台湾の季節と気候をチェック!
台湾は北部と南部で気候が違います。北部が亜熱帯で南部が熱帯になります。ですので、南部と北部では気候が違います。北部の主な観光地は、台北、桃園、基隆、九份、などです。そして、北部よりも暑い日が多い南部の観光地は高雄、台南、墾丁、屏東、などです。台湾の季節ごとの気候と服装、気候に合わせたおすすめのアイテムなど紹介します。
台湾の季節別の気候とおすすめの服装①春(3月から5月)
晴れている日は暑さを感じるくらいですが、比較的過ごしやすい気候です。台湾観光に適した季節と言っても良いかもしれません。日中は暑いので半袖の服装で過ごせますが、朝、晩は肌寒いので上着があると良いでしょう。最高気温と最低気温の温度差が激しい時期なので、体調管理に気を付けながら観光を楽しんで下さい。また、5月から梅雨時期に入るので、5月は折り畳みの傘などの雨具を持って行く事をおすすめします。
台湾の季節別の気候とおすすめの服装②夏(6月から9月)
6月から本格的な夏が始まり、日差しが強くなります。気温もどんどん上がっていき観光するにも熱中症に注意しなければいけません。7月に入ると真夏になり日中に屋外で観光をし続けるのはおすすめできません。熱射病対策は怠らない様にして下さい。博物館など、室内での観光がおすすめです。また、南部ではスコールが多くありますので、雨具は必須です。傘よりもレインコートがおすすめです。防水加工のされたカバンなどもおすすめですよ。服装は、半袖で良いでしょう。台湾の交通機関や店内は過剰にエアコンが効いていますので、ストールや薄手の上着があると安心です。暑さと、雨とがある台湾ではサンダルがおすすめです。日本から持って行くよりは、台湾に着いてから可愛い雑貨店などで買うのも良いと思います。お土産代わりにもなりますね。7月、8月の台湾旅行は、暑さなどもあり、あまりおすすめできません。また、台風の季節でもあるので、暴風雨で観光ができなくなる可能性もあります。
台湾の季節別の気候とおすすめの服装③秋(10月から11月)
10月になると、少しづつ気温が下がってきます。と言っても、まだまだ日本人には暑く感じます。しかし朝、晩は気温が20度前後になりますので、薄手の上着があると安心です。比較的、過ごしやすい季節ですので、台湾の秋は観光におすすめです。絶景スポットめぐりもこの季節におすすめします。11月は日本の春の様な気候と考えてもらうと良いかもしれません。
台湾の季節別の気候とおすすめの服装④冬(12月から2月)
日本の冬よりは暖かいですが、曇りや雨などの気候の日が多く少し肌寒く感じる季節です。また、2月などは寒波に襲われる事もありますので、服装は厚手の上着がおすすめです。日本の12月上旬くらいの気候と考えて良いと思います。特に北部は雨が多く、雨に濡れると体温も下がりますので、台北に行かれる方は傘やレインコートは必須と考えておいた方が良いと思います。逆に南部は雨があまり降りません。
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント①三仙台
台東にある三仙台です。台東は、台湾の南東部に位置します。気候は、夏の時期に雨が多く高温多湿になります。冬の時期は乾燥し温暖な気候となります。おすすめの時期は、蒸し暑くなく、猛暑でもない10月から4月です。服装は、10月、11月は半袖と、薄手の長袖があると良いでしょう。12月から2月は厚手の長袖が必要です。台東の絶景スポット三仙台は、大きなアーチ状の橋が波を打っているような、巨大な龍が海の上を走っているような橋が目立ちます。1987年に完成し東海岸で有名な観光スポットとなっている絶景ポイントです。伝説によると呂洞賓、李鐵拐、何仙姑の3仙人がここに来たということで、三仙台と呼ばれているそうです。台湾へ行ったら必ず行って欲しい絶景ポイントなのですが、アクセスが良くないのが難点です。果てしなく遠い観光地ではありますが、台東観光の際には足を運んでみてはいかがでしょうか。
場所:台東県成功鎮港辺路21号/アクセス:台鉄、花蓮駅からバスで約2時間/台東バスターミナルからバスで1時間45分
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント②十三層遺址
現地の人から「天空之城」と呼ばれている十三層遺址です。十三層遺址は1933年に日本人によって建てられた鉱山工場で、1985年に製錬所は閉鎖され現在は廃墟となっています。金瓜石で掘り出された金は、ここで選別され、冶金され精錬されていました。旧日本軍の隠した金が中にあると言う噂もあり、廃墟マニアは一度は行ってみたいスポットではないでしょうか。しかし土壌汚染が進んでいて、ほとんどの場所が立ち入り禁止となっています。展望台がありますので、展望台から神秘的な風景を見る事ができます。
場所:新北市瑞芳区金瓜石/アクセス:台鉄、瑞芳駅からバス(本数が少ないです)
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント③阿里山
春は桜、秋には紅葉と四季折々の魅力がある阿里山です。また、雲海、日の出、森林、鉄道、夕霞の「五大奇観」として知られています。標高2000m超から望む絶景は、一度は訪れる価値ありです。阿里山森林鉄道は、日本統治時代に材木を運ぶ為に造られた物で、レトロな車両のファンも多く阿里山森林鉄道目当ての観光客も多く訪れます。雲海がみられる気候は1月2月がおすすめ。かなり寒くなりますので、服装は防寒具を忘れない様にして下さい。阿里山は美味しい烏龍茶の産地である事も有名ですので、お土産には烏龍茶がおすすめです。
