そもそも進撃のスクールカーストとは一体どんな物なのでしょうか。海外の反応もいい進撃の巨人本編に関係があるのか、どのようなあらすじなのかをまず紹介します。進撃のスクールカーストに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

進撃のスクールカーストとは、2016年8月9日に販売された「進撃の巨人ANSWERS（アンサーズ）」に初めて掲載された作品です。ANSWERSは、進撃の巨人公式ガイドブック第3弾でもあります。そしてスクールカーストとは、学校内での生徒の上下関係をランク分けするという制度です。

ランクを大きく分けると、地位の高い順に「ジャック＆クイーン・ビー」「サイドキックス」「ナード」「バッド・ボーイ＆バッド・ガール」と分かれています。そして、ANSWERSで掲載された後も、その人気ぶりからウソ予告に再度登場する作品です。

進撃のスクールカーストは、進撃の巨人本編に登場する一部のキャラたちが、ウォール高校に通いスクールカートされたらどうなるかという物語です。学校内でスポーツが出来るキャラほどランク上位になります。100年前に始祖の巨人がウォール高校でアメフト部を設立し、アメフト部は絶対的な権力を持っているのが特徴です。そんなウォール高校の中で、さまざまなキャラが日常を送っています。

進撃の巨人本編に登場するキャラの中でも、進撃のスクールカーストに生徒として登場するキャラは、104期生です。登場キャラが、どのような地位にあり、どのような特徴を持っているのかなどを紹介します。

ライナーは、進撃のスクールカースト内で「Jock（ジョック）」に位置しています。ジョックはアメフト部に所属する「学校の王」です。また、学校内でも特に人気の生徒で、弱い者いじめを許さないキャラでもあります。ウソ予告で再登場した際には、ヒストリアに好意を持っている描写があります。しかし、ヒストリアはライナーがなぜ人気なのか分からないようで「ただのゴリラ」と発言するほどです。

ライナーは、スクールカーストで学校の王として人気を集めています。しかし、本編では悲劇の男と言われています。以下の記事では、ライナーが悲劇の男を言われる理由や、最新話での行動などを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

本編で登場するヒストリアは、進撃のスクールカースト内で「Queen Bee（クイーン・ビー）」に位置するチアリーダーです。ヒストリアは進撃の巨人最新話で女王を務めていますが、進撃のスクールカースト内でも「学校の女王」として君臨しています。また、セレブの娘として誕生し、何不自由のない生活を送ってきた設定のキャラです。

そのため、人生を楽しくないと感じており、学校内でもつまらなさそうにスマホばかりいじっています。女王に位置するが故に、学校内ではギークたちが取り巻いていますが、ヒストリア自身はギークに少しも興味がありません。

エレンは進撃の巨人で主人公を務めているキャラです。しかし、進撃のスクールカースト内では何の地位もない「普通の人」として登場します。また、元々友達がいない設定で、日常生活をつまらないと感じています。そのため、夢で学校がゾンビに襲われた時には嬉しがり、それが夢だと分かった時にはがっかりしていました。

その後、ジャンにいじめられていたアルミンを助けたことでミカサやアルミンと関わるようになります。そして、エレン自身は自覚していませんが幽霊が見える体質が特徴です。そのため、ウソ予告でもエレン、ミカサ、アルミンの会話に幽霊が混ざっている描写がありました。

ヒッチは進撃のスクールカースト内で「Wannabe（ワナビー）」に位置しています。学校内の女王であるヒストリアの取り巻きをしており、あわよくば自分も人気になりたいと思っている設定です。そのため、自分より立場が上であるライナーやヒストリアの意見には決して反対せず、肯定しかしません。その結果、ヒストリアには「AIみたい」と思われています。

ベルトルトは進撃のスクールカースト内で「Messenger（メッセンジャー）」に位置しています。本編でライナーと常に一緒にいるベルトルトは、進撃のスクールカーストでもライナーと常に一緒にいるのが特徴です。しかし、本編とは違いウソ予告ではライナーの使いっぱしりとして紹介されていました。

マルロは進撃のスクールカースト内で「Preps（プレップス）」に位置しています。基本的にライナーの取り巻きとして行動していますが、ベルトルトのように常に一緒にいるわけではありません。正義感が強いため、慈善活動や政治参加の呼びかけに力を入れています。しかし、誰彼構わず呼びかけてしまうのが特徴です。

ユミルは進撃のスクールカースト「Pleaser（プリーザー）」に位置しています。ヒストリアの取り巻きの中でも最上位でヒストリアと親しい関係です。ウソ予告でもヒストリアと仲良く会話している様子が描写されました。そんなユミルは、ヒストリアを甘やかし自分なしでは生きていけないと思わせることを目標にしています。

