ホホバオイルでニキビが悪化した？
ホホバオイルは、ニキビケアにもおすすめ、という紹介をよく目にします。特に最近では、無印良品のホホバオイルが優秀という口コミが多いようです。あらゆる肌質の改善にホホバオイルは役立っているといえます。
ですが、一概に無印良品のホホバオイルを含め、ニキビケアに適している、といえるわけではないようで、ホホバオイルを使うことでニキビが悪化した、という口コミも目にします。ここでは、ホホバオイルを使うことでなぜニキビが悪化したのか、その原因と正しいホホバオイルの使い方について、見ていきたいと思います。
ホホバオイルとは
ホホバオイルとは、砂漠に生息する「ホホバ」という植物から作られたオイルのことです。アメリカ合衆国南西部からメキシコ北部が原産であり、砂漠という過酷な環境でも成長できるホホバには強い保湿性があります。
ホホバオイルはすべての肌質に会う「美容液」「保湿液」として最も理想的といわれ、半永久的に腐らず、７０℃以上の高温で４日間熱し続けても品質変化がないなどの、高い安定性がその魅力の一つでもあります。
ホホバオイルがクレンジングや、天然のニキビケアアイテムとして優秀と言われているのは、皮脂や化粧品などによる油汚れを、同じ油同士のため落としやすく、幅広い使い方ができる点にあると思います。
特に無印良品のホホバオイルは、精製度合いが高いため不純物が少なく、多くの人の肌に合いやすいです。また、加熱式のため大量生産が可能で、無印良品のホホバオイルは値段も手ごろで評判がいいです。
しかし今回は、ホホバから作られたホホバオイルを使うことで、ニキビが悪化した、という声も目にするため、その原因について追及していきたいと思います。
ホホバオイルをニキビケアの改善に使おうと思っている方は、是非チェックしてみてください。
ホホバオイルはこんなにすごい！ニキビケアにも効果的
ニキビが悪化する理由を追求する前に、改めて、あらゆる使い方ができるホホバオイルの効果についてまとめてみたいと思います。最近では無印良品のホホバオイルが人気だったりしますが、その人気の秘密は、書ききれないほど多いです。その一端を紹介します。
あらゆる皮膚トラブルから守ってくれる高い抗菌性
ホホバオイルには、カンジダ菌・黄色ブドウ球菌・シュードモナス菌など、一般的な皮膚に悪影響を及ぼすバクテリアを破壊する効果を持っています。この強力な反バクテリア作用による抗菌力で、アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルから肌を改善してくれます。
肌に優しいクレンジング効果
多くのホホバオイルは、天然由来の人口添加物無用のオイルです。化粧品や、皮脂腺から分泌された皮脂の油は、同じように油で肌から分離させることで、落とすことができます。ホホバオイルは高い浸透性を持ちながらも、肌に優しく、負荷を与えませんのでクレンジングのオイルとしても優秀です。毛穴の奥に詰まった汚れを油とともに落とすことで、ニキビケアやかゆみ防止の改善も期待することができます。
肌のターンオーバーに欠かせない栄養が豊富
ホホバオイルには天然由来の栄養が豊富に詰まっています。特にアミノ酸や、たくさんのビタミン群が含まれており、肌や頭皮へ優れた栄養補給を行い、ターンオーバー、即ち健康的な肌の再生を存分に促してくれます。これはニキビ跡の改善にも役立ち、健康的な美肌を取り戻すには、欠かせない要素となります。
ただし、無印良品のホホバオイルは過熱して精製されているため、これらの栄養素が少なくなっている可能性があります。その分値段も手ごろで、不純物もより少ないため、より多くの人の肌に優しいホホバオイルとなっています。もしターンオーバーやアンチエイジングを目的としている方は、無印良品の透明なものではなく、生成度合いの低い、黄色く透き通った液体のホホバオイルをお求めになることをおすすめします。
良い点ばかりのホホバオイル。ではどうして改善ではなく、肌に異変が生じたり、ニキビが悪化したりするのはどうしてでしょうか。気になる原因を追っていきたいと思います。
ホホバオイルを使ってニキビができる原因は肌質が合わないから？
いくら天然のもので、栄養素も豊富、品質も安定していて、肌にも優しいと評判のホホバオイルでも、すべての人に合う、というわけではありません。ホホバオイルにはワックスエステルや、豊富なビタミンB群にアミノ酸、と肌が喜ぶ栄養素がたくさん詰まっていますが、天然由来の成分も含まれています。自然のものですから、それが人の肌にどのような影響を及ぼすかすべてが保証されているわけではありません。
