1:タイの物価について
物価をバーツの推移からみてみよう!
まず最初にご紹介させていただくのはタイの通貨バーツについてです。バーツは円に対して安いのでしょうか、高いのでしょうか?現在のレートと過去のレートを比べてみましょう。2018年8月現在の1バーツは約3.3円です。つまりタイバーツで表示されている金額の3.3倍をすれば日本円に換算できるということです。この3.3円は高いのでしょうか、安いのでしょうか?2010年のバーツは約1バーツ3円、2013年は約2.7円でした。このことから現在の3.3円というのはバーツは円に対して高いので円安、バーツ高いになるので我々日本人からしたらタイの物価は高いということになります。一方で世界の経済を表す指標として消費者物価指数というものがあります。消費者物価指数とはタイ全国の世帯家計に係る財やサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列に測定するものです。タイは約20年前の2000年は約70でしたが、2018年は約103と約1.5倍も上昇しています。このことからタイの物価は高い、年々上昇しているといえます。ちなみに日本と比較してみると、日本の物価指数は2000年は99、2018年は101でそんなに増えていないですし、なんとタイよりも低い数値です。
2:タイの物価について ラーメン編
日本食ラーメンの物価は?
前項でタイの通貨はバーツ高、円安、物価指数が年々上がっているということがわかりましたが、食事や服、レジャーなどの価格は日本と比べてどうなのかをそれぞれご紹介します。まずはラーメンについてです。タイには日本の有名ラーメン店がたくさん進出してきています。一番有名どころは一風堂や博多一幸舎です。ここでは東京小岩に本店を構える麺屋一燈のラーメン価格についてみていきましょう。日本の麺屋一燈の人気メニューである濃厚魚介つけ麺は830円、濃厚魚介ラーメンは800円です。タイにはMENYA ITTOとして進出していますが、同じ濃厚魚介つけ麺は270バーツ、濃厚魚介ラーメンは195バーツです。タイは表示金額に17%の税金がかかるのでそれぞれ316バーツ、228バーツになります。これを×3.3をして円に直すと890円、750円となります。よって日本と比較すると割高ということが分かります。
3:タイの物価について 焼肉&しゃぶしゃぶ編
日本食焼肉&しゃぶしゃぶの物価は?
続いての物価比較はしゃぶしゃぶ&焼肉で比較してみましょう。チェーン店ではないお店は一概に比較することができないのでチェーン店でコース&食べ放題で比べ安い日本の温野菜と牛角で比較してみます。まず温野菜はバンコクのトンロー地区に最近できたお店です。温野菜の一番安いコースは豚シャブ食べ放題2980円です。一方バンコクの温野菜の一番安いコースは420バーツ×17%で約1650円とバンコクの温野菜が安いです。牛角は日本で一番安いコースは2980円、バンコクの牛角は499バーツ×17%で約約1950円と焼肉もタイの方が安いです。一概にはいえませんが、お肉はタイの場合は外国の輸入肉を使っているので安いといえます。
4:タイの物価について タイスキ編
本場タイスキの物価は?
タイはタイスキという言葉があるようにタイ風しゃぶしゃぶが名物料理です。タイスキで人気のチェーン店はCaca Restaurantです。Coca Restaurantは東京有楽町や博多にお店を展開しているので金額を比較することができます。日本のCoca Restaurantのタイスキコースは4200円です。一方タイのCoca Restaurantのタイスキコースはビュッフェコースになりますがディナーは約5300円です。日本の場合はビュッフェではないので比較はできないですが、日本でお腹いっぱい食べようと思えば+αの金額が必要になるのでタイと同等か高くなるかです。
5:タイの物価について 日本スーパー編
日本人ご用達FUJIスーパーについて
タイには約6万人以上の日本人が住んでいます。特に日本人が多く住んでいるエリアであるバンコクには日本食レストランはもちろんのこと、地方の少し大きなスーパー級のFUJI SUPERという日本製品をメインで取り扱っているスーパーがあり日本人の御用達になっています。日本製品をタイで販売するには日本から輸入しなければいけません。輸入するということは運賃と関税が加算されるので日本と同等の金額で購入できることはありません。例えば写真にある、日本の定番インスタントうどん、そばであるどん兵衛は日本では150円程度で購入できますが、タイで購入しようとすると99バーツ×3.3で約330円+税金となるので倍以上の価格となります。インスタント麺だけではなく、日本のお菓子、コーヒー、空輸されてくる鮮魚などはどれも倍以上なのでタイで日本食品を買おうとすると高いということが分かります。
6:タイの物価について タイマッサージ編
本場タイのタイ式マッサージ価格について
タイ古式マッサージという言葉が日本でも浸透しているようにタイマッサージはとても有名です。バンコク市内のいたるところにタイ式マッサージのお店があり気軽に行くことができます。タイ式マッサージの金額を比較してみるとタイの一般的なマッサージの価格は1時間200バーツから300バーツのところが一般的です。つまり円に換算すると660円から990円です。一方、東京のタイ式マッサージをインターネットで調べてみると30分3000円から4000円のところが多いです。タイ式マッサージについては現地の人件費や家賃と日本の人件費、家賃を加味するとタイのほうが圧倒的に安いということが分かります。
7:タイの物価について エステ編
バンコクの本格エステの価格について
タイ式マッサージの値段は比較しやすかったですが、高級エステはどうでしょうか?バンコクの高級クラスになるエステの120分コースの金額はだいたい12,000円前後が相場です。一方で日本の場合も12,000から13,000というとことが多いので高級になるとあまり金額が変わらないということが分かります。
8:タイの物価について ユニクロ価格編
タイのユニクロは安い!?
