橋は海の絶景を楽しめるベストスポット
沖縄旅行の楽しみといったらやっぱり「きれいな海」ですよね。吸い込まれるようなコバルトブルーの海は、泳がなくても、見ているだけでもとても癒されます。ビーチから眺める海ももちろん綺麗ですが、沖縄で海がきれいに見えるスポットといえば実は「橋」なのです。最近はドローンによる撮影で、絶景を真上から見ることが流行っていますが、海の上に架けられた橋からは、底まで見えるほど透明で透き通った海の景色を楽しむことが出来ます。
沖縄の絶景橋①古宇利大橋
「古宇利島」は嵐が出演したJALのcmをきっかけにブレイクした島で、今では年間でおよそ80万人の観光客が訪れる沖縄を代表する観光地となりました。古宇利島(こうりじま)の語源は「恋島(くいしま)」であると言われていることに加え、島の北側にあるティーヌ浜にはハート形をした岩、通称「ハートロック」があります。最近では、古宇利島のハートロックと沖縄本島南部にある「ぐしちゃんのハートロック」の両方で写真を取ると、想いが結ばれるという口コミが広がり、嵐のファンだけでなく、全国からカップルや恋愛成就を願う人々が訪れます。多くの観光客が訪れている一方で、沖縄の島らしい古民家やサトウキビ畑といった原風景が今も残されているのも魅力のひとつです。
そんな古宇利島へは隣の屋我地島から「古宇利大橋」を渡っていくことが出来ます。2005年に開通した、全長1960mの古宇利大橋はコバルトブルーの海の上に架けられているので、まるで水面上をドライブしているような錯覚さえしてしまいます。車窓に流れる美しい景色に気を取られ事故にならないよう注意が必要です。海の透明度も高く海水浴にもおすすめです。また、夕方のサンセットや夜空に広がる満天の星空は知る人ぞ知る美しさです。古宇利島に隣接している本部半島は「美ら海水族館」や「備瀬のフクギ並木」など、人気のスポットが盛りだくさん。沖縄でドライブ旅行をするときにはぜひお立ち寄りください。
沖縄の絶景橋②ニライカナイ橋
南城市にある「ニライカナイ橋」は沖縄本島南部をドライブするときの定番コースとして人気です。大蛇のようにカーブしている橋の全長は660m。ちなみにニライカナイとは
沖縄で「海の彼方にある理想郷」という意味があります。車窓からはダイナミックな青海原が広がり、晴れた日にはニライカナイに最も近いといわれる神の島「久高島」の島影もよく見えます。
パンフレットなどにも頻繁に写真が登場するニライカナイ橋ですが、橋の写真は近くにある展望台から撮影することが出来ます。実は橋の真ん中で名前が分かれており、展望台から見て手前がニライ橋、奥の海側がカナイ橋となっています。周辺には世界遺産の斎場御嶽だけでなく、海のパノラマを見渡すことが出来るカフェが点在しており、絶景を楽しむことが出来るカフェ巡りがおすすめです。海の絶景もおしゃれなカフェもインスタ映えするとして人気を集めています。
沖縄の絶景橋③来間大橋
「来間大橋」は宮古島と来間島を結ぶ全長1690mの橋で、伊良部大橋、古宇利大橋に続いて沖縄県内では3番目に長い橋です。もともとは農道として作られた橋ですが、今では多くの観光客にとっても欠かせないスポットになっています。エメラルドグリーンの海は透明度が非常に高く、光り輝いており、宮古島に架かるいくつかの橋のうち、来間大橋からの景色が最も美しいという地元の方が多いです。そんな橋の上から見える海の色も、天気や時間によって変わるので、おすすめは「お昼頃に干潮が来る日」です。潮が引いて浅くなっている海に真上から太陽の光が差し込むと、絵の具のような水色をした海を見ることが出来ます。ただ、車では途中停車できないので自転車や、歩道を徒歩で渡るのがおすすめです。
沖縄の絶景橋④瀬底大橋
沖縄本島北部と瀬底島にかかる全長762mの橋が「瀬底大橋」です。ゆるく弧を描くような橋でかなりの高さがあります。その高さのおかげで青い海を真上から見下ろすことができます。車で渡るとあっという間ですので可能ならば徒歩で渡るのをおすすめです。瀬底島民も利用しており、歩道も設置されてるので、ゆっくり海を見ながら橋を渡ることが出来ます。周囲8kmと小さな島には沖縄本島周辺でも屈指の透明度を誇ると言われる瀬底ビーチや歴史を感じる拝所なども残り、「車で行ける島」として多くの観光客で賑わいます。島にある展望台からは橋の全景を眺めることが出来、グラデーションされた海に橋が架けられた絶景を楽しむことが出来ます。
沖縄の絶景橋⑤伊良部大橋
「伊良部大橋」は2015年に開通した宮古島と伊良部島を結ぶ橋で、無料で渡れる橋としては日本最長の3540mです。2016年にはトリップアドバイザーが発表した「旅行者の口コミで選ぶ、日本の橋ランキング」で1位にも輝き、今や宮古島を代表する観光スポットとして、多くの観光客が訪れています。橋の長さである3540という数字には「さんごのしま」という語呂も隠されており、伊良部大橋の下にはそんなサンゴが広がる美しい海が広がります。
