ドイツおすすめ博物館～博物館島 in ベルリン～
ベルリンの博物館と言えば世界遺産にも登録されている博物館島にある５つの博物館です。ちなみにドイツと言えば1989年11月9日のベルリンの壁崩壊で東西ドイツ統一を果たしましたが、この博物館島ができたのが1830年、第二次世界大戦の被害をこの島も例外なく受けました。よって貴重な美術品も東西に分かれて保管されることになりましたが、統一後は元の場所に展示を戻し建物の再建が行われています。そんな歴史のある博物館島にある美術館はミュージアムパスで1日すべての美術館に入場できますのでおすすめです。
ペルガモン博物館
博物館島1番人気の博物館です。入場制限がありますので、この博物館から見て回ることをおすすめします。この博物館のみどころは古代ギリシャ、ペルガモンのゼウス大祭壇と古代都市バビロニアに存在したイシュタール門です。発掘された遺跡をこの島に持ち込み再現したものが展示されていてスケールが違います。
新博物館
古代エジプトの遺跡や美術品を中心に展示しているこの博物館のみどころはなんといっても、エジプトの王妃ネフェルティティの胸像です。世界中からこれを目当てに多くの見物客が押し寄せます。
旧博物館
5つの博物館の中で一番古いこの博物館は古代ギリシャ・ローマ時代の彫刻などを中心に展示されています。建物自体もギリシャの神殿のような造りで見ごたえがあります。
旧ナショナルギャラリー
ここではマネやモネなどのフランスの有名な作品が展示されているだけでなく、ドイツ東西分裂の歴史資料なども所蔵されています。有名な作品などがないためか、1番空いている場所です。他の博物館の混雑状況を見ながら訪れるのがおすすめです。
ボーデ博物館
宮殿のような建物の博物館で内装が人気の博物館です。宗教画がメインの展示でコインのコレクションなども見ることができます。
ドイツおすすめ博物館～ドイツ博物館 in ミュンヘン～
約10万点ものコレクションを所蔵するドイツ博物館は世界最大級の博物館です。みどころは、なんといっても実物志向なところです。レプリカではなく当時のものをメンテナンスを続け展示し続けているので、その点についても注目してみてみて下さい。例えば飛行機を発明したライト兄弟のフライヤー・スタンダードＡ号。実物が展示されています。
ドイツおすすめ博物館～ドイツ歴史博物館 in ベルリン～
ここは名前のとおりドイツの歴史が学べる博物館になっており、時代や年代ごとに区切られて展示されているのでので順をおってドイツの歴史の流れが分かりやすく展示してあります。なお、ナチス時代も事実がリアルに展示されており、最後のみどころはベルリンの壁の一部と崩壊当時の様子のムービーなどが展示されています。
ドイツ薬事博物館 in ハイデルベルク
ドイツといえば医療先進国。ハイデルベルク城の城内には無料のドイツ薬事博物館があります。ルネサンス期から19世紀までのアポテーケ（ドイツの薬局）で使われていた容器や薬のコレクションがあります。ところどころ匂いを嗅いだりと体験できるコーナーがあり楽しみながら展示物を見て回れる博物館です。古い薬瓶はとても可愛く童謡の世界に迷い込んだかのようです。
ドイツおすすめ博物館～ダッハウ強制収容所～ in ダッハウ
ドイツの負の遺産ですが、歴史をちゃんと学ぶ上で訪れておきたい場所です。ここはミュンヘン郊外にある最も古いナチスドイツの強制収容所です。ここには20万人もの人々が収容され4万人以上の方が過労や人体実験により亡くなりました。過酷な収容所生活を生き抜いた方の協力によって作られたドキュメンタリーなどの囚人たちの人生に焦点を当てて展示されています。この施設は反省の意味も込めて無料で開放し維持されています。
まとめ
ドイツには発明品や希少価値のある遺跡そして負の遺産を展示した博物館がたくさんあります。ドイツの博物館を訪れると歴史や文化などいろいろなことが学べるのでドイツに行く際はどこか１つでも訪れてみることをおすすめします。