場所:阿里山国家森林遊楽区/アクセス:台湾新幹線、高鉄嘉義駅から阿里山行きバスで約2時間
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント④日月潭
台湾3大観光地の1つである日月潭は、台湾で最大の淡水湖です。深緑色の湖が日差しの具合で、翡翠色に見える場所があります。とても美しい湖ですので、おすすめです。湖畔を周遊する遊覧船に乗って美しい景色を堪能する事ができます。また、ロープウェイで九族文化村と連結していて、先住民の伝統的民間習俗と集落の生活を体験できたり、アミューズメントパークで楽しむ事もできます。
場所:南投県魚池郷/アクセス:台北から高速バスで約4時間、台中から高速バスで約1時間半
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント⑤七星潭
断層によって形成された海峡で、美しく弧をなした海岸線が特徴的な七星潭です。七星潭は朝に行くのがおすすめ。海の色が青く、黒い石が透き通って見えるほどです。9時から10時くらいには、近くにある空軍基地からF16戦闘機が上空を飛行して行きます。すごい音ですが、なかなか見られない光景ですよ。七星潭は海水浴はできません。天気が良く、穏やかな気候の時に散歩などにでかけるのがおすすめです。
場所:花蓮県新城郷北埔村/アクセス:台鉄、花蓮駅からタクシーで20分ほど
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント⑥老梅石槽
台湾最北端に位置するビーチ老梅石槽です。浜辺に不思議な形の岩が並んでいて、その岩に海藻がこびりついた物が神秘的に美しい光景を映し出してくれます。この現象は3月中旬から5月末までくらいにしか見られませんので、この気候に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
場所:新北市石門区老梅社區沿海/アクセス:MRT淡水信義線、淡水駅からバス。「老梅」バス停すぐ
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント⑦野柳地質公園
奇形岩が並ぶ圧巻の光景が見られる野柳地質公園です。地殻変動などが1000万年という年月繰り返されてこの様になったそうです。女王頭や、キャンドル石など名前がついていて、自然が創り出したアート作品に心を奪われます。台北から日帰りで行けるアクセスの良さもおすすめポイントです。
場所:新北市萬里区野柳里港東路167-1/アクセス:台北駅からバス「野柳」バス停下車
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント⑧太魯閣渓谷
台湾のグランドキャニオンと言っても過言ではないでしょう。人生において一度は訪れて欲しい場所太魯閣渓谷です。花蓮県を流れる立霧渓が太魯閣の大理石を侵食してできた渓谷には高山や断崖、滝などがあり大自然を感じる事ができます。台湾中部の花蓮県にあり、その昔「德魯古族人」と「泰雅族」が一緒に暮らしていました。日本統治時代には、日本人も集落を作り暮らしていたそうです。台北からは電車だと3時間ほどかかります。飛行機ですと台北から35分で花蓮空港に着きますので日帰り観光も可能です。ゆっくり楽しみたいと言う方は花蓮に宿泊したり太魯閣に宿泊する事も可能です。また花蓮は温暖な気候ですので、日中は半袖の服装で良いですが、標高が高い山間部の観光は朝、晩は冷えるので長袖の服装の方が良いでしょう。9月10月は雨が多く、花蓮は台風の影響を受けやすい地域ですので観光は避けた方が良いかと思います。また、花蓮は地震が多いエリアでも知られており、太魯閣渓谷を観光する際はがけ崩れなどにも注意が必要です。
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント⑨西吉嶼、灶籠 (光のカゴ)
空が透けて見えるような美しい台湾の青の洞窟。台湾本島の西に位置する無人島である西吉嶼にある洞窟です。波の侵食によって崖が削られてできた洞窟ですが、何とも神秘的で幻想的です。しかし、規制の為に中には入れません。近くまでは行けますので、取り囲む玄武石柱が見られます。これだけでも十分絶景が楽しめますよ。西吉嶼への定期便が無い為、澎湖のホテルが斡旋しているツアーに参加する事をおすすめします。約1時間で着きますので外から素晴らしい景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。中はとても危険ですので、絶対に入らないで下さい。入ると罰金だそうです。
場所:澎湖県望安郷882/台北から国内線で馬公空港へ(約50分) 馬公空港からツアー船など
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント⑩愛河
日本統治時代に運河として開拓された高雄にある愛河。川沿いにオシャレなカフェなどが立ち並び、高雄のデートスポットとしても有名です。特に日が落ちる間際は、夕日で真っ赤に染まりロマンチックな雰囲気です。気候が良い日には散歩などをするのもおすすめです。また愛河を更に楽しみたい方はリバークルーズがおすすめです。500円ほどで乗船できます。高雄アンバサダーホテルが美しくライトアップされている横を通り、ゴージャスな夜景を楽しめます。インスタ映えもバッチリですよ!
