コスタリカでどんな料理を食べる?
カリブ海と太平洋に面した国コスタリカは、青い海と白い砂、そして熱帯雨林の暑い気候。暑い国で食べるもので美味しいもの、とは、やはりその土地に根付いている伝統料理が一番です。コスタリカの伝統料理とはどのようなものがあるか、いろいろとご紹介していきましょう。
コスタリカってどんな国?
かつてスペイン領だったコスタリカでは、現在も公用語はスペイン語です。中米地域において長い間民主主義を貫き、また軍隊を持たない非武装中立を宣言している平和の国です。軍事費は教育費にまわり、識字率が高いことも特徴のひとつ。国内の電力の90%以上を水力・火力・地熱などの再生可能エネルギーで賄っているエコ先進国です。
コスタリカ料理の特徴
熱帯雨林気候の地域では、やはり新鮮なフルーツは欠かせません。なぜならとても美味しいから!コスタリカでは、野菜や果物をふんだんに使う料理が多くあります。また、米もよく使います。北米と南米の間に位置する安定した国家には、移民も多く集まり、様々な食文化が共生、融合しています。
コスタリカの伝統料理で欠かせないのは、黒や赤のインゲン豆などの豆類です。様々な料理によく使われています。
コスタリカの伝統料理1【Gallo Pinto】
最初にご紹介するのは、Gallo Pinto(ガジョ ピント)です。黒インゲンと玉ねぎ、にんにんくやピーマンなどと一緒に炊いたお米を一緒に炒め煮します。使われるお米が日本のものとは違い、粘り気が出ないため、見た目にはチャーハンのような感じに仕上がります。
Gallo Pinto(ガジョ ピント)と一緒にサワークリームやトルティージャなどを付け合わせて、朝食セットメニューの完成です。
コスタリカの伝統料理2【Olla de Carne】
次にご紹介する、こちらのOlla de Carne(オジャ デ カルネ)も、コスタリカを代表する有名な伝統料理です。「olla」とはスペイン語で鍋のこと。大鍋でゴロゴロ大型サイズの野菜と牛肉を煮込んだスープ料理です。日本の肉じゃがのような感じですね。
大鍋にゴロゴロ野菜と肉を入れて、塩やオレガノなどの香辛料などで味付けして後は煮るだけ。要は、上の写真の状態で準備万端、なのです。肉じゃがが各家庭で味が微妙に異なるように、Olla de Carne(オジャ デ カルネ)も家庭の味があります。コスタリカ食文化の中心的存在の家庭料理です。
コスタリカの伝統料理3【Ceviche】
主食の米、肉、とご紹介してきたので、次は魚でいきましょう。Ceviche(セビーチェ)という料理です。コスタリカ独特の食文化ではなく、むしろペルーやメキシコ、アルゼンチンでも食べられる有名な中南米料理です。骨を取り除いた生の白身魚を細かく角切りにして、そこに刻んだ玉ねぎやセロリなどと一緒にレモン汁で漬けます。
Ceviche(セビーチェ)の酸味はとても爽やかで、あっさりしているので暑い国で食べるのにぴったり。ビールなどのおつまみにもぴったりなんです。
コスタリカの伝統料理4【Tamal】
最後はコスタリカの伝統料理のひとつ、Tamal(タマル)をご紹介します。見た目、ちまきみたいですよね。これは、中にトウモロコシの粉を練ったものと肉や野菜などの具を混ぜて、バナナの皮で包んでいます。それを茹でたり蒸したりして頂きます。
クリスマスの準備として、各ご家庭でこのTamal(タマル)を大量に作り、クリスマスや年末など人の集まるときにみんなで食べます。ご近所さんとわけあったり、冷凍保存して朝食にしたり、様々な利用法があります。
まとめ
・コスタリカの伝統料理は、そこで食べて美味しいもの、がいっぱい。
・チャーハンや肉じゃが。日本っぽい定食になりそう?
・使われる香辛料や食材で、やはりコスタリカ料理です。
・最後に、何でもSalsa Lizanoをかければ、コスタリカ料理。日本の醤油のような存在。
コスタリカの食文化や有名な伝統料理についていろいろご紹介してきましたが、いかがでしたか?中米の楽園ともいわれ、世界の幸福度ランキングでは途上国トップのコスタリカでは、おおらかな人々と美しい景色とともに、心の底から幸せになる最高に美味しい料理に出会えます。ぜひご自身で味わってみて下さいね!あなたの旅が素敵なものになりますように!