ヒアルロン酸とは? ~おでこへの注入前に~
〇ヒアルロン酸の成分
引用: http://refresh-bbs.com/165/
ヒアルロン酸は私たち人間だけでなく動物の目、皮膚、腱、筋肉、軟骨、脳、血管などの結合組織に含まれ、
細胞と細胞を接着させて守る役割を果たしています。保水力が高く、関節や肌の潤いを保つ役割も果たしています。ヒアルロン酸の性状としてはネバネバした(粘性が高いと言います)もので皮膚や筋肉や軟骨を構成する主成分です。人間の体を作っているのは無数の細胞ですが、この細胞同士をくっつけ合い勝手に細胞がバラバラに移動しないようにしている「結合組織」の主成分なのです。人間が人間の体を形として維持するためには絶対に必要な成分となります。ヒアルロン酸は鶏肉、豚足、フカヒレ、すっぽん、鶏皮、手羽、ウナギ、ぬめりのある海藻などにも多く含まれます。しかし、ヒアルロン酸は高分子で腸からは吸収されにくく、
熱にも弱いため食事からの摂取は簡単ではありません。
〇ヒアルロン酸注入とは ~おでこへの注入前に~
ヒアルロン酸の注入は関節内注射で長く用いられてきました。ヒアルロン酸注入の中では長い歴史を持ち、広く行われているのは関節痛の治療方法です。ヒアルロン酸を注射することによって、加齢などにより減少したヒアルロン酸を直接補い、さらに関節でのヒアルロン酸の産生能を高めたり、痛みや炎症を抑えたりする効果が期待できます。ヒアルロン酸が減少するとしわができるだけでなくたるみも生じます。額のシワやたるみは顔の表情の印象を変化させ、その変化の対処方法の一種として、ヒアルロン酸注射を用いる人も少なくありません。
ヒアルロン酸はアレルギーを引き起こすことは、純粋なヒアルロン酸を使用している限りほとんどありません。また、高分子であり、粘稠性が高いので細い注射針を使用する方法は、たるみやしわなどの治療箇所に注入しずらくなっています。できる限り、細い種類の針を使うか、または貼る麻酔薬や塗る麻酔薬を使用することで痛みを伴わない治療方法や施術内容を行ってくれる医療機関や専門クリニックがありますので、施術内容や治療方法について相談してみると良いでしょう。
引用: http://www.acid-hyaluronic.com/Hyaluronic-Acid-The-New-Botox/
〇ヒアルロン酸注入の副作用 ~おでこへの注入前に~
引用: http://www.livinghealthyrx.com/your-simplified-guide-to-hyaluronic-acid-injections.html
ヒアルロン酸の成分の内容は関節の天然成分であるため、患者が副作用を経験することは極めて稀です。アレルギー反応は個人差の程度はありますが、発症することが知られており、これらは薬物療法で容易に治療することができる。通常、数日間経過するとヒアルロン酸注射を行った部位やその周囲の部分に、僅かな腫脹および痛みが発生します。注入後の痛み・赤み・腫れ・内出血といった種類の症状です。額のヒアルロン酸注射は「ダウンタイム」が短く、副作用などが起こりにくく、低いリスクの施術方法の種類とされていますが、起こる可能性は全く無いわけではありません。通常、平均的な予後の回復であれば、術後、約数日〜2週間程度で落ち着くことが多いようです。症状の様子や内容を見ていく中で症状の改善が見られない・日を増すごとにひどくなる場合もきわめて少ない割合ですが、起こります。他の副作用・リスクの内容や種類としては、額の形に凹凸が目立つ・身体へのアレルギー反応が起こる・血行不良などです。
〇ヒアルロン酸注入の効果とは ~おでこへの注入前に~
治療の効果はヒアルロン酸注射の完了直後に確認できます。 注入された部位にしこりのような硬さを感じることがありますが、1週間程でなじんできます。注入の治療の種類や施術内容、注入箇所により、効果の持続期間は個人差により変わりますが、平均的に効果の持続期間は早いもので3ヵ月から半年で吸収が始まり、遅いものでは完全に吸収されるのに2年以上かかりますが、4年以上効果が持続する場合もあります。
引用: https://www.self.com/story/dermal-fillers
〇ヒアルロン酸製剤とは
人間の皮膚に存在する天然のヒアルロン酸は、低分子のため長期間にわたって皮膚には留まれません。
