石垣島天文台について
引用: https://www.instagram.com/p/Bfc9sF2nAtP/
石垣島を含む八重山諸島は、日本で最も星空が観測しやすい条件がそろっている地点です。そのため、石垣島には天文台が設置されています。日本上空には、ジェット気流という風が流れていますが、この風によって星が瞬いて見えるようになります。しかし、石垣島を含む八重山諸島の上空はジェット気流の影響を受けにくいため、星空がはっきり見えやすいのが特徴です。
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石垣島天文台は、国立天文台と石垣市が2006年に共同建設した天文台です。石垣島天文台からは国際天文学連合が定めた88の星座のうち、84の星座が観測できます。さらに1等星の星が21個観測でき、日本で最も星を観測できる天文台といわれています。天文台は一般客にも開放されており、天体観望会など、無料で参加できるイベントも開催されています。
石垣島天文台の望遠鏡
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石垣島天文台には「むりかぶし望遠鏡」と呼ばれる望遠鏡が直径8mの大きな半球状ドームに設置されています。「むりかぶし」とは石垣島の言葉で「群星」を意味し、肉眼では見えないような星も細かく観察できます。このむりかぶし望遠鏡と同じ形式の望遠鏡は、ハワイ観測所にも設置されています。
引用: https://www.instagram.com/p/BuwFjcRng5M/
むりかぶし望遠鏡から星を観測するときは、開閉式のドームの扉を開けて星空を観測します。望遠鏡があるドームまではバリアフリーになっており、車椅子の方でも入場できます。土日祝日の夜には、天体望遠会が開催されています。
石垣島天文台の星空観賞会
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石垣島天文台で土日祝日の夜、1晩に2回行われている天体観望会では、むりかぶし望遠鏡を使って、星だけでなく月・惑星・恒星などが観測できます。天体望遠会に参加するには事前予約が必要で、定員は30名です。開催日の2ヶ月前から予約を受け付けており、10時から17時まで、2日間まで予約できます。参加費は無料で、ガイドの説明を聞きながら交代で望遠鏡を覗いていきます。
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天体望遠会は、天候によっては中止される場合があります。また、天候不良でなくても雲が多いなどの理由で星空の観測が難しい場合は、画像での紹介になります。石垣島は、観光シーズンの夏は台風接近やスコールが降るなど天候が荒れやすくなるので、あらかじめ2日間予約しておくのもおすすめです。
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石垣島天文台では、天体観望会のほかに「4D2Uシアター」が毎日開催されています。こちらは特殊な眼鏡をかけて200インチのスクリーン映像を観賞し、宇宙の成り立ちや構造を学べるイベントになっています。参加には事前予約が必要で、定員は30名です。こちらのイベントも無料で参加できます。
石垣島天文台へのアクセス
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石垣島天文台は標高197mの前勢岳山頂にあるので、夜に天文台まで向かう場合は、車でアクセスするのがおすすめです。天文台までの道のりは暗くカーブのある林道を走行するので、自転車、バイクでアクセスするのは危険です。石垣島天文台は市街地から県道208号線に入り、バンナ公園方面へ向かいます。バンナ公園南口の向かい側にある前勢岳林道に入り道なりに進むと、第一駐車場に到着します。市街地から天文台までは、車で20分程度で到着します。
詳細情報
【住所】沖縄県石垣市字新川1024-1【電話番号】0980-88-0013【営業時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)、天体観望会土曜・日曜・祝日・第1回20:20~20:50、第2回21:20~21:50、4D2Uシアター毎日15:00~(上映時間:約30分)【定休日】月曜・火曜日(月曜日が祝日の場合は火曜・水曜日)【料金】見学無料【予約】天体観望会、4D2Uシアターは前日の17時までに電話予約必須
石垣島の天文台・星空観光スポット1:玉取崎展望台
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「玉取崎展望台」は、平久保半島の入口に位置し、石垣島市内から車で30分ほどでアクセスできます。展望台までの道のりも看板で表示されており、駐車場や自動販売機、トイレなどがあります。駐車場から展望台まではは徒歩1分と距離も近く、北側は伊原間集落の景色、南側は伊野田集落の風景が見渡せます。
