パックの種類
お顔のパックと聞いて、どんなパックを思い浮かべますか?
お顔のパックにも色々な種類があります。
大きく分ければ、洗い流すタイプとピールオフ(剥がす)タイプがあります。
洗い流すタイプには、クリーム·泥·海藻·酵素·スパークリング(泡)などがあります。
酵素パックや泥パックは老化角質や毛穴の汚れを除去する為に使用しますが、それ以外は肌に栄養分を届ける事を目的にしています。
ピールオフには乾いてバリバリと剥がすものもありますし、モデリングマスクのようにソフトに固まるものもあります。
バリバリと剥がすタイプは老化角質を落とすものがほとんどです。肌に負担がある為、昨今はあまり使用されていません。モデリングマスクは少し特殊なパックで、全てのお手入れの最後に行います。美容液やクリームまでの栄養をしっかり肌の中に閉じ込めます。パックそのものにも保湿や美白効果のあるものが多いです。
パックをセルフでやるのは難しい?
ご自身でパックをされている方はあまりいないようです。自分でやるとなると、ちょっと面倒にも感じますし、そこまで手をかける余裕も無いというのが本音でしょう。
自分では塗るのも剥がすのもひと苦労。
ちゃんと塗れなかったり、上手く剥がせなかったり。
ちょっと難しく感じるのかもしれません。
そこでおススメしたいのが、化粧水パックです。
化粧水パックならお手軽に誰でも簡単に行えますし、パックの中でも最もお肌に必要と言えるパックです。
化粧水パックがおススメの理由
化粧水パックがオススメの理由は、なんといってもそのお手軽さです。通常のパックとは違い、肌への負担は全くありませんので、毎日でも行えます。
角質が水分で満たされると、見た目も変わります。
まず、肌が白く透明感が出ます。キメも細かく見えますし、触り心地も良くなります。
お肌のターンオーバーも良くなるので、トラブルの予防改善にも。
いい事ばかりの化粧水パック。これはやらなきゃ損ですね。
化粧水パックにはコットンがおススメ
化粧水パックをする時は、断然コットンを推奨致します。
市販の顔型マスクはサイズが合わないので、きちんとお顔全体にあたりません。乾くのもとても早いので、かえってシワの原因にもつながります。
コットンは乾きにくいので、しっかりじっくりとお肌に水分を入れ込むことが出来ます。
肌にも密着しやすいですし、コットンの枚数を足せば、お顔全体だけでなく、首やデコルトまで覆うことが可能です。
化粧水パック時のコットンの正しい使い方
化粧水パックの正しい方法をご紹介します。
コットンはサイドが切りっぱなしのものをご用意下さい。サイドがくっついてるものではパックには不向きです。
まずはコットンを数枚小さな容器に入れます。重なりを少しずらしておくのがポイント。
そのなかに化粧水をたっぷりいれます。
コットンをとり、ほんのちょっとだけしぼります(しぼりすぎないで)。1枚のコットンを2枚にさきます。
割いた半分が1枚になりますが、そのまま肌にのせるのではなくて、コットンの幅が長い方の両端を両手に持ち外側に引っ張ります。引っ張りすぎると破けるので注意して引っ張ります。
コットンサイズが1.5倍ほどに大きくなります。それを肌に密着させます。薄すぎず厚すぎず、しっかりと肌に密着します。
上の画像のコットンで説明すると、引っ張る方向は上下です。
左右に引っ張ってもコットンが切れるだけで大きくはなりません。
コットン+ODT法で美容効果アップ
化粧水パックの効果を更に高める方法にODT法というものがあります。ODT法とはどのようなものなのでしょうか?
ODT法と聞いても、一般的にはピンとこない言葉だと思いますが、密封美容法の事を意味します。
occlusive dressing technique療法の頭文字を取ってODT法と呼ばれています。
ラップや石膏マスクなどで密封することで皮膚温を上げ、汗孔や毛孔を開き有効成分が経皮吸収しやすくすることと、成分が外に逃げずに中に浸透しやすくする為の方法になります。
石膏マスクは自分では出来ませんが、ラップならどのご家庭にも必ずと言っていいほど常備しているものなので、お手軽にODT法を行うことが可能です。
ODT法のやり方
それではラップで簡単に行うことが出来るODT法のやり方をご紹介したいと思います。エステサロンでも行われている効果的なお手入れ法ですので、ぜひお試し下さいね。
お肌に入れたい美容液や化粧水を準備します。
化粧水で少し肌を湿らせてから美容液を塗るといいですね。化粧水に美容液を混ぜてもOKです。
次にコットンを使って化粧水パックを、行います。
湿り気が足りないとすぐに外れてしまうので、気をつけましょう。
お顔全体を覆ったら、その上からラップで密封します。
ご自身でやる場合は薄目が開けれるようにまぶたの上下にわけてコットンを置くとやりやすいです。
ラップは鼻から上、鼻から下と2枚にわけて、鼻呼吸ができるようにしておきましょう。
そのまま10~20分置きます。
外した後のコットンに含んだお化粧水は、お顔にパッティングしたり、ボディに使用するといいです。そのまま捨ててしまうのはちょっと勿体無いですからね。
化粧水パックをする際に気をつけたいポイント
化粧水パックをするにあたって気をつけたいポイントがあります。
化粧水パックをする際は、使う化粧水はもったいながらずに、たっぷり使用してください。少ないと、肌が乾いてしまい、逆効果です。シワの原因になります。
日焼け等で肌が火照っている場合は、しっかりと冷やしてから行うか、途中で何度も化粧水を補いながらパックしてください。火照りの熱が残った状態では、水分がどんどん蒸発してしまいなかなか潤わすことができません。
日焼け後はしっかり保湿しなければ、後々に大きなトラブルの原因になるので、しっかりと化粧水パックでケアすることをおススメします。
化粧水パックを行う場合、とにかくコットンが乾かないようにすること。コットンが乾ききる前に外してあげることが大切です。乾くまで放置するとシワの原因になるので要注意です。
品質の良いコットンがおススメ
質の良い化粧品を使うことももちろん大切ですが、コットンで化粧水パックを行う時は、使用するコットンも品質の良いものを選びましょう。
安価なものは毛羽立ちやすくて、化粧水パックには向きません。ネイル用はカットした際の繊維の方向が違う事がある為使いにくいです。フェイス用のコットンで、なるべく大判のものを選ぶと良いと思います。
化粧水パックはいつするのがいいの?
化粧水パックはいつするのがいいのでしょうか?
朝のメイク前に化粧水パックのひと手間を加えるだけで、メイクが崩れにくくなり、日中の紫外線からお肌を守ってくれる嬉しい効果が期待できます。
夜、就寝前のお手入れに行えば、寝てる間に新しい細胞が生まれやすくなり、翌朝の肌の調子がとても良くなります。
つまり、化粧水パックは、いつ行っても効果があるお手入れなのです。
まとめ
化粧水×コットンで出来るお手軽パック方法の化粧水パックについてご紹介致しましたが、いかがでしたか?
私たちの肌は常に乾燥しやすい環境に置かれています。乾燥肌は老化しやすく、全てのトラブルにつながります。
肌を乾燥から守り、トラブルを防止する為にも、日頃から化粧水パックを取り入れてお肌を乾燥から守ってあげましょう。
お手軽で効果的な化粧水パックで美肌を手に入れてください。