セラミドとはどんな成分?
セラミドの特徴をお教えします。肌の各層の中では、何層もの各層細胞が重なっています。その各層細胞同士のすき間を満たし、細胞同士や水分をつなぎとめているのがセラミドになるんです。セラミドは肌の奥から生まれていて、誰の肌にもある成分になります。
また、肌には本来、乾燥やほこりなど肌荒れを引き起こす外部刺激から肌を守る役割も持っています。その働きのことを、肌のバリア機能と言われています。セラミドの効果はこのバリア機能をきちんと働かせるための主役の成分なのです。充分なセラミドで満たされた肌は、バリア機能の動きが高く、外部刺激で肌荒れしにくくなっています。肌表面も潤ってキメが整っているのです。
ではそんな肌にとって重要な役割のセラミドは、不足してしまうとどうなるのでしょうか。セラミドが不足してしまうと、各層のバリア機能が充分に働かなくなります。乾燥など外部刺激で肌荒れしやすくなり、隙だらけの状態になってしまうんです。そのため、しわやたるみのげんとなってしまうわけですね。
セラミドとは他の成分と一緒にとると効果が高まる!?
ではここで、セラミドの効果が高まると言われている成分をお教えします。セラミドだけでも十分肌の保湿効果があるのですが、化粧品は他の成分も入っていますよね?セラミドの効果が高まると言われている成分は、代表的に「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」と共にとるとさらに保湿効果が期待されるんです!
ヒアルロン酸の特徴は主に、保湿効果があります。皮膚は大きく分けると、表皮、真皮、皮膚組織の3つの層でできていますが、ヒアルロン酸はこの中でも真皮の部分に存在しています。細胞間にヒアルロン酸がたっぷりとある状態だと若々しい肌となるんです!赤ちゃんのように弾力があり潤いのある肌になるのがヒアルロン酸の特徴だと言えます。
コラーゲンの特徴は主に、皮膚や骨、軟骨などを構成する物質「タンパク質」の一種になります。コラーゲンの最も大きい特徴としては、体を構成する全タンパク質の約30%も占めているんです!体内のコラーゲンのうち、40%は皮膚に、20%は骨や軟骨に存在していて、その他は血管や内臓などの全身に広く分布されています。コラーゲンは、体を構成するタンパク質なので、とても重要な役割をしているんですよね。
化粧品で効果があるセラミドとは?
セラミドが肌を潤わせてくれる成分ですが、セラミドの中でも種類がいくつかあります。そのセラミドの中でも肌に効果があると言われている成分が「ヒト型セラミド」と言われています。「ヒト型セラミド」は最も保湿力が高く、刺激の少ないセラミドの一種なんです。化粧品の成分表示欄には「セラミド2」といったように、セラミドの後に数字が付いた形で表示されるんですよね。それ以外にも、石油原料を化学合成した「疑似セラミド」、米ぬかなど植物から抽出された「植物性セラミド」、馬など動物性の成分を抽出した「天然セラミド」などがあります。
年齢や肌質によって重度の乾燥がある場合は、「ヒト型セラミド」を取り入れた方が良いかもしれません。「ヒト型セラミド」には1~7までの種類があります。特に肌内で影響力を持っているのは「1、2、3」のセラミドなんです。その中で最も高い保湿効果を持ち、肌内のセラミド全体量における最多、約2割を占めているのが「セラミド2」なんですよ!また、加齢とともに顕著に減少するのが「セラミド3」や「セラミド5」となっています。「セラミド3」はシワが深くならないように働きかける機能も持ち、年齢と共に補いたいセラミドとなっているんですよね。
乾燥でダメージを受けやすい肌には、「セラミド1」が効果を発揮するんですよ!セラミド1は細胞間脂質の隙間を繋ぐ働きがあり、肌のバリア機能に特に役立っているんです。そのため、セラミド1は外的刺激から肌を守ってくれるので、肌には重要な成分といえますよね。
スキンケアで取り入れる際の選び方
ではここで、スキンケアでセラミドを取り入れる際の選び方についてご紹介していきます。セラミドの原液を使う場合のメリットは、乳液や美容液などの形態よりも、シンプルな配合で造られているところなんです。余分な成分を避けたい、自分の好みの濃度で使用したいといった場合にメリットがあるんです。一方極端な事を言えば、配合が原液の形態で、内実が水やその他の成分が99%でセラミドが1%でも「原液」と呼ばれるケースもありますので、注意したいところです。
食べ物にも含まれているセラミドとは?
