化粧ノリが悪い原因
①お肌の水分不足 ~化粧ノリが悪い原因~
引用: http://vineveragiveaway.com/applying-makeup-to-dry-skin/
化粧ノリが悪くなる原因とは一体何でしょうか。
基本的にベースメイクの段階でお肌の乾燥、白い粉の吹く状態、皮脂がベタつく状態のことを言います。お肌の状態を示す言葉で弾力性の「ハリ」や肌質感の「キメ」と言いますが、ハリは皮膚の内側の水分、キメは皮膚の表面上の水分を意味しています。皮膚の内部はコラーゲン成分により潤いが維持されており、お肌のハリを生成しています。一方、皮膚の表面上にある皮膚細胞が蓄えた水分を保持してお肌のキメを生成しています。しかし、この皮膚細胞の構造が老化による加齢や過度な減量、体内時計が崩れた生活習慣により、皮膚の内側と外側の水分バランスが乱れ、化粧水を塗布後、皮膚細胞の中に水分が浸透しない状態や、水分保持機能が働いていない状態にあるのが乾燥肌です。乾燥肌に一度なると、古い皮膚細胞が剥離しやすくなります。その古い皮膚細胞の上にベースの基礎化粧品が塗布されると「化粧ノリが悪い」状態になります。
②皮膚生成サイクルの乱れ ~化粧ノリが悪い原因~
引用: https://beautyeditor.ca/2016/03/29/exfoliate-daily
皮膚は一定の皮膚生成サイクルの周期により、日々、古い皮膚細胞が新しい皮膚細胞へ生まれ変わっています。古い皮膚細胞は通常、洗顔やクレンジングの際に洗い流されています。けれども、外的ストレスの要因により身体や精神的にストレスフルになると、皮膚生成サイクルの周期に乱れが生じ、古い皮膚細胞が新陳代謝により剥がれ落ちずに皮膚上に残ります。持ち上げられるべき古い皮膚細胞は角質化しているので、水分を保持する機能はありません。皮膚上に古い皮膚細胞は新しい皮膚細胞の生成を疎外し、皮膚表面上に角質として残り、化粧ノリの悪くなる原因になります。皮膚生成サイクルの、皮膚ターンオーバーを整えるために、睡眠時間を確保し生活リズムの調子を上げる対策が重要です。しいては、化粧ノリ問題の対策に繋がります。
③紫外線対策が不十分 ~化粧ノリが悪い原因~
引用: http://www.dailymail.co.uk/health/article-2467385/Suns-UV-rays-account-80-cent-skin-wrinkles-ageing.html
紫外線による肌へのダメージは、コラーゲン生成に影響します。損害されたコラーゲンは皮膚内部の水分保持機能を維持できません。コラーゲンが水分を保持できず、その付近の古い皮膚細胞にダメージが拡散されることも乾燥肌の原因の一つとなります。この悪い皮膚サイクルの状態になると水分の保持機能も作用することが不可能になります。化粧水でお肌を潤わしたとしても、皮膚表面に水分と塗布しているのみで、皮膚内部に浸透することはありません。皮膚組織の内部に浸透可能な肌へ戻すには、紫外線対策として、日焼け止めなどのUV対策が重要です。紫外線対策は家庭で簡単にできるので、日々の生活の中で実践してみて下さい。
日焼け止めは「SPF」と「PF」で紫外線がどれだけ肌に届くのを遮断できるか表記しています。数値が高いものを選ぶと紫外線を遮断することができますが、敏感肌の人は日焼け止め自体が肌に悪影響を及ぼすことがあるので、肌に合わないと感じたらすぐ使用を中止しましょう。
また、朝に塗って出掛けても数時間後には汗で流れてしまい、日焼け止めの効果が薄れてしまいます。こまめに、できれば3時間に1回は塗り直したいところです。
化粧ノリが悪い時のメイク術
〇基礎化粧品を丁寧に
引用: https://www.rd.com/health/beauty/makeup-for-dry-skin/
基礎化粧品のベースメイクは、 メイク前の丁寧なスキンケアで対策しましょう。基礎化粧品の使用後、しっかりと皮膚に浸透することで、その後の化粧ノリの良さに関係してきます。
スキンケアの最後の段階で使用する乳液や保湿クリームの浸透が不十分ですと、化粧下地やファンデーションと乳液やクリームが混合し、肌から化粧が浮いた状態になります。化粧のノリや仕上がりの差に繋がります。
そのため、ベースメイクは基礎化粧品が肌への浸透を確認してから始めましょう。
手のひらで肌を触れ、手先に水分が残り湿った感覚の場合は、肌への浸透は不十分の状態となります。
手のひらで肌を包み混むように触れて、手のひらの皮膚に吸い付くようなもちっとした感触の場合は、十分肌に浸透した状態と言えます。
水分を肌へ浸透している間、乳液やクリームを利用し顔のマッサージをすると、より皮膚の細胞内部に成分が浸透し、より肌に馴染みます。
忙しい朝の時間帯には、軽くティッシュで肌表面を優しく押さえて、肌に浸透せずに残った基礎化粧品を吸い取りましょう。
〇化粧下地は欠かさない
引用: https://www.makeup.com/heal-dry-skin-patches-on-your-face-how-to
ベースメイクをせず、化粧下地をとばしてファンデーションからメイクをスタートさせている方は、化粧ノリが良くなる要素を見過ごしている状態になります。
化商品の中には化粧下地機能が含まれたファンデーションもありますが、一般的なものは化粧下地は重要で必要です。
化粧下地の主な作用は、ファンデーションが皮膚へと密着し、化粧の仕上がりを良くし、長時間のメイク保持を可能にするべく効果を最大限に引き出すことにあります。
また、化粧下地とファンデーションは同じブランドのラインで使用するのもメイク術の方法の一つです。同一ラインの化粧下地とファンデーションは混合しやすく、化粧ノリの良さと化粧崩れの対策に関係してきます。また、別の方法の一つに、日焼け止め対策のUV機能を持つ化粧下地の使用もお勧めです。
