なぜ、髪のパサつきがおこるの?
髪のパサつきの正体は水分不足
なぜ、髪の毛がパサついてしまうのか。それはだいたい予想がついていたかと思いますが、水分不足です。炊いたお米を想像してみてください。炊き立てのご飯はみずみずしく、ふっくらと柔らかいですよね。
しかし、それをそのまま放置していたらどうなるでしょうか。水分が飛んでしまい、ガサガサのバリバリになってしまいますよね。髪の毛も同じです。しかし、ご飯は水をかければまた水を吸って潤いますが、(食べたくはありませんね)髪の毛はそう簡単にはいきません。水を与えたからといって潤わないのです。
髪のパサつきの原因は?
髪のパサつきの原因はダメージヘア
髪がパサパサになる原因その1は髪のダメージです!髪のダメージと聞くと何を思い浮かべますか?カラーリングやパーマによるダメージや、ドライヤーの熱によるダメージはよく耳にしますね。
その他にもゴシゴシと洗うことにより髪同士が擦れて傷んだり、ドライヤーで乾かさないのも髪にとっては最悪です。濡れた髪のまま(シャンプーやトリートメントなどの潤滑剤になるものが付いていない時に)ブラッシングするのも髪への摩擦が大きくなり、髪が傷んでしまいます。
また、髪への摩擦はキューティクルをはがしてしまい、髪のツヤが無くなる原因でもあります。
一般的に朝シャンと呼ばれる前の日の夜に髪を洗ったのに、次の日の朝仕事に行く前にもう一度洗う方は特にシャンプーの洗浄力に注意しましょう。シャンプーは髪や地肌の汚れを落としてくれる反面、髪を痛めています。石油系界面活性剤を含んでいるシャンプーは洗浄力が強いので注意が必要です。自然素材でできているシャンプーやアミノ酸系が髪に優しくおすすめです。
意外と気が付かない髪のパサつきの原因は地肌ケア
髪がパサパサになるのは髪に問題があって、地肌は関係ないと思っていませんか?
しかし、地肌に問題があると髪にも影響が及びます。それは、髪そのものが地肌から生えているからです。地肌のべたつきや乾燥、臭いが気になるなどのトラブルがある方はまず、地肌トラブルを改善することを優先しましょう。
地肌トラブルは、シャンプーやリンスなどの洗い残しや半乾きが主な原因ですが、中にはシャンプーやリンスそのものの成分が地肌にあっていない場合もあります。よく洗い流して、きちんと乾かしているのに地肌トラブルが治らないという方は、一度使用しているシャンプーやリンスを見直してみるのも1つの手です。
ヘアオイルってどんなもののことをいうの?
ヘアオイルとは
ヘアオイルという名前から分かると思いますが、油が主成分です。合成油脂と天然のものに分けられます。よく使われる天然オイルはココナッツオイル、オリーブオイルなどです。
名前や効能が似ているもので「ヘアミルク」というものがあります。これは主成分が水で、髪になじみやすいように乳糖やエタノール、グリシン、クエン酸なども入っています。
この2つの大きな違いは、成分ももちろんですが、使い心地です。オイルは付けすぎてしまうとべたつきますが、ミルクではサラッとしています。また、オイルの特性は様々な外的刺激から守ってくれるのを重視しているのに対し、ミルクは柔らかくしなやかな髪にすることを重視しています。
ヘアオイルは本当にパサつき髪に効果があるの?
パサつき髪には効果が期待できる!