ミカサは進撃のスクールカースト内で「Goth（ゴス）」に位置しています。黒髪のポニーテールでネックレスやピアスなど進撃の巨人本編とは全く違う格好をしているのが特徴です。いつも絡んでくるジャンを毛嫌いしており、撃退する呪いを模索しています。そのため、アルミンに絡んでいたジャンを撃退したエレンをとても慕っており「闇の騎士」と呼んでいます。

進撃のスクールカートのミカサは、オカルトが大好きな反面、宗教団体には興味がありません。したがって、エレンをさらった唯一神ユミルの団体を神の奴隷共と罵っているシーンが描写されていました。

マルコは進撃のスクールカースト内で「Brein（ブレイン）」に位置しています。また、アルミンとはオタク仲間で親しい関係にあり、ガリ勉という特徴を持っています。降霊術をエレン、ミカサ、アルミンと共に試した際に事故で死亡し幽霊的存在になっていました。

アルミンは進撃のスクールカースト内で「Geek（ギーク）」に位置しています。アルミンは日本のアニメが大好きなオタクです。ジャンから助けてくれたエレンのことを慕っており、エレンと共に映画を見たいと思っていますが、エレン自身は興味がないため断り続けています。

基本的に弱気の性格です。しかし、頭がよくエレンに関する嘘の噂が出回った時には、ヒストリアに貸しを作りすぐに収束させました。さらに、エレンが宗教団体にさらわれた時もエレンを助けるために役に立ちます。

ジャンは進撃のスクールカースト内で「Bad boy（バッド・ボーイ）」に位置しています。モテると思って不良を演じているキャラで、アルミンやミカサによく絡んでいるのが特徴です。進撃の巨人本編と同じようにエレンとは折り合いが合わず、会う度に喧嘩をしています。

ジャンは、本編が進む中でも生き続けている数少ないキャラの1です。本編のジャンがどのような人物で、4年後にどのような姿になっているのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。

アニは進撃のスクールカースト内で「Bad girl（バッド・ガール）」に位置しています。ジャンと同じ不良として登場しますが、アニ自身はジャンと同じだと思われたくないようです。義理の父親と仲が悪く、反抗期中という設定です。

サシャは進撃のスクールカースト内で「Floater（フローター）」に位置しています。進撃の巨人本編と同じように食べ物が大好きです。しかし、食べられる物と食べられない物の区別があまり付かないというおバカキャラでもあります。

本編に登場するサシャは、物語が進む中で死亡しました。サシャの死亡原因や、最期の様子が知りたい方は、以下の記事をぜひ参考にしてください。

コニーは進撃のスクールカースト内で「Slacker（スラッカー）」に位置しています。コニーは進撃の巨人本編と同じく圧倒的なバカとして登場しました。

続いて、進撃のスクールカーストに先生として登場するキャラを紹介します。生徒も一癖ある設定ばかりでしたが、先生役として登場する人物達も一癖あり面白いため、ぜひ参考にしてください。

エルヴィンは進撃のスクールカースト内に歴史の先生として登場します。一見、普通の先生に見えますが、人が笑わないタイミングで笑ってしまう変人です。

リヴァイは進撃のスクールカースト内で清掃員として登場します。進撃の巨人本編と同じように綺麗好きで清掃を担当しているようです。生徒内ではマフィアのボスだったという噂が流れており、怖がられている存在でもあります。しかし、リヴァイ自身は一緒に清掃を行ったエレンを気に入っており、よく話しかけている描写がありました。

ハンジは進撃のスクールカースト内で化学を担当している教師として登場します。エルヴィンよりも変人で、好奇心を満たすためには法すら犯してしまうのが特徴です。

スクールカーストで変人として登場するハンジは、本編に登場するキャラの中でも変人と呼べるような行動をしています。本編のハンジがどのような経緯で死亡したのか、どのような人物なのかなど詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひ参考にしてください。

続いて、進撃のスクールカーストに生徒でも先生でもない立場として登場するキャラを紹介します。生徒でも先生でもないキャラは、謎の多いキャラとして登場する人物が多いです。

進撃のスクールカートには旧リヴァイ班も登場しますが、どのような設定なのかは謎です。ウソ予告で登場した旧リヴァイ班は、リヴァイに最新のクレンザーを渡す役でした。

本編に登場する旧リヴァイ班については、以下の記事で詳しく紹介しています。旧リヴァイ班のメンバーや活躍を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ガビとファルコはウソ予告の物語が進む中で登場します。道を歩いていたエレンを唯一神ユミルの宗教団体へ誘う役を担っていました。

ジークは進撃のスクールカースト内に唯一神ユミルを慕っている宗教団体の一員として登場します。エレンを奪還されたことで怒りをあらわにしていました。

続いて、進撃の巨人単行本の終わりに記載されているウソ予告の内容をまとめて紹介します。今回は、進撃のスクールカーストが描写された21～31巻の内容を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

進撃の巨人単行本21巻に描かれたウソ予告から進撃のスクールカーストはスタートしました。21巻のウソ予告は始まりと言うこともあり、生徒として登場するキャラの設定や情報を紹介する程度でした。それでも、それぞれのキャラの個性が分かり、本編と同じ部分もあれば変わっている部分もあるため、面白い内容になっています。