セラミドは食べ物にも含まれていると言われています。ではどんな食べ物がセラミドが含まれているのでしょうか。調査してみた結果、野菜を中心に含まれているようです。野菜の選び方としては、赤、黄色、緑、紫、黒などの色の濃い食べ物を選ぶようにすると良いようですよ!特に、玉ねぎやカリフラワー、里芋、白菜、キャベツなどの白っぽい野菜は血行を良くする働きがあり、セラミドが肌に届く可能性を高めることができるんです!また、さまざまな色の食材をバランスよく摂取することで、相乗効果となって体内でのセラミド料の向上が期待できるとも言われています。
セラミドとはサプリメントでも取り入れることができる?
本来セラミドの補い方と言えば化粧品や美容液から直接肌になじませて角質層に浸透させるという方法が最もポピュラーですよね。従来のスキンケアをバックアップする形で最近ではセラミドを配合したサプリメントも多数あるようです。中にはお米やこんにゃくといった食品からもセラミドを手軽に補えるように色々と工夫がなされた商品もあるので、サプリメントが苦手という方も気軽に試すことができますよ!
セラミドサプリメントの効果の特徴は、含まれているセラミドは私達がよく知っている本来のセラミドとはまったく異なる成分が含まれているんです。私達が化粧品などでよく使用しているセラミドは「ヒト型セラミド」と呼ばれる成分ですよね。一方、サプリメントに含まれているセラミドは基本的に「植物性セラミド」と呼ばれるものが使用されており、こちらは植物を原料にしたナチュラルなセラミドとなっています。
植物性由来なのでアレルギー反応の点を気にする必要はありませんが、根本的に人体にあるセラミドとはまったく違う性質なので、化粧品のようにダイレクトに皮膚に効果を与えるものではないと考えておいたほう良いようですね。実際に経口摂取するセラミドが皮膚に対してどう影響を与えるのか、どのような働きをするのかについてはまだまだ研究段階といったところなので、具体的にこういった効果が期待できる!とは言い切れないと言われています。とはいえ、研究段階でセラミドをサプリメントを毎日摂取し続けて肌の水分量が向上したという結果もいくつか残されているので、まったく効果が期待できないというわけでも無いようです。
正しい保湿ケアが重要だった!?
セラミドは肌の乾燥を防いだり、潤いを与える重要な役目をしてくれることがわかりましたよね。しかし、注意するポイントもあるんです。実は乾燥肌だからといってたくさんつければいいというわけではないんです!化粧水や美容液などたっぷりつけたほうがいいと思っている方も少なくともいるのではないでしょうか。ですが、化粧水をたっぷりつけても、肌が化粧水を吸収する量には限りがあると言われているんです。そのため、過剰な量の化粧水をつけても効果がなく、肌荒れを引き起こしてしまう可能性もあり、逆にダメにしてしまうんです。
また、化粧水をつけすぎてしまうと、肌に浸透されなかった余分な化粧水と共に肌に与えた潤いまで蒸発させてしまうそうなんです!その結果、乾燥が悪化してしまい、肌荒れの原因にもなってしまうんですよね。そのため、過剰なスキンケアはしないように注意しましょう。肌を乾燥させてしまうよりも、適量を守ったスキンケアで潤いを与えてあげて綺麗な素肌を目指しましょうね!
化粧品を選ぶときは裏にある表示成分を見よう!
みなさんは化粧品を選ぶ際に、裏の表示成分のところを見ていますか?人気や口コミ、評判を見ることも大事ですが、裏の表示成分のところも実は見た方がいいんですよね!敏感肌の方は特に注意して見る必要があります。敏感肌の方は、アルコールや、香料、添加物が入っていないものを選びますよね?肌にとっては、悪いと言われているこれらは、敏感肌の方にとっては肌荒れの原因になるんです。
しかし、裏の表示成分を見ると、実は順番があるんですよね。多く含まれている成分は、表示成分の最初の方に記載されているんです。少量であれば、アルコールや香料は悪いとはいえないのですが、表示成分のところで最初の方に記載されている場合は、多く含まれている可能性があります。そのため、裏の表示成分を見ることは重要だったんですね。化粧品を購入する際は、表示成分を注意しながら購入しましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はセラミドの効果やセラミド化粧品の選び方についてご紹介しました。セラミドの化粧品を選ぶ際は上記のようなことも重要ですが、一番良いのは自分に合った化粧品を選ぶことが重要ですよ!人気の化粧品や流行のものも良いですが、美肌を作るには自分に合った化粧品を選んでみてくださいね。ぜひ今回のを参考にしてみてください。