場所:高雄市前金区中正四路/アクセス:台湾鉄道または高速鉄道で高雄駅下車→高雄MRT鹽埕埔駅下車
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント⑪花蓮港
ご存知ない方も多いかもしれませんが、台湾の東側の海にはクジラやイルカが多く生息していて、世界でも多くないクジラやイルカに出会える海です。観賞シーズンは、5月から10月。花蓮港の他にも宜蘭県の東石港、台東県の成功港からツアー船が出ています。気候が良く、運が良ければ沢山のイルカやクジラに出会う事ができます。船のガイドは北京語での解説ですが、イルカやクジラを見られれば言葉は分からなくても楽しめます。花蓮の海には10種類ほどのクジラやイルカがいるそうで、なんとシャチもいるとか。約1時間半のホエール、ドルフィンウォッチングを楽しんでみて下さい。気候が良ければ、船に揺られて気持ちが良さそうですね!船に乗る際の服装ですが防水加工の長袖がおすすめ。暑いので、通気性が良い服装が良いですね。もちろん帽子とサングラスをお忘れなく!双眼鏡もあると便利ですね。港にお店があり、帽子や日焼け止めなど販売していますが、使い慣れた物のが良い方は持って行く事をおすすめします。
場所:花蓮市花蓮港(観光船は港に数社あり)/台鉄・花蓮駅から車で20分ほど
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント⑫彩虹眷村
台中市に、鮮やかな絵で覆われた地区があります。台湾っ子のインスタ映えスポットとしても注目されています。もともとは中国での内戦で敗退し、台湾に渡ってきた軍人さん達が住んでいた地区です。彩虹は、中国語で虹の事を言います。日本語に直訳すると「虹の村」です。香港出身のおじいさんが、この地区の建物の取り壊しが決まった頃に様々な場所にペンキで絵を描き始めました。理由は退屈だったから。だそうですが、きっと想いがあり描き続けていたのではないでしょうか。独特で、配色が素敵な絵は絶景です!見ているだけで元気をもらえる様です。おじいさんの絵のお陰で、再開発の取り壊しも無くなり、今では観光スポットになりました。お土産や虹色のアイスなども販売していて、かわいい雑貨のお土産は女性には喜ばれそうですよ!
場所:台中市春安路56巷/アクセス:台鉄・台中駅からタクシーで30分ほど
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント⑬平渓天燈祭
気球の原理と同じランタンに願いを書き込み、夜空に飛ばします。このランタンが一斉に夜空に上がって行く幻想的な景色を見に、毎年多くの観光客が訪れます。毎年、旧正月の15日に開催されています。2019年は2月19日に平渓天燈祭が開催されます。年に一度のイベントですが、いつかは行ってみたい台湾の絶景スポットです。ランタンを飛ばす夜の時間帯はかなり冷え込みますので、服装は厚手の長袖をおすすめします。尚、平渓天燈祭は年に一度ですが、ランタン飛ばしはいつ行っても体験する事ができます。
場所:十分広場(十分駅より徒歩約20分ほど)/アクセス:台北駅から瑞芳駅、平渓線に乗り換え十分駅下車
気候の良い日に行きたい台湾の絶景ポイント⑭大湖公園
台北からMRTで行ける絶景スポット「大湖公園」です。MRT文湖線の大湖公園駅で下車するとすぐ目の前に公園が広がっています。休日になると台湾っ子がピクニックや釣りを楽しんでいます。この公園のどこが絶景スポットかと言うと湖面に写る中国式の錦帯橋です。夕方からはライトアップされ神秘的な景色を見る事ができます。また湖中に建つ水榭歌台は中国式の優美なスタイルが美しい建物です。湖からシロサギが飛び立つ姿なども見られ、のんびりと公園で過ごすのも良いでしょう。台北からMRTに乗り30分ほどで行けますので、時間がない観光の合間でも絶景を楽しむ事ができますので、おすすめです。
場所:台北市內湖区成功路5段31号/アクセス:MRT文湖線大湖公園駅で下車すぐ
最後に
いかがでしたでしょうか。台湾はグルメや夜市というイメージが強いと思いますが実は自然が多く、たくさんの絶景スポットがあります。台北からは少し足を延ばさないと行けない所も多くありますが、台湾には安全で快適な台湾新幹線がありますので、台湾新幹線を使って移動するのもおすすめです。台湾観光の際には、参考にして下さい。