ラーメンやレストラン、マッサージを比べてきましたがここからはアパレル関連で比較してみます。まずは日本のファストファッションの代表格であるユニクロです。ユニクロの定番品といえばヒートテックですね、日本のヒートテックの金額は半そでタイプで1000円が相場です。一方タイのユニクロのヒートテックは390バーツが一般的な価格なので約1300円となり30%高いことになります。ヒートテックにかぎらずユニクロ製品はタイでは決して安いわけではありません。日本の場合は安くて、品質がそこそこいいという位置づけですが、タイの場合は高くて高品質なので、ブランドの位置づけが違います。
9:タイの物価について ルイヴィトン価格編
タイのルイヴィトンの価格について
高級ブランドの価格はどうでしょうか?同じ製品を比較することができないので一概に言えないのですが、ヴィトンのような高級ブランドの場合はタイで購入するより日本で購入するほうが安いです。高級ブランドの場合関税がタイのほうが圧倒的に高く30%以上かかると言われています、さらに消費税が加算されるので高級ブランドはタイだけではなく東南アジアでは購入しないほうがいいということになります。
10:タイの物価について A BATHING APE編
タイのAPEの価格について
高級ブランドの場合、ほとんどが日本と比較した場合高いといっても過言ではないですが、ストリートブランドはどうでしょうか?日本のストリートブランドの代表格といえば渋谷や青山をはじめ全国に展開しているAPEがあげられます。APEというブランドは世界展開もされておりバンコクにもお店があります。日本の場合、写真のようなTシャツはだいたい7000円くらいで購入することができますが、バンコクで購入すると10,000円を超えます。Tシャツの他にもパーカーやジャケット、アクセサリーもありますがどれも1.5倍から2倍の金額がします。よってAPEのようなストリートブランドを海外で購入するのは高いと言えます。これはユニクロと同様、関税が高いことが原因です。よってブランドものは日本で購入するのが一番ということですね。
11:タイの物価について ゴルフ編
バンコクのゴルフ価格にについて
高級ブランドやアパレル関連を比較してきましたが最後に、タイに旅行しに行く際にたくさんの人がするゴルフの価格について比較してみます。バンコク周辺にはたくさんのゴルフ場があり、高級ブランドに相当する有名ゴルフ場や、値段重視の安いゴルフ場など様々ですが、ここでは高級ブランドに相当する、バンコク近郊のゴルフ場で値段が高い部類のゴルフ場と日本の高級ゴルフ場と比較してみます。タイの場合はキャディーさんが1人に1人ついて、高いところだとだいたい5,000バーツくらいなので約16,500円になります。日本の場合東京近郊の名門ゴルフ場となると2万円以上はかかり、且つキャディさんがつかないのでゴルフはタイの方が安くてお得と言えます。
12:タイの観光スポット ワットポー
ワットポーについて
ここからはタイの代表的な観光スポットについてご紹介します。まず最初はバンコクの観光スポットで一番の目玉と言っても過言っではないワットポーです。いろいろなガイドブックにも必ず紹介されているワットポーは寝ている大仏がある場所です。
13:タイの観光スポット ワットプラケオ
ワットプラケオについて
ワットポーの次に有名なお寺がワットプラケオです。ワットプラケオはバンコク内に多数あるお寺の中で最も高い地位と格式のお寺です。ワットプラケオは王室の守護寺とされている神聖なお寺です。守護寺という他にも仏陀の遺骨である仏舎利が納められており、タイ全土からお坊さんが集まる場所でもあります。
14:タイの観光スポット ワットアルン
ワットアルンについて
ワットアルンは前項でご紹介させていただいたワットポー、ワットプラケオとならんでバンコク3大仏塔と呼ばれているお寺です。ワットアルンは仏教色が強いタイのお寺において、ヒンドゥー教色が強い珍しいお寺です。金色で作られているお寺が一般的なタイのお寺において白を基調とした建物が多いので一見の価値があるお寺です。
15:タイの観光スポット ロハプラサート
ロハプラサートについて
