梅雨を英語で説明したい!
英語でなんて言うの?と疑問を持ったことのある方も多いのではないでしょうか?またメールやSNSが広がった事で海外にいる外国人の友人とやりとりを交わしたりしている方も結構いますよね。いよいよいよいよ梅雨入りの時期、「日本はずっと雨だよ」と近状を報告したいものの、メールなどでちゃんと英語で説明出来ますか?
簡単に伝える事の出来る表現から詳しく説明したい場合の例文まで色々なパターンをまとめました。是非活用して日本の風物詩を伝えてあげてくださいね。
英語以前に梅雨ってしっかり説明できますか?
まずは梅雨を英語で説明する前に、梅雨をしっかりと理解しておく必要もありますね。梅雨とはご存知の通り、だいたい5月の下旬から7月下旬までの期間に訪れる雨の季節です。てるてるぼうずやあじさいの花等がイメージされる事が多い日本の風物詩の1つです。
梅雨とは冷たい空気のオホーツク気団と夏を運ぶ暖かい小笠原気団とがぶつかり合った境目に出来る梅雨前線を中心に起こる雨の季節のことで、日本列島を沖縄からゆっくりと北上しながら進みます。その勢力も北海道にたどり着いた頃には衰えてしまうので日本と言っても北海道にはありません。
そもそも日本以外にも梅雨はあるの?
では、海外も梅雨はあるのでしょうか。まず、中国、台湾、韓国、北朝鮮にもあります。それは日本列島付近に発生する梅雨前線がこれらの東アジアの近隣の国にまで伸びているからです。
この、梅雨前線によって引き起こされる梅雨は東アジアにしかありませんが、雨季と呼ばれる雨の季節は世界中にあります。また、梅雨も雨季の一種になります。オーストラリアでは「rainy season」と呼ばれる雨季があり、11月から翌4月まで長期に渡る雨季があります。日本のようにジメジメとした天気が続くという感じではなく、この期間は突発的な雨が降りやすく天気の移り変わりが激しいようです。
また、アメリカやカナダは国土が広いので一概に「この季節が雨季」とは言い切れませんが4月〜6月にかけては比較的雨が降りやすい時期になります。気流の関係でヨーロッパでは雨季がありません。しかしヨーロッパでは一年を通して曇りや雨の日が多いので過ごしやすいというわけでもないようです。
梅雨は英語で直訳出来る
「梅雨」を英語で伝えるのであれば、雨の降る季節なので「rainy season」と直訳するのが1番分かりやすい表現でしょう。海外でも雨季はrainy seasonと呼ばれています。また、同じように雨季を表す言葉では「monsoon season」もポピュラーな言い方です。
なぜ梅雨と言うのかを英語で説明したい
もう少し詳しく梅雨を説明したい時はなんといえば良いのでしょう?日本の梅雨を説明するのであれば、梅雨とは「梅の雨」である事からplum(梅)rain seasonと説明するのも良いでしょう。中心時期に当たる6月初旬〜7月中旬はちょうど梅が熟す季節でもある事で梅雨と言われるようになったという説を交えて説明してあげると、日本の風情ある表現が好きな外国人には喜ばれます。
【例文】We call the rainy season 'tsuyu', which literrally means 'plum rain', because it starts when plums are ripening.
私達は、雨季の事を梅雨と呼んでいます。「梅の雨」と言う意味なのですが、梅が熟す時期と重なっているからです。
梅雨の特徴を英語で説明したい
梅雨って何?どんな季節なの?と聞かれたら、梅雨の特徴も説明したいですよね。以下の例文を参考にしてみましょう。
In Japan, there is a season called “Tsuyu”, which means “rainy season”. It starts from the southernmost tip of Japan in Okinawa at the beginning of May, and slowly moves north over the rest of Japan in June.Hokkaido, at Japan’s northern end, gets barely affected by the rainy season.
日本では、雨季のことを“梅雨”と呼んでいます。沖縄では5月初旬から梅雨入りをし、本州では6月初旬ころに梅雨入りをします。梅雨は最南端の沖縄から始まって、ゆっくり北上しりながら日本列島を縦断しますが、最北端の島である北海道だけは梅雨がありません。
梅雨の良さも英語で伝えたい
梅雨もジメジメして嫌な季節なだけではありません。梅雨の季節に日本を訪れた外国人には梅雨の魅力を堪能してもらいましょう。
One positive aspect of Tsuyu is hydrangeas. Which look even more magnificent with the addition of a few raindrops. A lot of people visit Kamakura to see the hydrangeas and the famous temples during the season.
梅雨の時期にはあじさいを見られるのも楽しみの1つです。雨のつゆに濡れたあじさいはひときわ美しく、あじさいとお寺の風景が見られる鎌倉には多くの人が訪れます。
やはり梅雨と言えば紫陽花を思い浮かべる人は多いですよね。観光で日本を訪れた海外の方に梅雨の楽しみ方を教えてあげる事で、「せっかく来たのに雨ばかり…」とがっかりする事もなく喜んでもらえるのではないでしょうか。
手紙やメールで使える梅雨の英語例文
手紙やメールを送る際には文頭に季節を絡めた挨拶文を一言添えることが多いですよね。そこで、梅雨に関係する手紙やメールで使える挨拶の例文をまとめました。
The rainy season has started.→梅雨入りしましたね。
The rainy season is over .→梅雨が終わりましたね。
The rainy season is near at hand.→もうすぐ梅雨入りしますね。
The weather has been lousy.→嫌な天気が続きますね。
このように季節をうかがわせる一言を添えてみてはいかがでしょうか?
日本の梅雨をたくさん伝えよう
梅雨はいわゆる雨季ですので案外海外の人にも簡単に伝わることでしょう。でも、日本の梅雨には日本でしか味わう事のできない日本ならではの文化もありますよね。
てるてる坊主や紫陽花の花も日本独自の風物詩ですね。また、梅雨を連想させる和菓子等を紹介して日本人が梅雨を楽しんでいる物を伝えてあげると海外の人には喜ばれますよ。また、それに伴って海外の雨季を尋ねてみればさらにコミュニケーションが広がりますね。
梅雨を英語で説明してみよう
いかがでしたか?梅雨を英語で説明出来そうですか?感じ方も人それぞれならば、伝え方もそれぞれです。あなたは何と説明しますか?例文やメールでの方法を教えたので、日本の魅力もたくさん伝えてあげてくださいね。