引用: https://www.instagram.com/p/BnV15WrniU1/
夜は駐車場の街灯がつきますが、展望台に行くまでの道のりには街灯がないので、夜に展望台へ行くときは懐中電灯を持っていくのがおすすめです。夜は駐車場からも満天の星が見渡せますが、より見晴らしのよい場所で星を見るなら、展望台まで向かうのがおすすめです。
石垣島の天文台・星空観光スポット2:平久保灯台
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「平久保灯台」は、石垣島の最北端にある灯台で、石垣島市内から車で1時間ほどでアクセスできます。平久保灯台の入口は県道から外れたところにあるので、灯台まで向かうときは地図やカーナビをセットして向かうのがおすすめです。
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平久保灯台には駐車場と灯台があるのみで、ベンチなどの休憩スポットはありません。平久保灯台周辺は街灯がなく、開けた場所に作られているため、夜は大空の下、星空の光がはっきりと見渡すことができます。
石垣島の天文台・星空観光スポット3:西表石垣国立公園
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「西表石垣国立公園」は、平久保半島にある公園で、国内初の星空保護区に認定されています。平久保半島は約5万人が居住している島ですが、人工の影響をほとんど受けない自然環境が保たれており、無人島のような秘境となっています。
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西表石垣国立公園では星空が観測できるナイトツアーが行われており、観光シーズンの夏は、夏の大三角と呼ばれる、ベガ、デネブ、アルタイルなどの星や天の川を見ることができます。
石垣島の天文台・星空観光スポット4:伊原間漁港
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「伊原間漁港」は、石垣島の北部に位置し、市内から車で40分、玉取崎展望台から車で5分ほどでアクセスできます。伊原間漁港は島の最北端にある小さな漁港で、トイレや自動販売機は設置されており、駐車場もあります。夜は街灯がつきますが、ほとんど人気はありません。
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伊原間漁港で星空を見るときは、北と東側は伊原間集落の明かりと街灯の明かりで見えにくくなるので、街灯を背にした南と西側から観測すると星空がよく見えます。漁港にはベンチも設置されているので、ゆっくり星を見たいときにもおすすめのスポットです。
石垣島の天文台・星空観光スポット5:バンナ公園
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「バンナ公園」は沖縄の県立公園で、石垣島にある最も広い公園です。園内にある「エメラルドの海が見える展望台」から日中は石垣市街地や竹富島、西表島や海の景色、夜は星空と、石垣島の景色が見渡せます。
引用: https://www.instagram.com/p/BuqowkCHoeR/
園内にある展望台や橋などのインスタ映えするスポットはカップルに人気の場所ですが、「ふれあい子ども広場」など遊具も設置されており、家族連れにもおすすめのスポットです。
石垣島の天文台・星空観光スポット6:石垣やいま村
引用: https://www.instagram.com/p/BkWeqgDnyJ_/
「石垣やいま村」は日本最南端のテーマパークで、村内にはリスザル園や名蔵アンパルへの見学コースがあり、石垣島に生息する動植物が観察できます。毎年開催期間が異なりますが、屋今村では星空を観測するナイトツアーが開催されています。2019年の上半期は1月、3月、4月、5月に開催される予定です。
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ナイトツアーでは星空観賞やイルミネーションのライトアップなどのイベントや、子供向けのらくがきプラネタリウムや星のかけら探しなどのイベントも開催されており、家族連れにおすすめのツアーです。
まとめ
引用: https://www.instagram.com/p/BarQikDApy3/
石垣島天文台について、石垣島で星がよく見えるおすすめスポットをご紹介しました。より星空を間近で観賞するなら天文台を訪れるのがおすすめですが、石垣島にはほかにも星が観測できるスポットがあり、ナイトツアーに参加するのもおすすめです。