ヘアカラーやパーマなどでダメージヘアになり、水分がなくなることでパサつき髪になっている方には十分に効果が発揮できます。
しかし、喫煙や偏食などの生活習慣によるパサつき髪では、元の原因がダメージヘアや水分不足ではないため、あまり効果が発揮できないかもしれません。まずは、生活習慣を見直すことから始めましょう。
ヘアオイルの効果①
ドライヤーの熱から守ってくれる
髪は熱を感じないため、つい熱風を近くで当てすぎてしいます。そして、髪は知らず知らずのうちに傷んでしまうのです。
そんなことが無いように、ヘアオイルをドライヤーをかける前につけてあげましょう。そうすることで、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。
ヘアオイルの効果②
乾燥や静電気から守ってくれる
冬は空気も乾燥していて、静電気が起きやすいです。それでいて夏もエアコンがついているので、乾燥対策は必要です。
そんなときにヘアオイルの出番です。ヘアオイルは静電気の発生を防ぎ、髪をしなやかに保ってくれます。
ヘアオイルの効果③
摩擦から守ってくれる
髪への摩擦はどんなに気を付けていても、ゼロにすることはできません。ブラッシングしている時やシャンプーをしている時、ドライヤーをかけている時、タオルドライをしている時など、無意識のうちに髪へ摩擦のダメージを与えているかもしれません。
ヘアオイルはそんな避けられない摩擦からも守ってくれます。そのため、切れ毛や枝毛の防止にもなります。
ヘアオイルはいつつけるのがパサつき髪に効果的?
つけるタイミング
ヘアオイルをつけるタイミングはいつが一番効果的なのでしょうか。寝る前?それとも朝起きた時?
一番効果的なのはタオルドライした後すぐの少し濡れている髪です。
オイルだから、髪が濡れていたらはじいてしまって、髪に浸透しないんじゃない?と思われた方もいるかもしれません。しかし、髪は濡れてはじめてキューティクルが開きます。キューティクルが開いた状態が一番色々な成分が浸透しやすい状態なのです。もちろんびしょびしょの髪の毛ではキューティクルが開いていても、水に邪魔をされてしまうので、タオルドライをして“少し濡れている”状態がポイントです。
つける場所
ヘアオイルはつけるタイミングだけでなく、つける場所も重要です。
髪の毛は一般的に生え際より、紫外線や熱にさらされやすい毛先の方が傷んでいることが多いです。そのため、髪の表面や生え際につけるのではなく、毛先や髪の内側につけるようにしましょう。
数滴ヘアオイルを手に取り、手のひらで薄くのばします。このとき、手の溝にオイルが液体としてたまっていたら、それは付けすぎです。べたつきの原因になるので、できるだけ薄くつけるようにしましょう。
髪の表面につけたい場合は、毛先と髪の内側になじませた後、手に薄く残っているオイルをなでるようにつける程度で大丈夫です。
パサつき髪におすすめのヘアオイル
オリーブオイル
白髪や抜け毛で悩んでいる方におすすめなのが、オリーブオイルです。地肌と髪を健康にしてくれるビタミンEの含有量が他の植物のなんと、3~5倍もあります!ビタミンEの他にもオレイン酸、ポリフェノールなどが豊富に含まれています。
ココナッツオイル
フケや乾燥で悩んでいる方におすすめなのが、ココナッツオイルです。酸化しにくく、保管次第で長く使えます。ココナッツオイルだけにいえることではありませんが、オイル使う際、オイルを保管している入れ物の中に水分や手についている菌などが入らないように注意してください。防腐剤などが含まれていないため、カビなどの原因になります。
セサミオイル
頭皮の健康を第一に考えたい方におすすめなのが、セサミオイルです。ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるため、頭皮の新陳代謝を促進し、地肌を健康に保つ効果があります。
まとめ
いかがでしたか?髪のパサつきの原因と美髪になれるヘアオイル、ヘアオイルの使い方や効果につて紹介しました。ヘアオイルが髪に良いのは分かったけど、お風呂上りにスキンケアとボディケアの化粧水やクリームを塗るだけでも面倒なのに、ヘアケアまで?と思っていませんか?ヘアオイルと名前はいかにも髪の毛専用!という感じがしますが、実際は天然のオリーブオイルや椿油などですから、全身に保湿クリームとして使えますよ!