人によっては、合わない天然の成分が入っていることもあります。ひとえに人気で、たくさんの人が愛用しているからといって、あなたの肌にもぴったり合う、なんてことはないんです。改善された、という口コミが数多くあっても、あなたに合うとは限りません。
ニキビや肌質が悪化した人は、ミネラルオイルを使う道も
もしホホバオイルを使ってみて、肌の調子が悪くなったり、トラブルが起きた方はいさぎよく諦めて、ホホバオイルの使用を控えることをおすすめいたします。また、もし使っていたのが、透明ではないホホバオイルだった場合、より不純物を取り除いた無印良品のホホバオイルを使ってみるのもいいかもしれません。
無印良品のホホバオイルでも合わなかった場合、ミネラルオイルを使ってみてはいかがでしょうか。ホホバオイルが合わなかった人が、ミネラルオイルに変えたら改善された、という話も聞きます。ミネラルオイルは安く手に入れることができるため、興味がある方は、試しに使ってみることをおすすめします。
ホホバオイルに限らない、ニキビ跡の赤みの原因
ニキビ跡が赤くなるのは自然治癒の働き
ニキビ跡が赤くなる原因は、炎症して壊れた組織を修復するために、毛細血管がニキビ跡へ集まるからです。これは人間が持っている自然治癒の力で、正しい反応なのです。正しいケアを行うことで、自然と消えていきます。
間違ったケアでニキビが悪化することも
もし、ニキビを手で潰してしまったりすると手についた細菌が、ニキビの中に入り炎症が悪化して黒ずんだりした結果、ニキビ跡が残ってしまったりします。ニキビができたときは、正しいケアをして、炎症が悪化しないようにする必要があります。もし、間違ったケアをした場合、ニキビが悪化し、黒ずみやニキビ跡が残る原因になったりします。
ホホバオイルを正しく使ってニキビケアをしよう
肌に合わない、などの理由でない限り、肌に優しく高い抗菌作用と、クレンジングが行えるホホバオイルはやはりニキビケアに適しているといえます。ホホバオイルに限りませんが、スキンケアは正しく行う必要があります。間違った使い方で行った場合、どんな化粧品を使っても、肌にいいことはありません。ここで、正しいホホバオイルの使い方を知ることで、ニキビをなくしていきましょう。
ホホバオイルで正しくクレンジングをしてニキビケアをしよう
ニキビケアをする際、気を付けなければならないのは、やはりメイクを落とす際のクレンジング。ニキビができる原因には、普段の生活習慣やストレスなどの理由がありますが、メイクがきちんと落ちていない場合も、肌に負担がかかりニキビができやすくなってしまいます。正しいクレンジングをすることで、ニキビができるのを事前に予防することができます。
また、栄養豊富なホホバオイルでクレンジングをすることで、肌のターンオーバーを促すことができ、ニキビやニキビ跡を早く消すことができます。では、ホホバオイルによるクレンジングでの正しい使い方を紹介したいと思います。
ホホバオイルの正しいクレンジング方法
①ホホバオイルを顔全体になじませる
②コットンやティッシュなどで浮いたメイクを軽くふき取る
③洗顔料で残った汚れを洗い流す
以上の手順が正しいホホバオイルのクレンジングとなります。ホホバオイルには界面活性剤が入っていないため、汚れをすべて洗い流すには洗顔料を使う必要があります。また、オイルが残っていないと何度も洗顔することになるかもしれませんが、必要な皮脂まで流してしまうため、あまりおすすめはしません。
適度な量で、しっかりと洗い流せる洗顔料を見つけることをおすすめいたします。また、ポイントメイクなどは、ホホバオイルのクレンジングだけでは落とすのが難しいため、クレンジングの前にリムーバーなどで先に落としておくことをおすすめいたします。
まとめ
以上が、ホホバオイルを使ってニキビケアをする際の注意点となります。ホホバオイルは体にも優しい万能ケアオイルですが、正しい使い方と、自分の肌質との相性が大事ということになります。クレンジングに関しましては、肌には優しいですが、人によっては落としにくいことも。その場合、クレンジングに関しては別のものを使うのが無難かもしれません。ホホバオイルの一番の長所は保湿。それを踏まえたうえで、日ごろのスキンケアに活かしてみてはいかがでしょうか。
以上、ホホバオイルのニキビに関する記事を書かせていただきました。お読みいただきありがとうございました！
