今時のメイクは引き算から
いつもと同じメイクをしているけど、なんとなくピンとこないことがありませんか?年齢よりちょっと老けて見られたり、キツイ顔に見られたりしていませんか?
もしかしたら、そんなメイクは少し今時ではないのかもしれません。
今時のトレンドメイクは、「ナチュラル」なのです。ナチュラルメイクは単なる手抜きメイクではなく、ポイントを押さえ、上手に引き算をしたメイクのことなんです。すべてのパーツをしっかり塗りこんでいくちょっと時代遅れのメイクから、少しだけ引き算をして、ナチュラルな今時のメイクに変えてみませんか?
今時のトレンドカラーは?
今時のトレンドカラーは、春を意識したピンクです。秋冬のシックな色合いから、華やかなピンクへと変わってきました。華やかと言ってもビビットな色合いのピンクではなく、ちょっとくすんだピンクやスモーキーカラーのピンクになります。
そんなピンクを、目元やチークに上手に取り入れて、ふんわりとしたナチュラルなメイクに挑戦してみませんか?
まずは今時のベース作り
今時のお肌は透明感のあるちょっとマットなツヤ肌です
素肌のように見える透明感のあるクリア肌に、少しだけマット感がプラスされたツヤのあるお肌が注目されています。
お肌をナチュラルに仕上げるための最大のポイントはファンデーションの前のベースメイクです。
まずはスキンケアでお肌にしっかりと保湿をしていきます。
次に化粧下地を使いお肌を整えていきます。コントロールカラーを使いお肌に透明感をプラスすると、よりクリアな仕上がりになります。
気になる部分は、コンシーラーを使いカバーしましょう。
ファンデーションをのせていきますが、マット感をだすのはパウダーファンデーションが近道です。ベースメイクがしっかりと出来上がっていれば、パウダーファンデーションでも十分にカバーが出来ます。
リキッドファンデーション派の方は、セミマットな仕上がりになるよう、ルースパウダーなどをブラシでのせていきましょう。
眉はふんわりアーチ型
細すぎる眉はちょっと怖そうですね。剃り過ぎたり抜きすぎたりはNGです。今年も引き続き太めの眉が人気なのですが、しっかりとした太眉じゃなく、ちょっとアーチ型の自然な太さの眉になります。
やや太めのアーチ型眉の作り方
1.眉ブラシで眉全体をアーチ型に整えましょう。眉毛を立ち上げるようにブラシで整えてくださいね。
2.アイブロウパウダーで、アーチ状に眉の形を作っていきます。眉頭は少し太めに書いておきましょう。
3.眉尻や眉山などの細かい部分は、アイブロウペンシルで形を足していきます。
4.ペンシル部分とパウダー部分をなじませたら完成です。
自眉をいかしたアーチ眉を作るときは、アイブロウパウダーで眉の隙間を埋めるようにしてください。自眉がしっかりしている方は、アイブロウパウダーで書きすぎると眉が濃くなってしまうので、あくまでアーチ型に整える程度で大丈夫です。
アイブロウの色は?
アイブロウの色は、ご自身の髪よりワントーン明るめがおすすめです。眉毛の色を明るめにして、輪郭をあまり強調させずにふわっと仕上げるとナチュラル感が増しますよ。
アイシャドーはブラウンメイクがポイント
パステルカラーは色の配置や配色が難しい色です。プロの方はそういったことに詳しいですから、上手に仕上げることができるのですが、私たちには少し難しい色合いですね。
ナチュラル感を出すためのアイシャドーの色は、ブラウンがおすすめです。ブラウンはとても肌なじみの良い色です。陰影をつけて目全体を大きく見せてくれる効果もありますね。トレンドカラーのピンクとも相性が良い色になりますので、ブラウンに少しピンクを足してみるのも良いと思います。
ただし、気を付けたいポイントは、濃い色のブラウンです。ブラウンの色味が濃すぎると派手に見えがちになってしまいます。淡い色味のブラウンを使いナチュラルに仕上げてみてください。
今時はマスカラもブラウンでやさしさを演出
目元をパッチリ・くっきりと見せてくれるのはマスカラですね。ただ、あまりにも黒すぎると目元がキツイ印象になってしまいます。また、黒がきつすぎると、黒が持つ引き締め効果で、逆に目が小さく見えてしまうこともあるんです。
マスカラをブラウンに変えてみてください。同じまつ毛の長さ、同じ量でもやわらかい印象になります。日本人の瞳の色もブラウン系ですので、瞳ともマッチし自然な印象になりますよ。
ナチュラルメイクのアイライン
アイラインは目元を引き締める効果があり、目力を与える大切なものですね。でも黒いアイラインはナチュラル感には少し強すぎてしまいます。
マスカラと同じようにアイラインもブラウンに変えてみましょう。ラインを引くことでの目元の引き締めはそのままで、ブラックのアイラインよりもやさしい印象になりますよ。
ナチュラルメイクのチークはどうするの?
ナチュラルメイクのときのチークはつけた方が良いのでしょうか?それともなくても大丈夫?
答えはつけた方が良いです。ただし、ちょっと前に流行ったような、目の下に濃くくっきりと入れたチークはナチュラルメイクには不似合いですね。
今時のナチュラルメイクでのチークは控え目が基本です。お風呂上がりのような、ちょっと火照ったような印象を与える程度のチークがベストです。
パウダータイプのチークは、扱いやすく、ほんのりとした印象を与えます。しかし、粉っぽさが残ってしまうのが難点ですね。今時のメイクに欲しい透明感を求めるのなら、クリームタイプのチークがおすすめです。
頬骨の1番高いところにほんの少しつけてなじませればOKです。
クリームチークを指かスポンジに取り、頬にポンポンと叩きこみます。重ね付けすることで色味の調整もできますし、上からパウダータイプのチークをのせると色持ちがアップします。
透明感のある、血色の良い頬は、ナチュラルメイクの大切なポイントですね。
リップメイクのポイント
それではリップはどうでしょう?
リップペンシルでしっかりとラインを書き、口紅を塗っていくのは、少し古いメイクかもしれません。リップも薄付きの引き算メイクを心がけてくださいね。
リップメイクのポイント
1.唇の端を外して、口紅を指で唇の中心部分にポンポンとのせます。
2.唇を結んで、少しこするようにのばします。
3.仕上げにグロスを重ねることで、より輪郭をぼかすとナチュラル感が増しますよ。
リップの色合いは、トレンドカラーのピンクがおすすめです。鮮やかなピンクではなく、自然な唇の色のようなピンク系を選んでみてください。
お肌の色味によってはピンクが苦手な場合もあります。そんな方は、あえてはっきりとした赤をつけてみるのもおすすめです。
輪郭を描いてくっきりと塗りこむようなつけ方はNGなのですが、リップメイクのポイントのように、輪郭をぼかし、唇の中心部分に赤色をおくことで、自然な血色のような唇を演出できます。
ブラウンメイクのやさしい目元にも差し色としてOKですね。
まとめ
2018年の春のトレンドは「ナチュラル」です。ラメを使ったメイクや、くっきりと塗りこんだ唇は、少し時代遅れの印象を与えてしまいますね。こてこてと盛りすぎた老け顔メイクから抜け出して、若々しくやさしい印象のナチュラルメイクに仕上げることで、女性にも男性にも好感を持たれる印象に変えていきませんか?