秋吉台について
秋吉台(あきよしだい)は、山口県美祢市中・東部に広がる日本最大のカルスト台地。北東方向に約16km、北西方向に約6kmの広がりを有し、台地上の総面積54km2、石灰岩の分布(沖積面下の潜在部を含む)総面積93km2、台地面の標高180〜420mである。
2015年に『Mine秋吉台』として「日本ジオパーク」に選定された秋吉台。場所は、山口県美祢市(みねし)の中・東部に位置しています。観光スポットとなっているのは、厚東川の東側であり、特別天然記念物、そして秋吉台国定公園に指定されています。秋吉台の成り立ちは、約3億5千年も前からはじまっているということなので、地質学ファンの方にはとくにおすすめのスポットです。
この地からは、哺乳動物や三葉虫に至るまでのさまざまな化石が発見されていて、当時の地形がどのようになっていたのか、動物たちはどのような生き方をしてきたのか、想像するだけでワクワクしてきます。
秋吉台と合わせて行きたい秋芳洞
秋吉台の真下100~200mに存在する、秋芳洞(あきよしどう)をはじめとする400を超える鍾乳洞群。全長8.8㎞にもおよぶ秋芳洞が一番有名です。もちろん秋吉台の下にあることから、このカルスト台地を通って流れた雨水が地下水として流れ出るなど秋吉台と深いかかわりを持ちます。大正時代に発見された「大正洞」、平景清が身を隠したといわれている「景清洞」など、それぞれに個性があり面白いので、こちらにもぜひ足を延ばしてみてください。
【土日祝・夏休み期間用】循環バス
後述しますが、秋吉台・秋芳洞間のアクセスは、土日祝および、夏場(7月20日~8月31日は毎日)は、秋芳洞循環バス(中国JRバス)が便利です。1時間に1本で、最終時刻が15時台と早いのでご注意ください。
【平日用】かるすとタクシー
また平日の場合は、「かるすとタクシー」という乗り合いタクシーの利用が可能。1日5往復のみ運行、11月1日~3月31日は休業となりますので、ご注意ください。
「秋芳洞関連」詳細情報
美祢市の市政情報、生活情報、観光案内など
秋吉台から秋芳洞の秋芳洞循環バス[中国JRバス]を利用したバス時刻表です。
交通情報|タクシー|西の国から
秋吉台へのアクセス(電車+バス編)
新幹線の場合
電車の最寄り駅は新幹線駅のある新山口駅になります。東京からののぞみ号も1~2時間に1本ほど停まる他、新大阪や鹿児島中央からのさくら号と、こだま号がそれぞれ1時間に1本程度停まります。
こだま号の場合、途中駅で10分以上停まることもあるので、時刻表を確認しながら途中の乗継も含めて考えると良いです。
「秋芳洞」までバスで行くのが得策
「秋吉台」へは、電車の乗り入れはありませんので、最終的にはバスを利用することになります。主な観光地や主要駅からバスが出ていますが、ほとんどがすぐ近くの観光地の秋芳洞までとなっており、秋吉台に行くには、後述の循環バスやタクシー利用となるのがほとんどですので、秋芳洞に入って洞窟見学をしながら、中のエレベーターで地上へ出て、展望台まで7分ほど歩くというのが最善策といえます。
エレベーターの利用は秋芳洞の入場チケットを見せれば無料なのと、黒谷口は3億年のタイムトンネルという仕掛けもあるので、展望台を見てから黒谷口まで1.2キロほど歩くのも良いでしょう。
秋芳洞まで行くバス
新山口駅から37分、1日8~10本。防長交通、1,170円
山口駅から1時間2分、1日6本。 中国JRバス、1,210円
美祢駅から26分、1日5本、船木鉄道、200円
東萩からの路線バスが秋吉台に停車します
360度パノラマでカルスト台地を見渡せる「秋吉台カルスト展望台(美祢市秋芳町秋吉台山)」の最寄りのバス停は「秋吉台バス停」。下車徒歩3分となります。「秋吉台バス停」には、東萩駅からバスが出ています。
東萩駅10:50と13:15発、秋吉台11:54と14:19着(秋芳洞へはさらに6分)、秋吉台13:19と15:36発、東萩駅14:21と16:38着の2往復のみで、運賃は1,750円で秋芳洞~秋吉台は260円です。
秋吉台へのアクセス(車編)
秋吉台展望台を目指す
車で秋吉台へ向かう場合、中国自動車道の美祢東ジャンクションから秋吉台方面に進み、カルストロードを走ると、秋芳洞までおよそ10分、秋吉台展望台まで12分で行けます。さらに北上していけば、長者ヶ森駐車場があり、ハイキングや近くの小さな秋吉台東展望台へ行けたりもします。いずれの駐車場も無料です。
また、この他にも秋芳洞も見る場合、黒谷口と秋芳洞エレベーター駐車場の2つは無料で、特に黒谷口は空いていることが多いのでおすすめです。
秋芳洞付近の駐車場
秋芳洞と両方を見る場合、周辺の駐車場は「秋芳洞第1駐車場」と「秋芳洞第2駐車場」。どちらも1日400円で、営業時間は8:30から16:30になります。それぞれ車は213台、357台駐車できます。秋芳洞をメインにする場合は、こちらを起点にし、秋吉台にはバスや徒歩で移動するのがおすすめです。
マップ
秋吉台~秋芳洞間のアクセス(循環バス編)
「循環バス」は、秋芳洞、黒谷口、秋吉台を循環するバス。土日祝日と夏季(7/20~8/31)および年末(12/29・30 )のみの運行となります。ただ、1日に7本と本数が少なく、終バスが15時台となっていますのでご注意ください。中国JRバスが運行しており、運賃は秋芳洞~秋吉台が260円、秋芳洞~黒谷口が190円、黒谷口~秋吉台が170円です。
秋吉台~秋芳洞間のアクセス(周遊タクシー編)
「周遊タクシー(秋吉台かるすとタクシー)」は、循環バスの逆で平日限定。1日に5往復。このうち、大正洞や景清洞、サファリランドを周る便が2往復あります。乗り合いタクシーで、定員が9名となりますので、時刻表を確認のうえ、お早めに。冬季(11月1日~3月31日)は運休します。運賃は秋芳洞~黒谷口~エレベーター口~秋吉台間は共通で1回300円です。
「運賃表・路線図」詳細情報
まとめ
電車の時はプラン作りに注意
車の利用であれば、比較的行きやすい場所でありますが、電車やバス利用する場合はやや複雑な交通アクセス方法になっている秋吉台と秋芳洞周辺です。便数も少なめなので、しっかり確認の上、お出かけください。青い空と緑のカルスト台地。そして、羊のような石灰石。夏休みにご家族やお友だちと訪れたいですね。※掲載の情報は2019年10月現在のものとなります。最新の情報は公式サイトをご確認ください