ジョギングとは?ランニングとの違いと消費カロリーが高いのはどちらか
走る運動といえば、まず浮かぶのがジョギングとランニングです。このふたつの言葉は同じ意味のようですが、実は微妙に異なります。一般的にジョギングは、準備運動や健康のための運動としても行われるもので、無理のないペースでゆっくりと走ることを指します。ランニングはさらにペースや速度を上げて走ることを指すことが多く、スポーツや趣味として認識されています。
同じ時間ジョギングとランニングをおこなった場合では、走るペースが速くなる分、消費カロリーもランニングの方が上回ります。走るのが速くなるほど、走る距離も増えていき、消費カロリーが増していきます。しかし、初心者ではいきなり速く走るのは体にも負担がかかり危険ですので、無理のないペースのジョギングから始めていきましょう。
ジョギングの消費カロリーはどのくらい?
ジョギングで消費するカロリーはだいたいどのくらいなのでしょうか。一例をあげますと、体重50㎏の女性がかなりゆっくりとしたペースで30分ジョギングを行った場合の消費カロリーは、およそ150kcalとなります。6枚切りの食パンが一切れおよそ160kcalほどですので、この分すら消費できない計算になります。カロリーは摂取するのは簡単なのに、消費するのがとても難しいことがおわかりいただけたでしょうか。
ジョギングの消費カロリーの計算方法
ジョギングで消費するカロリーの計算方法は2通りあります。まずひとつ目は、走る距離から消費カロリーを割り出す計算方法です。
体重(㎏)×走る距離(㎞)=消費カロリー(kcal)
この式は簡単に計算することができますが、走る距離を確認する必要がありますので、ジョギングを始めたばかりの人には少しイメージしづらい面があります。
ふたつ目は、METsという運動強度を表す数字と、走る時間をもとに消費カロリーを割り出す計算方法です。ジョギングの場合は、ゆっくり走った場合でMETsは6、普通程度のスピードでMETsは7だとされています。
体重(㎏)×METs(ジョギングは6~7)×運動する時間(1時間を1とする)×1.05=消費カロリー(kcal)
こちら計算方法だと、式は複雑になり少しややこしいですが、走る距離がわからない場合でも計算できますし、走る時間を基準に計算するので、ジョギング初心者でもイメージしやすいです。消費カロリーは筋肉量などにより個人差がありますので、どちらの計算方法でも正確な数値にはなりませんのでご了承ください。
ジョギングでの消費カロリーが簡単にわかるアプリ
ジョギングのだいたいの消費カロリーを計算する方法はありますが、毎回いちいち計算するのは面倒だし、続かないものです。今はスマホのGPSを利用して走った距離がわかったり、自動的に消費カロリーを計算してくれるアプリがたくさんあります。なかでもおすすめなアプリをご紹介します。
ジョギングでの消費カロリーが簡単にわかるアイテムその1:ガーミン vivosport
アプリは手軽だし便利ですが、ジョギング中にスマホを持ち歩くのはちょっと…という人のために、ジョギングの消費カロリーが簡単にわかるおすすめなアイテムをご紹介します。
引用: http://www.garmin.co.jp/m/jp/g/products/vivosport-fuchsia-01.png
世界中で大人気となっている言わずと知れたGARMIN(ガーミン)の活動量計ですが、こちらのvivosportはスリムなデザインで着けていても煩わしさがないので、女性にもおすすめです。消費カロリーはスマホで確認しなければなりませんが、スマートウォッチとしての機能もあり、ジョギング以外の場面でも活躍してくれます。
引用: http://www.garmin.co.jp/m/jp/g/products/vivosport-fuchsia-03.png
このアクティビティトラッカー1にはすぐに使えるさまざまな機能を数多く搭載。vívosportはコンパクトだからどんな状況にも対応でき、内蔵のGPSで屋内のアクティビティに加え屋外のアクティビティも正確に追跡します。また、フィットネスモニタリングツールや日中のストレスモニタリング機能のほか、オンラインのフィットネスコミュニティGarmin Connect™に自動アップロードする手軽な接続機能も。アクティビティトラッキングの機能をパーフェクトに備えています。
ジョギングでの消費カロリーが簡単にわかるアイテムその2:タニタ カロリズムfor JOGGING
引用: http://www.tanita.co.jp/img/goods/1/EZ063PK_03_640_480_350.jpg
体重計で有名なメーカーのTANITA(タニタ)から出ているジョギング専用の活動量計、カロリズムfor JOGGINGです。操作方法はボタンを押すだけで簡単ですし、ぱっと見てすぐに消費カロリーがわかります。クリップで服に留めることもできるので、走るときに腕や足に何かを着けるのが気になるという人にもぴったりです。
引用: http://www.tanita.co.jp/img/goods/2/EZ063GR_31C_640_480_350.jpg
・ストップウォッチ感覚で経過時間、距離、消費カロリー、時速を測定できるジョギングモード搭載 ・月間走行距離も管理できる ・バックライト付きで暗闇でも見やすい ・スライドクリップで簡単装着
ジョギングでの消費カロリーをアップするには?
