/電話番号:0838-24-4939/アクセス:JR山陰線東萩駅から徒歩15分/駐車場250台(萩しーまーと)
萩のおすすめご当地グルメ4:道の駅萩しーまーとにある「がんがん」
萩で海鮮物グルメが味わえるお店、道の駅萩しーまーと内にあるお店をもう1店紹介します。浜料理「がんがん」は、やはり道の駅内のお店ということで、 気取ることなく賑やかに食事を楽しんでいただくことをコンセプトにした料理が提供されます。漁師のまかない飯というメニューはまさにそのことを物語っています。
海鮮丼や海鮮丼と海鮮汁のセットが人気メニューですが、他にも各種定食や単品メニューも豊富で地元萩の海鮮物を味わうことができます。なお、JR山陰線東萩駅から料金100円の循環バス東回りを利用すると道の駅萩しーまーとへは非常に便利です。循環バスは30分間隔で運行されています。
詳細情報
住所:山口県萩市椿東北前小畑4160-61萩しーまーと内/電話番号:0838-25-3452/アクセス:JR山陰線東萩駅から徒歩15分/駐車場250台(萩しーまーと)
萩のおすすめご当地グルメ5:井上商店の「しそわかめ」
ご飯のおともとして人気のあるふりかけですが、萩の名産品の一つに井上商店の「しそわかめ」があります。萩では古来、天日干しのわかめを細かく刻んでご飯に振りかけて食べる習慣がありました。その習慣にならって、地元産のわかめを原料に、しそ、ごま、かつおだしで味付けをしたふりかけが「しそわかめ」です。
幕末に活躍した吉田松陰や高杉晋作も、昼ご飯にはわかめむすびを食べていたというエピソードが残る「しそわかめ」ですが、栄養分をたっぷり含んだこの萩の名物グルメ「しそわかめ」は萩市内の本店だけでなく、新幹線新山口駅1階のお店でも買うことができます。
詳細情報
住所:山口県萩市東浜崎町9-1/電話番号:0838-22-0812/アクセス:JR山陰線東萩駅から徒歩10分
萩のおすすめご当地グルメ6:萩が創業地のうどんの「どんどん」土原店
萩の名物グルメは海鮮物だけではありません。ということで次に紹介するのが、昭和46年(1971年)に萩市に誕生し、現在山口県内を中心に隣県にも展開する人気のうどん店が「どんどん」です。地元萩のメイン店になっているのが土原店で、地元の人だけでなく観光客にも大変人気があります。
「どんどん」のうどんはすべて自製の生めんを丹念に茹でた釜あげうどんで、少し甘みのあるダシも美味しくリピーターの多さがその人気を裏付けています。豊富なうどんメニューはどれを食べるか迷ってしまいますが、どれもリーズナブルな値段というのも人気で、萩の名物グルメとして定着しています。
詳細情報
住所:山口県萩市土原3区377/電話番号:0838-22-7537/アクセス:JR山陰線東萩駅から徒歩5分/駐車場25台
萩のおすすめご当地グルメ7:見蘭牛が味わえる「ダイニング玄」
萩のおすすめご当地グルメでもう一つ欠かせないのが見蘭牛(けんらんぎゅう)です。見蘭牛とは、萩の沖合に浮かぶ見島で飼育される貴重な在来種で国の天然記念物に指定されている見島牛とオランダ原産ホルスタインの交配によって誕生した、霜降り豊かな萩のブランド牛です。この極上品質の柔らかい肉を使ったハンバーグなどの料理を提供するのが、道の駅萩往還にある「ダイニング玄」です。
「ダイニング玄」のハンバーグには見蘭牛以外にも、同じく萩名物のむつみ豚の肉を使ったハンバーグもあります。また、ハンバーグ同様絶品の味が堪能できる見欄牛のステーキ丼が人気になっていますが、同じくむつみ豚の豚丼も提供されています。
詳細情報
住所:山口県萩市椿鹿背ヶ坂1258/電話番号:0838-25-1113/アクセス:JR山陰本線萩駅から車で3分、
車の場合は小郡萩道路の絵堂ICから約20分/駐車場57台(萩往還)
萩のおすすめご当地グルメ8:見蘭牛の網焼レストラン「見蘭」
先に紹介した「ダイニング玄」は、見島牛や見蘭牛を飼育する「みどりや」直営店ですが、同じ「みどりや」のもう一つの直営店が網焼レストラン「見蘭」です。直営牧場から届く新鮮な見蘭肉の全ての部位に、熟成やカット法を駆使して焼肉やステーキ用に提供しています。
萩の特産である見蘭牛を、網焼きでジューと焼いてポン酢で味わうのは最高の贅沢です。なお、網焼レストラン「見蘭」では、ランチは団体専用の予約制になっており、一般客の場合は17:00~22:00の夕食のみの利用になっているので注意が必要です。
詳細情報
住所:山口県萩市堀内89/電話番号:0838-26-0141/アクセス:JR山陰本線東萩駅より車で10分/駐車場50台
萩のおすすめご当地グルメ9:夏ミカン菓子の老舗「光國本店」
萩の特産品夏ミカンを使って、ほろ苦い皮の風味を残しながら伝統の製法で夏ミカン菓子を名物として完成させたのが、幕末に創業した老舗の「光國本店」です。五日間かかる総工程で全て熟練の技による手作業で作られた夏ミカン丸漬けは、ほろ苦さはそのままで、中に詰めた羊羹の上品な甘さが口に広がる絶品で、開店前に行列ができることもある本格老舗の味です。
夏ミカン丸漬けとともに人気のある銘菓が、夏ミカンの皮を細切りにし糖蜜で煮した萩乃薫 (はぎのかおり)です。また、実と皮の両方が入った夏ミカンマーマレードも好評です。この「光國本店」のすぐ近くには分家した「長州屋光國」もありますが、製品、製法や値段に多少の違いがあります。
詳細情報
住所:山口県萩市熊谷町41/電話番号:0838-22-0239/アクセス:JR山陰線東萩駅から徒歩12分/駐車場3台
まとめ:萩のご当地グルメを堪能しよう!
城下町として人気の観光地になっている山口県の萩市は、ここに紹介したように、地元日本海の新鮮な海の幸をはじめ多くのご当地グルメでも高い人気があります。観光の際には萩のご当地グルメもぜひ堪能して下さい。