ダウンコートはクリーニングなしでも大丈夫?
暑苦しい夏も終わりかけ、そろそろ衣替えをしようと思っている方は少なくないのではないでしょうか。
ダウンコートなどのアウター類はクリーンニングに出すと結構な金額になり、少し落ち込んでしまいます。節約したいと思ってしまいますよね。
「ダウンコートを使うのは冬だから汗かかないし、見た目も汚れていないしクリーニングに出さなくても大丈夫」と思ってしまいがちですが、ダウンコートはしっかりと汚れています。冬でも汗はかきますし、外に出た際の排気ガス等かなり汚れているんです!
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ダウンコートのクリーニング代を節約する方法
それはズバリ「クリーニングに出さずに家で洗う」です!
ダウンコートって家で洗えるの?
と思った方!実は洗う際のポイント、注意点を抑えれば家で洗うことができるんです!
ということで、ダウンコートを家で洗う方法、その際のポイント、注意点を詳しく解説していきます。手間はかかりますがクリーニング代を節約したいと思っている方はぜひチェックしてみてくださいね!
ダウンコートをクリーニングなしで洗う方法…の前に
「洗濯表示」というものはご存知ですか?
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誰でも一度は見たことがあると思います。昔、家庭科の授業でやったような・・・という方もいるでしょう。
普段の洗濯でも大切なのですが、いつもクリーニングに出しているものを家で洗うとなった時、どういう風に洗うのかを知るためにとても重要になってくるものです。洗いたいダウンコートに記載の洗濯表示を見ながらしっかりと抑えておきましょう。
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上記ような表示がある際には液温が60℃を限度とし洗濯機で洗うこと、液温30℃を限度とし手洗いで洗うことが可能ですので、家で洗うことが可能です。
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しかし上記のような表示がある場合、水洗い不可ということです。洗い方に注意すれば家で洗うことは可能ですが、この表示がある際には、家で洗えないわけではないけど、クリーニングに出した方が安心というニュアンスで捉えてください。
クリーニングに出した方が良いもの
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家で洗えないものもあります。それは生地が「レザー」「フェイクレザー」「ウール」ものです。この3つは洗濯機はもちろん、手洗いでも洗えませんので注意してください!
レザーやフェイクレザーなど皮革素材のものは、色落ちや型崩れだけでなく、皮自体が硬くなりヒビ割れを起こす可能性があります。また、ウール(羊毛)は水分によってフェルトが収縮しやすいため、水に濡らすと縮んでしまう可能性が高いです。
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ダウンコートをクリーニングに出さずに洗う方法:注意点①
基本的には「手洗い」がおすすめ
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洗濯表示に洗濯機OKの表示があったとしても、手洗いをおすすめします。
洗濯機の方が楽なのですが、型崩れを防ぐという点においてはやはり手洗いの方が安心です。
ダウンコートをクリーニングに出さずに洗う方法:注意点②
洗剤は中性洗剤を!
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ダウンに使用される羽毛はアルカリ性に弱く、一般的な洗濯用洗剤を使用してしまうと羽毛の脂が溶けて、劣化してしまう恐れがあるため、中性洗剤を使用するようにしましょう。
なお、中性洗剤は「おしゃれ着用洗剤」としてドラッグストアなどでも販売されているので、持っていない方準備をしておきましょう。ダウンだけでなく、毛糸の服などを洗う時にも中性洗剤がおすすめなのでこの機会に1本置いておくといいかもしれませんね!
ダウンコートをクリーニングに出さずに洗う方法:注意点③
ボタン・ファスナーを留める・閉める
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ボタンやファスナーが開いたままだと、どこかに引っかかったりして生地を傷めてしまうので閉めるようにしましょう。特に洗濯機で洗う場合は忘れないよう注意です。フードが付いている場合、取り外しができるのであれば取り外しましょう。
ダウンコートをクリーニングに出さずに洗う方法:注意点④
強い力を加えない・擦らない
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もみ洗いなど過度な力を加えるのは良くありません。中の羽毛が傷つきボリュームが半減してしまいます。またダウンコートに限らず、擦るのも生地が傷むためおすすめできません。
ダウンコートをクリーニングに出さずに洗う方法:おすすめの洗い方とポイント
ダウンコートを洗う際には、洗濯機よりも断然手洗いがおすすめです。
手洗いでの洗い方を解説していきます!
