ニューヨーク・ハーレムはゴスペルが有名
ニューヨークにあるハーレムはアフリカンアメリカンと呼ばれる人種の人たちが住んでいた場所として有名ですが、現在はニューヨークの家賃高騰などもあり黒人以外の人たちもハーレムに移り住むようになり、現在のハーレムの黒人の割合は50%ほどと言われています。ハーレムではゴスペルを見てみたい!と思う人も多いですが、ここではハーレムの治安や場所、ゴスペル鑑賞について解説します。
ニューヨーク・ハーレムはどこにある?
ハーレムはマンハッタンの上のエリアにあり、番地で言うと110丁目より上から155丁目までがハーレムだと言われています。その中でも人種や文化によりコミュニティが形成されており、スパニッシュハーレムやウエストハーレム、セントラルハーレムなどと分けられています。ニューヨークでは、人種差別には厳しい国なので、「黒人」などの言葉は気軽に使わないよう気をつけてください。
ニューヨーク・ハーレムの治安
ハーレムはガイドブックなどでは治安が悪いので近づかないようにと書かれていたり、日本人にはあまりいいイメージがない人も多いです。しかし、昼間は人通りも多く治安の悪い雰囲気は全くありません。もちろん日本とは違うため、事件や事故に巻き込まれないための警戒は必要ですが、昼間なら人通りの少ない通りに入らない限り楽しく観光ができる場所です。
ハーレムにはウォールアートやアポロシアターなど見どころも多く、独特な雰囲気もあるためハーレムが好きな日本人も多くいます。夜になっても人通りの多い場所なら比較的安全ですが、できるだけ観光は昼間の明るい時間にするのがおすすめです。
ニューヨーク・ハーレムの行き方
ハーレムに行くには地下鉄を使うと便利です。乗る場所によって利用する地下鉄の線は変わりますが、ほとんどの地下鉄は125丁目に駅があります。125丁目で降りるとハーレムの大きな通りになっているので安心です。逆に少し前や先の駅で降りると人があまりいないエリアであることもあるので、乗り降りは125丁目を利用するのがおすすめです。
歩いていると人が少なくなるエリアがあったりしますが、雰囲気的に危なそうだな、と感じる場所には興味本位で近づかないようにしてください。
ニューヨーク・ハーレムでゴスペル鑑賞
日本人がゴスペルを知るようになったきっかけは映画「天使にラブソングを」の影響が大きいと言われています。映画内でもゴスペルを歌うシーンに鳥肌が立ったり感動した人も多いと思います。あのゴスペルを実際に見てみたいという人も多く、ハーレムには毎週たくさんの観光客が訪れています。
ゴスペルは、昔奴隷として連れてこられた黒人たちが、神に賛美を捧げるために歌った音楽だと言われています。宗教行事なので、興味本位で鑑賞してもいいものなのかと思う人もいるかもしれませんが、協会は観光客を受け入れてくれます。しかし、参加する際は、参加させてもらっているという意識を忘れずにマナーを守り、最後には寄付をすることが大切です。礼拝は日曜日にあるため、日曜日に合わせて旅行を計画するのがおすすめです。
自分たちで協会に行くのが勇気がいると思う場合は日本語ガイド付きのオプショナルツアーもあるためツアーで参加すると安心です。ハーレムが本場ですが、マンハッタンでもゴスペル鑑賞ができる協会があります。ハーレムまで行く時間がない人はマンハッタンの協会もおすすめです。
まとめ
ニューヨーク・ハーレムの行き方や治安、ゴスペル鑑賞について解説してきました。ニューヨークは、エリアによって独特な雰囲気がある場所が多く、ハーレムもその一つです。現在は治安もかなり良くなってきているため、ぜひハーレム観光に出かけてみてください。ゴスペル鑑賞も実際に見ると感動します。