どうせジョギングをするなら、少しでも消費するカロリーを上げたいですよね。そもそも運動での消費カロリーは、体重や筋肉の量で変わってきます。一般的に男性の方が筋肉量が多いため、同じ運動を同じだけしても男性の方が消費カロリーが高くなるのです。女性でも同じで、筋肉の量が多いほど消費カロリーが高くなるので、筋トレを取り入れることでよりジョギングが効率的になります。しかし女性が筋肉量を多くするのは簡単なことではないです。
簡単な方法で少しでも消費カロリーを上げるには、動きを大げさにするといいでしょう。まずは走りながら腕をいつもより大きめに振ることから始めてみましょう。正しい姿勢でいることもほんの少しですがカロリー消費が多くなると言われていますので、走る間も背筋を伸ばして美しいフォームを意識しましょう。
ジョギングで脂肪燃焼効果が出る時間とは
女性であれば、ジョギングの効果として真っ先に思い浮かぶのが脂肪燃焼効果だと思います。単純に走ることでカロリーが消費されるということもありますが、ジョギングは代表的な有酸素運動ですので、体脂肪がエネルギーとして使われ、脂肪が燃焼されていきます。有酸素運動とは呼吸で体内に酸素を送りながら、軽い運動を長時間続けることを言います。反対に筋トレに代表される無酸素運動とは、酸素を使わずに、瞬発的に短時間で筋肉を動かす運動のことを言います。
有酸素運動であっても最初は糖質がエネルギー源として使われるため、エネルギー源が脂肪に切り替わるのにおよそ20分かかると言われています。脂肪が燃焼し始めるのが走り始めて20分後なので、目安として30分以上走り続けるのが脂肪燃焼に効果的だとされています。
ジョギングの消費カロリーだけでダイエットできるの?
体脂肪を1kg落とすためには、およそ7200kcalものカロリーを消費しなければならないと言われています。そのため、ジョギングだけで1kgのダイエットをするには、体重50㎏の人で換算して皇居の周りを29周もしなければならない計算になります。食生活を変えずに、ジョギングの消費カロリーだけでダイエットをしようと思うと、途方もない時間がかかってしまい、現実的ではありません。
しかし先ほど述べたように、ジョギングには有酸素運動の脂肪燃焼効果があります。さらに、筋肉量が増えることによって次第に運動での消費カロリーも増えていきますし、普段の基礎代謝量もアップしていきます。そのため、ジョギングを長く続けることで痩せやすい体質に変えていくことが可能です。とはいえ大幅にオーバーした摂取カロリーをなかったことにはできませんので、ダイエットには食事制限が必要になります。
ダイエットにより効果的なジョギングの時間帯とは?
ジョギングは行われる時間によって効果に少しずつ違いが出るとされています。空腹な時間帯でのジョギングは、脂肪燃焼により効果があります。空腹時は体内に糖質が少ないので、脂肪がエネルギーとして使われやすくなるためです。ダイエット目的でジョギングをするのであれば、特に朝一番がおすすめです。朝に走ることで体が活動モードに切り替わり、その日1日の代謝や活動量が上がるため、さらなる脂肪燃焼が期待されます。
ジョギングで美しく健康になろう!
いかがでしたか?今回は、ジョギングでの消費カロリーや、走る時間や距離からできる消費カロリーの計算方法をご紹介しました。運動で消費されるカロリーは決して多くはないですが、ジョギングは長く続けることで痩せやすい体を手に入れることができます。みなさんも、ジョギングでより美しく健康になりましょう!