感染症予防意識についての調査結果について
マスクを日常的に使っている人を対象とした、ある調査結果があります。マスクを使用している人のうち、約85%の人が「自分は感染症に対する予防意識が高い方だ」と答えました。そして、約97%の人が、マスクを使うことで、風邪やインフルエンザなどの予防になると思うと答えています。多くの人が、マスクを使うことで、感染症対策になると思っているんですね。
マスク使用についての調査結果について
対して、正しいマスクの使い方チェックを行ったところ、約7割の人が正しく使えていないという結果になったそうです。感染症対策に対する意識は高いのに、マスクを正しく使えていない、使い方がわからない...。もしかしたら、あなたもマスクを正しく使えていないかもしれません。マスクの機能を最大限に発揮させるためにも、正しく使う必要がありますね!「マスクの裏表がわからない」という人も、マスクの「向き」について、確認してみましょう。
マスクの向きちゃんとわかってる?マスクの“裏表”をチェック
まず、マスクの“表裏”を確認してみましょう。表裏がわからない場合、プリーツマスクの場合、マスクの上と下を持って開いてみます。すると、マスクをつけた時のようなカタチに立体的に開きます。凹んだ面が裏、凸った面が表になります。
マスクの向きがわからない?マスクの“上下”をチェック
次に、わからない方のためにマスクの“上下”を確認してみましょう。マスクには、鼻の形にぴったりとフィットするように、樹脂の素材がついています。ノーズフィットと言われる部分です。そのノーズフィットが上になるように、マスクをつけます。立体マスクの場合も、ノーズフィットが上になるようにします。上下を逆にしてしまうと効果が無くなります。
マスクの上下・表裏の向きがわからない?パッケージを確認
「ゴム紐の接着面が外側」というメーカーもあるようですが、実は、メーカーによってそうとも限らないので、パッケージを見て裏表を確認すると確実ですね!例えば、ユニ・チャームの「小顔に見えるマスク」、こちらのマスクは、ゴム紐の接着面が外側です。そして、「超快適シリーズ」は、ゴム紐の接着面が内側になっています。このように、マスクによって違うこともありますので、表裏がわからない場合、パッケージを一度確認してみることをおすすめします。
続いて、マスクの着用方法をご紹介します。
マスクの向きを確認したら①マスクを広げる
マスクの向きが分かったら、マスクを装着します。まず、マスクのゴム紐を広げて、プリーツを上下に伸ばします。そしてマスクを完全に広げましょう。
マスクの向きを確認したら②ノーズフィットをあわせる
次に、顔にあてて、ノーズフィットを鼻の形にあわせていきます。ノーズフィットは、鼻とマスクの隙間を埋めてくれる役割をしてくれます。ノーズフィットをしっかりと鼻にフィットさせていないと、隙間ができてウイルスや花粉がそこから侵入してしまいます。指で鼻の付け根を押さえるように、しっかりと合わせましょう。鼻を合わせたら、そのままあごまで隠れるように、マスクを伸ばします。
マスクの向きを確認したら③ゴム紐を耳にかける
最後に、顔にフィットさせて、ゴム紐を耳にかけます。マスクを外す時は、耳のゴム紐を外します。フィルター部分には極力触らないようにしましょうね!マスクの外側には、花粉やウイルスで汚れています。
最後に、マスクを使う上で気をつけたいNG行動をまとめました。あなたにも当てはまる行動がないか、チェックしてみてくださいね!
マスクを正しく使えてる?NG行動まとめ
NG行動①マスクのサイズが合っていない
マスクは顔のサイズに合ったものを使用するようにしましょう。サイズが大きすぎるものだと、顔とマスクの間に隙間が生まれ、そこからウイルスや花粉が侵入してしまいます。逆に、小さすぎるものだと、ゴム紐で耳が痛くなってしまうこともあります。家族の間や職場で、箱に入った大容量のマスクを使っているという人もいると思います。皆、同じサイズのマスクを使用しているという状況ですね。実は、マスクを使用する上では、あまり良いとは言えません。皆さん、感染症予防のためにマスクをつけているのでしょう。しかし、当然ながら皆さん顔のサイズは同じではありませんよね。つまり、家庭や職場の中でも、マスクのサイズが合っている人とあっていない人がいるんです。やはり、それぞれのサイズに合ったマスクを使用することが、感染症対策としては正しいですね!
NG行動②マスクのゴム紐がゆるい
ゴム紐で耳が痛いと、ゆるめの紐を選んだり、引っ張って伸ばしたりしていませんか?顔周りに隙間ができてしまい、ウイルスや花粉が侵入してしまいます。マスクのサイズを見直したり、耳が痛い場合は、柔らかい素材で、太めの紐のものなどにしましょう。
NG行動③ノーズフィットを曲げていない
マスクのノーズフィットをきちんと曲げていないと、その効果は30%ほどにダウンすると言われています。ノーズフィットを曲げていなかったり、プリーツをちゃんと広げてあごのしたまでしっかりカバーしていないと、あごの部分にも隙間ができてしまいます。その場合、マスクの効果は更にダウンしてしまいます。
NG行動④マスクから鼻が出ている
鼻が出ている状態でマスクを着用しても、その効果は20%程と言われています。息苦しいと正しい使い方をせずに、ただマスクをつけているだけだと、意味をなさなくなってしまいます。
NG行動⑤着用中にマスクのフィルター触る
マスクをつけている時に、フィルター部分をつい触ってしまう…という人は、注意が必要です。マスクについているウイルスを触ってしまう恐れがあります。
NG行動⑥マスクをあごにかける
人と話す時に、マスクをあごにかけるクセがある人も注意してください。あごに付着している花粉やウイルスがマスクの内側についてしまう可能性があります。
NG行動⑦汚れた手でマスクをつける
汚れた手でマスクを触っていることはありませんか?手には、ウイルスや雑菌がついています。その手でマスクを触るのは避けたいですね!マスクを着用する前には、手を洗うという習慣をつけましょう。そして、マスクを外した時にも、手を洗うように心がけましょう。
NG行動⑧取替時期を守っていない
調査によると、マスクの取り替え頻度は、“1日1回”が一番多く、同じマスクを使用している間に、マスクを着脱する回数の平均は、8.2回となっています。一方で、6人に1人…17%の人が同じマスクを2日以上使用しているそうです。マスクは、最低でも1日1回、取り替えるようにしたいですね!
NG行動⑨マスクをきちんと保管できていない
マスクを持ち歩く時、その保管方法にも注意しましょう。数枚入っているマスクは、一度開封したらホコリがつかないように保管しましょう。カバンなどに、マスクをそのまま入れる…ということは避けましょうね。ジップロックなどの袋に入れて持ち歩くといいですよ!最近では、マスクケースというアイテムもありますので、そちらを利用してもいいですね!
特に、「使用中にフィルター部分に触らない」「マスクを着脱時に手を洗う」は、実践できていない人が多いという調査結果もあります。正しいマスクの使い方を身につけましょうね!
マスクは正しい向きでつけよう!
いかがでしたか?正しいマスクの向きと、マスクのつけかた、そして気をつけたい行動をご紹介しました。「マスクの表裏がわからない」という人も、ご理解頂けたのではないでしょうか?普段何気なく使用しているマスクですが、正しく使うという意識を高めることで、その効果をより高めることができます。ぜひ実践してみてくださいね!