ニューヨーク、ブルックリンとは?
世界中から人が集まるニューヨーク。その中心であるニューヨークシティはマンハッタン・ブルックリン・クィーンズ・ブロンクス・スタテンアイランドの、5つのエリアに分かれており、5 boroughsと呼ばれています。ニューヨークといえばマンハッタンと言うイメージの方も多いとは思いますが、10年程前からここブルックリン(Brooklyn)も人気のあるエリアとして発展しています。
ブルックリンはブルックリン・ブリッジ、マンハッタン・ブリッジ、ウィリアムズバーグ・ブリッジと言う3つの橋及び、地下トンネルでニューヨークのマンハッタンと繋がっています。マンハッタンからの距離ですが、目的地によっては地下鉄の所用時間が大分(15分から1時間ぐらい)変わる為、ブルックリンに行ってみたいという方はまずブルックリンのどこに向かうのか?を選ぶことをお勧めします。
ニューヨーク①ブルックリンの治安は?
ニューヨークは数年前に比べると悪いと言われていた治安率も大分改善しました。特にブルックリンの一部の地区は、数年前から若者やアーティスト達が住み始め、街の雰囲気が大きく変わりました。今ではマンハッタンの家賃の高騰により(中心地では25平米以下で1ヶ月20万以上など)、ブルックリンに住居を移動する人も多くなりました。(60-70平米で30万-40万前後、それでもまだまだ高いです。)
さて、気になるブルックリンの治安ですが、街によって良い場所と悪い場所が入り乱れています。数ブロック歩くといきなり居る人たちの身なりや格好がガラリと変わるなんて事もあります。ホームレスが増えたり、おかしな格好をしている人達が増えたら気をつけてください。とは言えども、突如カバンを前にし両手で抱えて警戒するなんてことはかえって目立つのでやめましょう。わざわざ観光客だと分かって近づく人も居るので、あくまでも自然な振る舞いをオススメします。
これはブルックリンだけでは無くニューヨーク全体に言える事ですが、万が一おかしな人を見かけたら絶対にそちらを見ない事。たまに奇声をあげる人もいますが、絶対に目を合わせず、周囲の人と同じように自然な態度を演じ、相手にせずさっさと通り過ぎるのが懸命です。
ニューヨーク②ブルックリンの地下鉄は安全?
ニューヨークでは地下鉄は24時間営業しています。いくら治安が良くなってきたとはいえ、日本とは違いますのでまだまだ十分な注意が必要です。例えば夜中に女性1人で地下鉄に乗る場合など、エリアによっては危険度が増すので、Uber、Liftなどの乗車サービスやタクシーを利用した方が安全な場合も多々あります。また、特に深夜ですが変な場所での乗車サービスの利用は控えた方が懸命です。安全な場所、人通りのある場所からの利用をオススメします。
安全な駅の隣の駅がいきなり危険なんてこともありますので、特に夜ブルックリンへ地下鉄で行く方は降りる駅を間違えないように気をつけてください。その為、一駅乗り過ごしたから面倒だから歩いてしまおうと言った考え方は全くオススメしません。
ニューヨーク③ブルックリンおすすめエリア
ニューヨークのブルックリンで人気のあるエリアと言えば、断然ウィリアムズバーグです。電車の駅ではLトレインのBedford AV Station GトレインのNassau AV Stationを利用してください。
マンハッタンからも近く、最短で5分ほどで着くのがいいポイントです。
このエリアには、多くのヴィンテージショップが立ち並び古着を買いに来る人、売りに来る人も沢山います。例えばBeacons Closet(ビーコンズクローゼット), Awoke Vintage(アウォークビンテージ), Buffalo Exchange(バッファローエクスチェインジ), MonkVintage(モンクビンテージ)等が有名です。それぞれ服の種類や雰囲気が違うので好きなビンテージショップを探すのもいいかもしれません。
メインストリートのベッドフォードアべニュー (Bedford Ave.) 辺りなどはお洒落なお店が集まり、その周辺にはクラブも沢山ある為、週末の夜は長い列を見るなんてこともしょっちゅうあります。カフェやバー、レストランなども人気店が集まるので人が絶えないエリアになっていますが、週末は結構混みますので、ゆっくりとショッピングや観光を楽しみたいのであれば、平日の昼などをオススメします。
ブルックリンのおしゃれなカフェでは、ノートパソコンを持って仕事をしたり、のんびりとくつろいでいるニューヨーカーをよく見かけます。Wi-Fiが使えるのがポイントの一つですが、中にはアルコールを飲みながら仕事している人もいます。なんとこの頃は昼間からオープンしているブリュワリーでノートパソコンを広げ、仕事をしているなんて人もよく見かけます。
さてここウィリアムズバーグ周辺には。なんとブリュワリー(ビール醸造場)が沢山あります。ニューヨークのビールブームは2014年前後から始まり、次々と新しいブリュワリーが出来ています。ブルックリンブリュワリーを初めとして、グリーンポイントブリュワリー、グリム、インターボロ、ケント&エールハウスという、ブルックリンの地ビールが飲めますしあまり無い感じのビールが楽しめますので、お酒好きな方は一度試してみてください。中にはビールを作っている工場を見学することもできます。ブリュワリーは醸造工場のためか、若干人気の無い場所にある場合が多いので、慣れていない場合はタクシーか乗車サービスを利用することをオススメします。
それだけでなく夏の期間(大体4月半ばから10月末ぐらいまで)は毎週土曜日にスモーガスバーグという、世界のグルメマーケットが開催されています。日曜日はプロスペクトパークという場所で同じ様に開催されています。どちらも各地から多くの人たちが集まり賑わっています。(ちなみに冬の期間は場所を移し、Atrantic Terminal Stationの近辺の屋内で開催されています。)
まとめ
ブルックリンには地元民に愛されているユニークなお店が沢山あるので、余裕があれば是非一度足を運んでみてはいかがでしたでしょうか。また、プロスペクトパークやイーストリバーパーク、マッカランパークなど様々な公園もあり、ゆっくりと自然を満喫したり、ランチを持ち寄って、芝部の上で食べるなど楽しむことも。また夏の間は公園で映画の上映なんてやっている事もあります。マンハッタンのきらびやかなイメージとは大分違う、ニューヨークのブルックリン、一味違った素敵な旅行が楽しめる足がかりにでもなれれば嬉しいです。