山形のおすすめ博物館①「最上義光歴史館」
「最上義光歴史館」は、山形の繁栄を築いた戦国武将として知られる、最上義光に関連した展示が行われている歴史館です。彼は山形の大きな川である最上川の整備や、税や年貢を免除し定期市を開くなどの政策で、領内の復興に尽力しました。そんな最上義光の努力により、藩の財政は潤い確かな地位を築くことになったと言われています。
そして最上家で知られているのは「鬼切丸」という太刀の存在。重要文化財に指定されているこの太刀は、青森ねぶたの由来である坂上田村麻呂が、鈴鹿山にて鈴鹿御前との戦いに使ったと言われています。鬼切丸は「髭切」としての名でも知られており、現代では人気刀剣ゲームに登場していることもあり、かなりの知名度を誇る太刀として知られています。現在この太刀は北野天満宮に収蔵されていますが、「最上義光歴史館」は歴史や刀剣に興味がある方にとって、かなり魅力的な歴史館であることは間違いないでしょう。
【駐車場情報】最上義光歴史館は専用の駐車場がありません。そのため、車で訪れる場合は隣接している「山形市大手町駐車場」を利用することになります。ただし割引・提携サービス等はないため、すべて自己負担となるので注意してください。
山形のおすすめ博物館②「山形市郷土館」
「山形市郷土館」は、明治11年に医学校を併設した県立病院として利用されていた建物を利用し、医学関係資料や郷土史に関する展示を行っている施設です。なかでも「郷土館の三宝」といわれている済生額・ヒポクラテスの像・解体新書&蘭学事始等原本は必見の価値ありです。
かつて病院として利用されていたというこの建物自体も、国の重用文化財に指定されている価値のあるもの。「明治建築の華」「東の正横綱」と称された立派な洋風建築に魅了されること間違いなし。宮大工たちが七か月で完成させたといわれるのが信じられないほどのクオリティの高さです。洋館好きの人はぜひ訪れてみてくださいね。
【駐車場情報】山形市郷土館には専用の駐車場がありません。そのため、車で訪れる場合は霞城公園北東部にある駐車場を利用しましょう。
山形のおすすめ博物館③「山形県立博物館」
「山形県立博物館」では、山形の自然や歴史についての資料が展示されています。見どころは入口にある「ヤマガタダイカイギュウ化石」と国宝の「縄文の女神」。ヤマガタダイカイギュウとは約900万年前に海に生息していたほ乳類です。このヤマガタダイカイギュウの全身骨格模型や化石などが展示されています。また、国宝の縄文の女神は、高さ45cmの巨大な土偶。いずれも貴重な展示品のため、見る価値ありです。
【駐車場情報】「山形県立博物館」を車で訪れる場合、霞城公園北門からのみ入場可能です。駐車場は博物館前に無料のものがあります。そのほか公園内にも無料駐車場があるので、余裕を持って訪れることができそうですね。
山形のおすすめ博物館④「東光の酒蔵」
東北最大級の酒造資料館である「東光の酒蔵」。山形を代表する日本酒の銘柄「東光」を製造している酒造が、自ら開設した施設です。ここでは実際に酒造りを行っていた仕込み蔵や蔵元、酒造りの道具などの酒造資料を見学することができます。また酒販売処も併設されており、東光の試飲や購入をすることが可能です。
試飲エリアでは数種類のお酒を無料で試飲することができます。人気の高い「東光」はもちろん、多くの人がおいしいと舌鼓を打つ献上酒や梅酒なども飲むことができるんですよ。ちなみに、お酒が飲めない人や運転手役の人には甘酒の試飲が用意されています。またショップにはお酒の美容成分を取り入れた化粧品や、運試しのお酒ガチャなどもあるので、お土産探しにもおすすめです。
【駐車場情報】「東光の酒蔵」には、隣接した無料駐車場があります。乗用車向けに30台分のスペースが確保されているので、平日ならば余裕を持って訪れることができそうですね。
まとめ
山形には歴史や建築、化石からお酒まで幅広いジャンルの博物館があります。もちろん今回紹介した博物館のほかにもさまざまなテーマで開かれている施設もたくさんありますから、ぜひ自分のお気に入りの博物館を見つけて訪れてくださいね!