お寺シリーズの最後はロハプラサートについてです。ロハプラサートはワット・ラーチャナッダラームという寺院の中にある仏塔です。この仏塔は別名鉄の城と呼ばれており、バンコクのお寺で一番独創的な作りと評価が高いお寺です。ロハプラサートを含む、ワット・ラーチャナッダラームは世界遺産に申請された経緯もあり、これからさらに歴史的重要建物になっていくことが予想される場所です。
16:タイの観光スポット アユタヤ歴史公園
アユタヤ歴史公園について
バンコクから車で1時間30分ほどの場所のアユタヤ歴史公園も観光に外すことができない場所です。アユタヤ歴史公園は世界遺産に登録されている場所です。アユタヤ歴史公園とは1300年から1700年にあったアユタヤ王朝の遺跡で当時のお寺や重要文献などを見ることができます。
17:タイの観光スポット ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯
ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯について
ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯もタイの世界遺産の1つで2005年に世界遺産に登録された場所です。ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯では手つかずの自然や、タイ名物である象トレッキングなどアクティブな体験をすることができるのでおすすめです。
18:タイの観光スポット ルンピニ公園
ルンピニ公園について
バンコク市内で休日に観光やショッピングではなくのんびり過ごしたい方にはルンピニ公園がおすすめです。バンコク市内は慢性的な交通渋滞に高層ビルが立ち並んでおり喧噪的な風景で暑いのが特徴ですが、そんな都会においてオアシスのような場所がルンピニ公園です。ルンピニ公園は都会の中にあるのですが、周囲3kmくらいの大きさの園内は自然に囲まれて、大きな池があり、都会とは別世界のような場所です。写真をみていただくとお分かり頂けるように都会の中の森といった感じで園内にはたくさんの日陰があり、暑いバンコクにおいて快適に過ごすことができます。園内にはウォーキングやランニングができる場所があるので休日のんびり過ごしたい方におすすめの場所です。ルンピニ公園の場所はBTSアソーク駅でMRTという地下鉄に乗り換えてルンピニ公園駅で降りると目の前にあります。
19:タイの観光スポット パッポン通り
パッポン通りについて
最後にご紹介させていただくのはパッポン通りです。パッポン通りはBTSシーロム線のサラデーン駅から徒歩5分の場所にある通りの名前です。日中は普通の通りなのですが、夜になると写真のように約800mある通りの両サイドに露天がずらーっと立ち並びナイトマーケットになる場所です。アパレルからアクセサリー、雑貨までありとあらゆるものが販売されている名物スポットで日本人をはじめたくさんの観光客が訪れる場所です。パッポン通りの隣、サラデーン駅すぐの場所にはタニヤエリアと呼ばれる日本食レストランやカラオケ店が密集しておる名物エリアがあるので合わせて訪れてみてください!
20:タイの物価&観光スポットまとめ
ここまでタイの物価&おすすめ観光スポットについてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしたでしょうか?物価についてはバーツと円との関係、タイの消費者物価指数から総合的に考えると高いということが分かっていただけたと思います。一方で飲食やアパレル、高級ブランド等詳細にみていくと、高級ブランドのように明らかに高いものもありますが、飲食の一部やマッサージ、ゴルフなどは安いことがお分かり頂けたと思います。どの分野の物価が安いかあらかじめ分かっていればお得にタイの旅を楽しむことができるのでぜひ参考にしてみて下さい。バーツ高、円安といっても、バーツの最高単位は1000バーツなので短期間の旅行だとついつい1000円と錯覚してしまい、散在しがちですが1000バーツ=3300円ということをお忘れなく!また観光スポットについても有名どころを紹介させていただきまた。ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯意外はバンコク周辺にあるおすすめスポットなので気軽に行くことができます。バンコクには日本の各地から直行便が就航しており5-6時間で訪れることができるのでぜひ次回の旅にはタイも検討してみてください!