橋を通過するときに見える景色が美しいのはもちろんですが、橋そのものの姿も大変美しく、伊良部島の「牧山展望台」からは橋の全景を見ることが出来ます。また、橋の付け根には「伊良部大橋」の看板もあり、記念撮影をするにはここがおすすめです。
沖縄の絶景橋⑥綾橋海中道路
沖縄本島与勝半島と平安座島をつなぐ橋のような道路が「綾橋海中道路」で全長5200mです。地元沖縄ローカルではcmに登場したこともあります。絶景ポイントは途中にある道の駅で、地元の特産物販売店や海を一望できるレストランもあります。この道の駅ではバーベキューもできてしまうんです。またマリンショップもありますからレジャーとしても立ち寄れます。さらに歩道もありますのでサンセットタイムに少し散歩するのもおすすめです。ドライブで通り過ぎるだけでなく色々なアミューズメントポイントがあるのもこの橋の特徴です。
沖縄の絶景橋⑦高離橋(たかはなりばし)
「高離橋(たかはなりばし)」は海中道路の途中にあり平安座島と伊計島の間にある宮城島にかかる橋です。橋と言うと海や川にかかっているのを想像しがちですが、ここは谷と崖を越えるためにかけられた橋です。今までとは違う意外な景色に圧倒されます。まるで飛んでるかのように感じる橋です。近くには最近Instagramで話題の絶景スポット「果報バンタ」があります。グーグルマップで場所を調べると「Happy cliff」という名前が付けられており、「幸せの崖」という意味があるそう。崖の上から見下ろす海の絶景は圧巻。周辺は聖域となっておりパワースポットとしても人気です。果報バンタの駐車場に併設しているのがぬちまーす工場。立ち寄りのついでに奇跡の海塩ともいわれるぬちまーすの工場を見学してみてはいかが。
沖縄の絶景橋⑧伊計大橋
海中道路をさらに進むと赤い橋が見えてきます。これが「伊計大橋」で全長198mです。宮城島と伊計島をつないでいます。橋の欄干にはシーサーもいますのでインスタ映えしますよ。橋を渡ってすぐに伊計ビーチがあります。地元民もここまで泳ぎに来るという透明度抜群のビーチです。熱帯魚もたくさんいますのでシュノーケルにはもってこいのビーチです。ここまで海中道路で走ってくると、同じような絶景でも沖縄本島に比べ伊計島に近付くにつれて段々と海の色が違ってくるのがわかります。
沖縄の絶景橋⑨泊大橋
空港から車でおよそ10分のところにも絶景を望む橋があります。「泊大橋」は泊港の上に架けられた橋で、波之上臨港道路の一部として開通しました。全長1118mという橋の長さは沖縄県内で6番目に長くで、沖縄本島では古宇利島についで2番目の長さです。
泊港には慶良間諸島をはじめ、沖縄本島周辺離島へのフェリーが出入港をしており、そうしたフェリーが橋の下を通過します。そのため、地上からおよそ35mというかなり高い場所に橋が架けられており、。いわばここは沖縄本島の玄関口。離島へ向かう多くの人を見送り、そして島からやってきた人にもうすぐ那覇に到着するということを知らせてくれるランドマークにもなっています。
また、夕方にはサンセットも美しく、思わず車を止めて写真を撮りたくなってしまいます。ただ、泊大橋がある波之上臨港道路は、本島中部の宜野湾市から浦添市を経由して那覇空港まで、ほとんど信号なしで行くことが出来るため利用者が多く、立ち止まってゆっくりと絶景を楽しむことはなかなか出来ませんが、儚く過ぎ去る美しい景色もまたいいものです。
沖縄の絶景橋⑩とよみ大橋
泊大橋と同じく交通渋滞を緩和するために開通したバイパスの一部として、いつも多くの車で混雑します。その一方で、橋の下の国場川と饒波(のは)川の合流部にはマングローブ林が広がり、ラムサール条約にも指定されており、また時間によっては潮の満ち引きにより違った景色が見れます。橋の逆Yの字部分とサンセットという組み合わせはインスタ映えしますのでチャンスを狙ってみて下さい。
沖縄の絶景橋まとめ
いかがでしたか?今回は沖縄の絶景橋ということで「古宇利大橋」「ニライカナイ橋」「来間大橋」「瀬底大橋」「伊良部大橋」「綾橋海中道路」「高離橋(たかはなりばし)」「伊計大橋」「泊大橋」「とよみ大橋」とご紹介しました。それぞれの絶景ポイントでは天気や時間、潮の満ち引きによって景色が変わるので、時間を変えて異なる景色を楽しむのもおすすめです。古宇利島のように一度cmなどに出ると、あっという間に話題となり、観光客が増えます。今回ご紹介した橋にもまだまだ知名度が低い場所もあるので、ぜひ自分で行ってみて、インスタ映えで次のcmとなるようにたくさんの絶景を見つけましょう。