進撃の巨人単行本22巻に描かれた進撃のスクールカーストは、先生役として登場するキャラたちの紹介でした。3人の先生がどのようなキャラでどのような一面を持っているのか知れるウソ予告です。

進撃の巨人23巻からいよいよ、進撃のスクールカーストの物語が進み始めます。23巻ウソ予告のあらすじは、マフィアのボスという噂が広まっているリヴァイが、何かの取引をしている所にエレン、ミカサ、アルミンが遭遇するというものです。

そして、リヴァイの取引相手として旧リヴァイ班が登場しました。3人が疑いの目でリヴァイを見ている中、グンタが取引している物は最新のクレンザーだと明かします。

進撃の巨人単行本24巻で描かれた進撃のスクールカーストは、取引を見られたリヴァイがエレンの家に行き、一緒に掃除をするという内容でした。リヴァイのことをマフィアのボスだと思っているエレンは、リヴァイが自宅にまで来たのに驚き、クレンザーを褒め称えます。

進撃の巨人単行本25巻に描かれた進撃のスクールカーストは、ヒストリアとライナー、その取り巻きであるサイドキックスたちの会話が描かれていました。ライナーはヒストリアに好意を抱いていますが、ヒストリアがライナーに対してよく思っていない気持ちが明らかになります。

そしてヒストリア達が会話をしているすぐ近くに、リヴァイに話しかけられているエレン、ミカサ、アルミンがいました。親しそうに話しているリヴァイとエレンたちを見たヒストリアは「あいつ（エレン）に酷いことをされた」と発言するのです。

進撃の巨人単行本26巻に描かれた進撃のスクールカーストでは、ヒストリアの一言によりエレンが取り巻きたちにいじめられる内容です。そして、エレンはヒストリアに謝罪を求めますが、なかなか謝らないヒストリアを見て、エレンが頭から噛みつくという展開になりました。

進撃の巨人単行本27巻に描かれた進撃のスクールカーストでは、25巻で嘘をついたヒストリアがいじめの対象になりました。しかし、アルミンに指示されたようにエレンが自分が悪かったと言い、ヒストリアを救う形になります。その後、アルミンとミカサの悪い顔が見られる貴重なウソ予告でした。

進撃の巨人単行本28巻に描かれた進撃のスクールカーストは、降霊術を行うエレン、ミカサ、アルミン、マルコが描写されています。そしてマルコが霊と交信してしまい、最後には顔半分が巨人のような姿になってウソ予告が終わりました。

進撃の巨人単行本29巻に描かれた進撃のスクールカーストは、エレンの夢オチ展開でした。エレンの夢の中では、世界にゾンビが現れミカサたちを助けます。しかし、夢だと知ったエレンが泣き崩れるという内容です。

進撃の巨人30巻に描かれた進撃のスクールカーストは、道を歩いていたエレンをガビとファルコが唯一神ユミルの宗教団体に誘う内容でした。エレンはガビとファルコの後ろに始祖ユミルがいるのに気づきます。始祖ユミルがいることを伝えると、2人はエレンをさらったのです。連れ去られる所を、偶然後ろを歩いていたミカサとアルミンが見かけるという展開でした。

進撃の巨人単行本31巻に描かれている進撃のスクールカーストは、連れ去られたエレンを助け出す内容です。州知事としてザックレーも登場し、警察にも頼れないエレンは椅子に拘束され絶望します。

しかし、そこでライナーが扉を突き破り、ヒストリアやミカサなどと共に助けに来ました。ヒストリアやライナー達まで助けに来た理由は、アルミンがいじめの対象になっていたヒストリアを助けた時の借りを返すように言ったためです。

進撃のスクールカーストは、作者が好きなように描いている物語です。そのため、好き嫌いが分かれやすいのも特徴でしょう。作者は、進撃のスクールカースト以外にも様々なウソ予告を書いていますが、評判はどうなのでしょうか。最後に、ウソ予告の評判を紹介します。

進撃の巨人の最終回が近いため、単行本が販売されなくなるとスクールカーストも最終話を迎えます。この読者は、進撃のスクールカーストが面白いあまり、本誌で続けて欲しいと願っているようです。

この読者は、進撃の巨人本編の内容が難しいあまり、最終的には進撃のスクールカーストしか読まなくなったそうです。それほどウソ予告が面白いということでしょう。

スクールカーストはもちろん、本編の進撃の巨人も面白いと評判になっています。進撃の巨人の面白い理由を知りたい方は、以下の記事をぜひ参考にしてください。

進撃のスクールカーストは、人間が次々に死んでしまう本編とは違い、ギャグ要素の強い内容です。そのため、読者の評判も良く、続編を希望している方が多いです。そんな進撃のスクールカーストが、最終話でどのような結末を迎えるのか楽しみにしておきましょう。