〇適量のファンデーション
引用: http://www.thehealthsite.com/photo-gallery/beauty-winter-makeup-foundation-hacks-you-should-know-if-you-have-a-dry-skin-w1217/f4--542186
ファンデーションの使用は適量を守りましょう。乾燥肌や肌の状態が良くない場合、化粧ノリが悪くなるからと思い過剰に使用しがちですが、それは避けましょう。余計に化粧が浮き、仕上がりが悪く見え、化粧崩れをし易くなります。市販のほとんどのファンデーションは商品の種類ごとに適量が示されています。使用量を守ることが、ベースメイクがキレイに仕上がりやすくなるポイントとなります。
リキッドファンデーションやクリームファンデーションの使用の場合は、メイク用のスポンジで優しく丁寧に全体を軽く押さえることで、余分なファンデーションがスポンジに吸収され、さらに肌へ密着しやすくなります。
〇清潔なパフ・スポンジの利用
ファンデーションを塗布する際に使用する「パフ」や「スポンジ」は、衛生的に清潔な状態にしておきましょう。前回のメイクで使用したファンデーションの成分がパフやスポンジに残存する状態で使用すると、肌の色ムラや化粧浮きに関係してきます。そして、化粧ノリの悪さに繋がります。
その上、パフやスポンジの雑菌の繁殖を予防するため、使用後は洗濯すると良いでしょう。ニキビや肌荒れなどの肌トラブルを引き起こす原因となります。
そのためパフやスポンジはできれば毎日、長くても1週間で洗って、清潔なものを使うようにしてください。
化粧ノリが悪いときのポイントメイク術
〇パウダーチーク
引用: https://www.liveabout.com/how-to-avoid-cake-face-346066
パウダーチークの使用の場合は、色ムラが発生する、長時間の肌への使用により崩れるというお悩みを経験された方は多いのではないでしょうか。
色ムラへの対策として、オイルが含まれるリキッドタイプやクリームタイプのファンデーションの後の、ルースパウダーの使用不足が原因と考えられます。
肌の皮膚表面上がオイル残存状態ですと、パウダーチークを塗布したとしても、塗布した箇所に部分的に色が塗布され、色が分散されて綺麗な色のグラデーションになるという事は難しくなります。
頬の部分にしっかりと色をのせて下さい。色がすぐに消えてしまう場合、肌への密着度が弱いためチークが落ちる、手と頬の接触の機会が頻繁にあり落ちてしまうという可能性があります。
化粧直しの際に、頻繁にのせることも大切ですが、お肌のタイプや状態にあった密着度の高いクリームタイプのチークを使うことは、救済策となります。
引用: https://www.wikihow.com/Apply-Makeup-to-Dry-Skin
〇クリームチーク
クリームチークの使用の場合、色ムラやクリームなので塗り過ぎてしまうという方が多いようです。
クリームチークは指で肌に優しくのせて使用します。適量をのせようとイメージをしていたとしても、最初は量が多くなってしまい、上手く塗布できないケースも多く、色ムラの要因となっています。
クリームチークが上手く塗布できるには、経験を重ねるしかありません。色ムラになり易いと感じるならば、少し薄めにクリームチークを丁寧にのせます。そののせたクリームを手先を使い少しづつ伸ばし、フェイスパウダーをのせた上へパウダーチークを薄く重ねます。2種類のチークを段階的に使用することで、色ムラを無くし、自然な色のグラデーションを作れます。
〇口紅・グロス
引用: https://woman.excite.co.jp/article/beauty/rid_GODMake_119660/
口紅やグロス、リップクリームのノリが悪い際のメイク方法をご紹介します。
口紅やグロスの色がのりにくい時、唇の皮膚が乾燥してことが要因です。また肌と同様に角質化した古い皮膚細胞が溜まり、唇の皮膚がゴワゴワすることで、色がなめらかに塗れません。
その対策として、唇の皮膚のケアを行いましょう。リップパックで唇の皮膚の保湿、リップスクラブでの古い角質のお手入れが必要です。また口紅が崩れやすい、色むらが起きやすいケースは、ファンデーションと同じように厚く塗りすぎている要因があります。
口紅を塗布後にティッシュを軽く口にはさんで余分な口紅を吸収すると、より色が定着・密着し、色持ちも良くなります。
〇アイメイク全般
引用: https://hadalove.jp/bad-cosmetic-glue-248422
アイシャドウやアイラインなどのアイメイク、アイブロウは、色ノリが悪いという問題があります。
色が定着しにくい場合は、パウダーによる肌や化粧品のオイルの残存の状態が要因です。
リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションの後、パウダーを塗布することで予防できます。
目の周辺や目頭へも丁寧に塗布しましょう。きちんとパウダーが塗布された状態はアイシャドウのムラや、アイラインの色が色ムラなく塗布できる土台となります。
また眉毛の場合は、眉の上からポンポンと上から押さえるだけでは眉毛の内側までパウダーが届きません。眉の上でパフを左右に動かし、軽くこするようにして、眉毛の生え際までパウダーをのせるようにしましょう。
引用: http://www.allaboutvision.com/contacts/contact-lens-tips.htm
まとめ
化粧ノリが悪い原因と対処法とメイク方法についてご紹介いたしました。
化粧ノリを防ぐメイクのポイントをおさえ、メイクをすることでメイクのノリの悪さを防ぐことができます。
ぜひ、メイクのポイントをおさえたメイク術を試してみて下さいね。