1.ミュンヘンのオクトーバーフェスト歴史
ビール祭りのはじまり
ビールの醸造メーカーが多いミュンヘンが州都のバイエルン州では、ビールのシーズンの幕開けを祝う祭りが6月に開かれていました。今でもエアランゲンなどの地域ではビール祭りを6月に開催しています。
ミュンヘンのオクトーバーフェストのはじまり
一方でミュンヘンのオクトーバーフェストのはじまりはあるバイエルン皇太子の結婚式が起源とされています。1810年10月12日から半月にわたり開催されたこの結婚式では、4万人の市民が招待され、飲んで歌って踊って多賑わいだったそうです。フィナーレは皇太子の大好きな競馬大会。とにかく大盛況の結婚式だったそうです。
この大盛況に終わった結婚式はミュンヘンでは伝説の結婚式として今でも語り継がれています。そんな結婚式の楽しさを当時のミュンヘン市民は忘れることができず、なんと2年後の1812年に「競馬大会兼収穫祭」として再度開催されたのが2度目の現在のオクトーバーフェストの起源です。
現在のスタイルのオクトーバーフェストのはじまり
20世紀に入ると世界大戦などで何度も中断されたこの祭りは、戦後競馬は廃止され単に「収穫祭」としてビールをみんなで楽しむ祭りになりました。
2.ミュンヘンのオクトーバーフェスト基本情報
場所
オクトーバーフェストの開催場所はバイエルン皇太子の結婚式で競馬大会が行われた場所です。この場所は彼のお嫁さんの名前にちなんでテレージエンヴィーゼ(Theresienwiese)と呼ばれています。
住所:Munich, Bavaria, Germany
行き方
ミュンヘンの中央駅から徒歩すぐです。
開催時期と時間
オクトーバーフェストの開催期間は10月の第1日曜日を最終日とし、遡って16日間です。ただし、最終日が10月1日もしくは2日となる場合は3日まで延長されます。
開催期間中のお祭り会場時間は朝10時~(土日は朝9時半)ビールの最終販売時間は夜の11時半ですが、ワインは深夜1時頃まで楽しめます。
3.ミュンヘンのオクトーバーフェストおすすめのビール
ミュンヘンのオクトーバーフェストでビールが提供できるメーカーは5社のみです。オクトーバーフェストのビールは1リットルが基本。量飲めない方は、おすすめのビールを事前に調べていくことをおすすめします。またこのお祭り限定ビールを各社出品するので、こちらも要チェックです。
シュパーテン (Spaten)
開会式で市長が割る樽はこのメーカーのビールです。苦みと甘みのバランスが良いと評判です。
ホーフブロイ (Hofbräu)
アルコール度数の高いビールで、王様のために作られたビールと言われています。
レーヴェンブロイ (Löwenbräu)
ハーブの苦みを感じることができる人気のビールです。
アウグスティーナー (Augustiner)
オクトーバーフェスト1番人気のビールです。待ち時間が嫌な方は朝一番にどうぞ。
ハッカー・プショール (Hacker-Pschorr)
苦みが少なく飲みやすいビールと評判のビールです。
パウラーナー (Paulaner)
このビールは二日酔いしにくいとか。味は濃いめのビールです。
4.ミュンヘンのオクトーバーフェストおすすめのホテル
800万人が訪れるオクトーバーフェスト。ミュンヘンの人口が130万人なのでホテルはこの時期争奪戦となります。ホテルおすすめの予約時期はずばり1年前からです。3カ月前あたりからホテルの値段は倍以上となりミュンヘン市内のホテルの予約はかなり厳しくなります。
ル メリディアン ミュンヘン
ミュンヘン中央駅から徒歩1分の好立地でお得なホテルです。5つ星ホテルにも関わらず2人で2万円~宿泊できます。
アートホテル ミューニッヒ
ほとんどホテルで過ごさないので格安で快適なホテルに宿泊したい方におすすめなのがお洒落なアートホテルミューニッヒです。こちらのホテルもミュンヘン中央駅から近く徒歩5分です。
オクトーバーフェストに行きたいけど宿がどうしても予約が取れないとお困りの方。ミュンヘン近郊でおすすめの街はアウクスブルクやオーストリアのザルツブルグです。美しい街でみどころもたくあんあるので、2日目はこれらの街観光を楽しんでください。
5.まとめ
ドイツ最大のお祭りオクトーバーフェスト。飲みすぎには注意して現地の方に交じってビールやドイツ料理を楽しんでくださいね。