いちご鼻になる原因
小鼻の毛穴に詰まる角栓は、皮脂の過剰分泌による、『余分な皮脂』と『古い角質』や『汚れ』が混ざりあってできたもので、改善するには『余分な皮脂』と『古い角質』・『汚れ』を対策する必要があります。乾燥や摩擦、紫外線や食生活習慣により肌のターンオーバーが乱れ、本来、新しい肌に生まれ変わるはずの細胞が、角質となり肌表面に残った状態が古い角質となっていくのです。また、『汚れ』については、日々のメイクやファンデーションなどの落とし忘れや、ホコリ等によるものが原因でできてしまいます。
しかし、これらの原因、『古い角質』と『汚れ』については、セルフケアを行うことで改善できることがわかっています。これと同時にセルフケア後も鼻の角栓ができないようにするためには『鼻の角栓を作らない保湿ケア』を行うことも大切になります。
まずは蒸しタオルで角栓を取りやすくしよう
まずは、小鼻の毛穴の角栓を取り除くためには、角栓が取れやすいように先に毛穴を開くことが大切になってきます。毛穴を開くことで、角栓やその周りの皮膚が柔らくなり、除去しやすくなるだけでなく、必要な皮脂を残しつつ洗浄することができるのです。
簡単に、鼻の毛穴を開く方法として、『蒸しタオル』という方法があります。蒸しタオルで、小鼻の毛穴を開く方法は、メイクを落とした状態の肌に行いましょう。メイクをしたまま行ってしまうと、メイクや皮脂汚れが毛穴のなかに落ちて悪化の原因になります。蒸しタオルの行う前は、必ず綺麗にメイクを落としてから行うようにしましょう。蒸しタオルの作り方は、水で塗らしたタオルを、電子レンジで温めるだけです。
蒸しタオルは、肌の水分も蒸発しますので、角栓が気になる部分だけに乗せたほうがよいです。3分経過したら、なるべく暖かいうちに角栓ケアを行いましょう。ここで注意してほしい点があります。蒸しタオルは、肌の水分を蒸発させ、乾燥を引き起こしがちなので、やりすぎはよくありません。鼻の角栓ケアとして、多くても週2回程度までとし、ケア後は念入りに保湿を行うようにしましょうね。
いちご鼻解消その1 オリーブオイルで角栓を取り除く
蒸しタオルで、鼻の毛穴を開いたら、小鼻の角栓を取り除く為にオリーブオイルが角栓ケアが有効なのはご存じでしたか?オリーブオイルは、オレイン酸を多く含み、角栓と構成がもっとも近い油分で、毛穴詰まった角栓に馴染みやすく、自然に溶かして落とす効果が高いだけでなく、保湿効果もあるので、乾燥肌の方にも向いていますよ。
角栓ケアに、ベビーオイルを使用する方もいます。しかしベビーオイルは鉱物油のため、肌に浸透しにくく、角栓も落ちにくいのです。肌に油膜を張り保護する効果が高いあまり、逆に毛穴詰まりの原因になることもあります。このことから角栓ケアに使用するのは、なるべくはオリーブオイルを使用するのがおすすめです。
ここでオリーブオイルを使って小鼻の角栓を取る手順をご紹介します。オリーブオイルを手の平で温めます。オリーブオイルと体温で温めることにより、肌に馴染みやすくします。次にオリーブオイルを鼻に塗り1分程度まちます。オリーブオイルを鼻に塗り1分程度待ち汚れを浮かせましょう。次に下から上にクルクルマッサージを行いましょう。毛穴は下向きになっているので下から上にマッサージを行うことで角栓も取れやすくなります。最後にティッシュやタオルで優しく拭き取りましょう。
オリーブオイルで角栓を解消するにあたって注意してほしいポイントがあります。黒く酸化した角栓は、非常に頑固で1回で落ちないことが多いです。その場合、1回で落とそうとするよりも、毎晩の洗顔を上記の方法で、オリーブオイルを使うことにより、徐々に角栓が落ちやすくなっていきますので、1回で落ちない方は、継続して行いましょう。オリーブオイルは酸化しにくいオイルですが、長期間経過すると酸化します。酸化したオリーブオイルは菌が繁殖しやすい為、肌トラブルの原因にもなりますので、開封後は2ヶ月以内に使い切るようにしましょう。