(1)洗浄液を作る
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使用する中性洗剤の記載に合わせて洗浄液を作ります。水の量はダウンコートが完全に浸かるくらい、温度は洗濯表示に記載されているものを参考に。記載されていない、分からない場合は30℃前後のぬるま湯がいいと思います。
ポイント①洗い桶の大きさについて
ダウンコートは普通の衣服と比べて大きいものなので、洗い桶もそれなりに大きいものを選ぶことがポイントです。個人的には洗濯槽がおすすめです。
洗濯槽やバケツ、タライで洗う場合、ぐちゃっと入れるのではなく、汚れているでだろう袖口などを外側にして簡単に畳んだ状態でやるようにしましょう。
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(2)押し洗いで洗う
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ダウンコートを洗浄液に入れ、しみ込ませたら、押し洗いの方法で、押して戻す、沈めて浮かせるを20~30回ほど繰り返します。
ポイント①優しく!
先ほど注意点④で解説した通り、強い力を加えることはおすすめできません。優しくあまり力を込めずに行いましょう。また、バケツなどで洗う際には、一気に押すとこぼれてしまう場合がありますので、こぼれないように注意しながらやりましょうね!
ポイント②気になる汚れ・シミ
洗浄液に入れる前に、気になる部分にスポンジ等で叩くようにして中性洗剤を原液のまま直に塗っておきます。
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(3)すすぎ
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汚れた水を新しい水に変えます。洗濯槽で洗っている場合はそのまま脱水を30秒ぐらいすれば大丈夫です。
綺麗な水がたまったら、押し洗いを繰り返し行います。
この(3)の工程を2~3回繰り返します。
ポイント①柔軟剤
柔軟剤は入れても入れなくてもお好みで大丈夫です。
入れる際には、最後のすすぎのとき、柔軟剤を入れた綺麗な水に2~3分浸けます。
(4)脱水
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洗濯槽で洗っている場合は、そのまま洗濯機で30秒~1分ほど脱水を行います。
バケツなどで洗っている場合は、洗濯機で脱水をしても良し、バスタオルでくるんで叩くようにして水分と取ります。絞るのはNGです!注意してください!
ポイント①目安
洗濯機で、バスタオルで水分を取る、どちらの場合でも、ダウンを持って水が垂れてこない位が目安になります。
また、洗濯機での脱水の場合、長くやり過ぎてもシワや羽毛の偏りに繋がるので、30秒ごとに確認しながらやるといいでしょう。
(5)干す
脱水をしたダウンを素早く取り出し、肩の部分を持って軽く振り捌き形を整えます。これによりシワや羽毛の偏りを防ぎます。
ハンガーにかけ風通しの良い日陰、屋内で2~3日干します。
表面が乾いたら、両手で挟んで軽くポンポンポンと叩きながら羽毛をほぐします。
ポイント①ハンガー
軽量のダウンなら問題ないのですが、水分を含んだダウンは衣服と比べると重いです。通常のハンガーだと肩の部分に負担がかかってしまうため、できればアームが長く太いハンガーを使うといいでしょう。
ポイント②目安
手のひらでダウンジャケットをギュッと挟んで、水分が手に付かなくなれば乾いた目安ですが、念のためもう1日ほど干しておくと安心です。
(6)最後に
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肩の部分を持って振り捌き、空気を入れます。
ボリュームが足りないと感じたらコインランドリーの乾燥器を低温にしてかけるのもおすすめです!ふんわりとボリュームが戻りますよ!
まとめ
洗い方の参考に動画もありましたので、チェックしてみてください!
節約したいと思っても、クリーニングだから仕方ないと諦めていた方!
手間がかかる分節約ができる家で洗うことにトライしてみてはいかがでしょうか。