そこで、ヒアルロン酸分子を化学的に架橋することで、皮膚への停滞を2ヶ月〜6ヶ月程度まで留めることができるようになり、ヒアルロン酸分子の製剤がヒアルロン酸フィラー(ヒアルロン酸充填治療:ヒアルロン酸注入療法)として色々なメーカーから開発され、多くの種類があり、メーカーによってもヒアルロン酸フィラーの内容は違います。その使用方法もヒアルロン酸フィラーを開発したメーカーから指定された使用方法を守る必要があります。ヒアルロン酸製剤のフィラー以前は、牛から抽出したコラーゲンを使用したり、遺伝子組み換えのばい菌に人型コラーゲンを作らせて、これをフィラーとして注射治療に利用していました。価格が高価であったり、アレルギー反応や、狂牛病蔓延から人気が無くなり、使いやすいヒアルロン酸製剤に次第に替わっていきました。ヒアルロン製剤はその後改良を続け、製薬会社のアラガン・ジャパンにより2015年4月にヒアルロン酸製剤である「ジュビダームビスタ ウルトラ XCJ」と「ジュビダームビスタ ウルトラプラス XCJ」を、日本で初めて厚労省より薬剤認可をとりました。
引用: https://www.skinwiserx.com/store/p7/juvederm
天然のヒアルロン酸と皮膚充填材ヒアルロン酸の違い ~おでこへの注入前に~
引用: https://www.emergemedicaldayspa.com/juvederm-ultra-xc-and-ultra-plus-xc-dermal-fillers/
最もよく使われるフィラー(皮膚充填材)であるヒアルロン酸ですが、体に入れるものなので当然のことながら皮膚充填材には最大限の安全性が求められます。「ヒアルロン酸は人体にも存在する物質なので安全です」と説明されているのをよく目にすることが多いと思います。これはもちろん嘘ではありませんが、この表現が100%正しいというのも間違いです。100%正しいわけではないというのは、人体に存在するヒアルロン酸とフィラーのヒアルロン酸製剤は全く同じではないからです。
実際にヒアルロン酸は人体に多量に存在し、水分と弾力性の保持に大きな役割を果たしています。ではもし人体にあるヒアルロン酸と全く同じヒアルロン酸を注射したとするとどうなるでしょうか?実はあっという間に分解されてしまうのです。体内のヒアルロン酸は常に生成と分解を大量に行っている結果一定量が保たれており、仮に外部から何ccかを注入したとしても誤差のレベルであってすぐなくなってしまいます。そのため、そうならないようにフィラー用ヒアルロン酸は、ある程度の期間分解されずに残るようにヒアルロン酸の構造を変えています。
なるほど。体内のヒアルロン酸は常に生成と分解がなされているんですね。それと同じ構造で充填しても、同じように分解されてしまい、当然生成は行われませんから、すぐなくなってしまうわけですね。そのため、体内にあるヒアルロン酸とは構造を変えている分、元から体内にあるから安全だという主張は成り立たないということですね、
また、フィラー用ヒアルロン酸は各メーカーから様々なものが出ていますが、メーカーごとにその架橋の仕方などが違います。なので、フィラー用のヒアルロン酸と言ってもやはりそこは同一ではなく種類による違いがあります。 ヒアルロン酸製剤は架橋剤を使って架橋しているために、実際に人体内にあるヒアルロン酸と全く同じではありません。そのため極めて稀ですがアレルギー反応を起こす人がいます。このアレルギー反応は架橋剤に対して生じたアレルギー反応であろうと考えられています。つまりこの点において完璧に安全とまでは言い切れないのです。
さらにメーカーによっても違いがあるようですね。施術時は医師に十分な説明を受けて、少しでも納得できない点はちゃんと事前に聞くようにしましょう。
施術の一般的な流れ
①カウンセリング
ヒアルロン酸を注入する際に仕上がりをイメージしてデザインします。仕上がりを決める大事なプロセスです。希望のおでこの形のイメージを正確に伝えましょう。ヒアルロン酸フィラーの種類が何種類かある場合は、費用と横断し、自身のおでこの悩みに適したフィラーの種類を選びます。また、現在服用中の薬やアレルギーの有無などについて相談します。
②麻酔
麻酔クリームや細い針の注射で麻酔をします。麻酔をすることによって、針が皮膚を通る時の痛みや不快感を緩和します。
③注入
皮膚を整えながらおでこに細かくヒアルロン酸を注入します。処置時間は30分程度で終了します。
④注入後
施術後の部位をしっかり冷やします。毛細血管が収縮して痛みや内出血のリスクが低下する効果があります。
⑤終了
希望によりメイクをして帰ることも可能です!
引用: http://kaotarumi-houreisen.hatenablog.com/entry/2017/05/24/163040
まとめ
おでこへのヒアルロン酸注射について、詳しい内容をお伝え致しました。
専門クリニックによって、扱うヒアルロン酸の種類や治療方法や施術の流れ、費用も違うので、事前にクリニックへ相談し、自分に合った医師やクリニックを選ぶことが重要です。
リスクや副作用を鑑み、ヒアルロン酸注入の効果を最大限生かしてゆきたいですね。
引用: http://primoshots.com/look-naturally-beautiful-photos/
人体の中に元から存在する天然のヒアルロン酸と、充填剤とではやはり違いがあるようですね。