いちご鼻解消その2 オリーブオイル配合のクレンジングで角栓を取り除く
忙しく時間が取れない方は、オリーブオイル配合のクレンジングを使用すると小鼻の角栓や古い角質によってできる毛穴の黒ずみも簡単に落とすことができます。中には、温感作用があり、毛穴を広げ、蒸しタオルや鼻パックをせずに小鼻の角栓や黒ずみを取りやすくする作用があるクレンジングジェルもあるそうです。そういったクレンジングはオリーブオイルやパパイン酵素が配合されており、角栓を柔らかくし、溶かして除去する作用が高いです。その上、無添加処方でセラミドやヒアルロン酸など保湿美容成分も配合されているので、肌の弱い方や乾燥肌の方でも使用できるものとなっています。
いちご鼻解消その3 角栓を繰り返さないために保湿ケアはしっかりと
毛穴の角栓ケア後は、肌に必要な『皮脂』を洗い流すだけでなく、肌の角質層が水分不足になり、無防備な状態なことが多いです。皮脂は、肌細胞の水分の蒸発を防いだり、毛穴の奥へ入り込む雑菌や、病原菌から肌を守る大切な役割もしています。一旦、洗い流した皮脂がもとに戻るためには、人によっては、数時間から1日程度かかるとされており、特に肌が生まれ変わる夜の間、洗顔後の皮脂膜が落ちた肌を守るためには、『角質層の水分不足』を補うために、保湿をすることが非常に大切です。
角栓ケア後の保湿は、化粧水を肌に浸透させたあとに、保湿クリームを浸透させて、肌の水分の蒸発を防ぎます。毛穴の引き締めるために、収れん化粧水を使用する方もいらっしゃいますが、収れん化粧水は、エタノール濃度が高く、角栓ケアした後の、無防備な肌には刺激が強すぎてしまうのです。そのため、保湿は、化粧水やクリームもしくは、オールインワンゲルを使用したほうが良いようです。
いちご鼻解消その4 毛穴対策の為の規則正しい食生活と生活習慣の見直し
年代別や日々の生活習慣の中で起こりうる原因とそれに対する対策方法をご紹介いたします。根本的な原因を正しく理解し、日々の生活の中で意識をして改善していきましょう。皮脂の取り過ぎは10代の男女や20代の男性に最も多い原因です。10代や20代までの男性は、皮脂の分泌量が多いことから、テカリが気になり、1日に何度も洗顔をしがちです。確かに洗顔は皮脂をキレイに洗い流し、テカリはすぐに改善されますが、肌は防御反応を起こし、過剰分泌を繰り返します。洗顔しても、鼻の毛穴の皮脂がいつも気になるという方は、『皮脂の取り過ぎ』が原因の可能性があるのです。
皮脂の取りすぎの対策としては、洗顔フォームや石鹸を使用した洗顔は、多くても1日に2回で十分です。どうしても皮脂テカリが気になる場合は、洗顔料は使用せずに、水だけの洗顔にし、特に夜の洗顔後の保湿はしっかりと行うようにしましょう。。
肌の水分不足も原因の1つとされています。20代~の女性に最も多い原因です。乾燥肌は、間違えたスキンケアや食生活習慣だけなく、冷房や暖房などによる生活習慣が原因です。肌の水分保持能力がなく、肌のバリア機能もした状態です。外部の刺激から肌を守るために、皮脂が過剰分泌を起こします。肌の水分不足の対策としては、肌に刺激を与えないようにすることが大切です。洗顔は泡でやさしく擦らないようにする、化粧水もパッティングではなく、ハンドプレスで肌に押し込むように保湿するのが良いでしょう。食生活では、バランスよく食べることを意識して、生活習慣は夜22時までには就寝するようにして最低8時間の睡眠をとるように心がけることも重要です。
日頃からの心がけを
鼻の角栓は、すぐに対策したい思いから、ピンセットや毛穴パックで無理矢理、除去したくなる気持ちも分かりますが、肌ダメージを与えないようにケアしていくことが大切です。日々の生活の中で、自宅でのセルフケアを実践し、根本的な原因を解決することで鼻の毛穴も徐々に目立たなくなり、どんどん綺麗な小鼻に近づくことができますよ。