ウィンドブレーカーってどうやって洗濯すればいいの?
寒くなると使うことも増えてくるウィンドブレーカーは雨や雪などの影響で汚れることも多くあります。中にはスポーツの際に着用することで汗を掻いたり、その際に汚れてしまうということも多々あるものです。そんなウィンドブレーカーの洗濯はどうすればいいのか、という悩みを持つ人も多くいるのです。
ウィンドブレーカーのほとんどはポリエステルですので、汚れなどが浸透することなく撥水性の高さからも軽く拭くだけで簡単な表面の汚れなどは綺麗に取り除くことができるでしょうが、汗などによる沁みこんでしまった汚れなどを取り除くためには洗剤を使ってしっかりと洗う必要も出てきます。一体どのように洗濯すればいいのか、今回は洗濯するための方法を調べてまとめてみました。
ウィンドブレーカーを洗濯する前に、洗濯できるかタグを確認
ウィンドブレーカーは実はほとんどが洗濯することができるように作られています。高級なものやブランド、メーカーが有名で特殊な繊維などが使われているものは簡単に洗濯できない場合もありますが、一般的なものであれば特に問題なく洗剤などを使って洗濯することができるようになっています。
大部分がポリエステルでできているウィンドブレーカーにも他の衣類と同じように、洗濯できるかどうか、洗濯する際の種別などがきちんと記載されています。この記載されている洗濯方法以外だと、色落ちにより白くなることや撥水効果が失われてしまうこともありますので、ウィンドブレーカーが傷つくことにもなります。まずは洗濯できるかどうかを確認して、洗濯するか否かを決めましょう。
ウィンドブレーカーが洗濯できるとき、洗濯機の場合はどうするの?
ウィンドブレーカーが洗濯機で洗えるものであるのなら、やっぱり楽な洗濯機を活用して洗濯して汚れを綺麗に落としていくのが良いですよね。洗濯機で洗う時に重要なのは実はコース選びです。洗濯機は今では色んなコースが選べる機体が多く、その衣類に合わせた洗い方もできるようになりました。
ほとんどの素材がポリエステルであるウィンドブレーカーの場合は「手洗いコース」や「ドライコース」などのかなり優しく衣類を洗えるコースを選びましょう。ポリエステルなのでそれなりに強い素材ではないか、と思われがちですがあまり負荷をかけるとウィンドブレーカー自体の防風性や防寒性が衰えますし、生地も弱くなりますのでなるべく負荷をかけずに洗います。洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を使い、ネットに入れてから洗濯機に入れて洗います。
ウィンドブレーカーを洗濯機で洗濯した後は
ウィンドブレーカーを上記の通りに洗濯機で洗ったら、脱水は行わずにすすぎが終わったらそのまますぐに取り出します。ウィンドブレーカー自体が撥水性がありますので、それほど水分を吸収しないので脱水しても特に効果を期待することができないことから、すすぎが終了したらそのまま取り出して大丈夫です。
むしろ脱水をすると無駄に生地に負担がかかりますので、なるべく良い状態を保ちたいのであれば脱水前に取り出した方が良いでしょう。取り出したウィンドブレーカーは水が滴っている状態であるならお風呂場などの水が滴っても問題ないところに干して、ある程度乾いたところでしわを伸ばしてからベランダに干すようにすると乾きも早く、強い日差しなどで日焼けして白くなることなども防ぐこともできるようになります。
ウィンドブレーカーが洗濯できるとき、手洗いの場合はどうするの?
ウィンドブレーカーを洗えると確認しても、手洗いのみという場合も少なくはありません。むしろ、生地に特殊な繊維や少々弱い繊維などが使われている場合などは基本的に手洗いのものの方が多い物です。手洗いを行う場合は汚れを浮かすようにして、ジャブジャブと押し洗いをすると綺麗に汚れが取れるようになります。
そのために用意するのは洗面器やバケツなどの水を溜めて洗うための容器です。シンクに水を溜めても大丈夫です。水を容器に溜めたら、その中に水量に合った中性洗剤を用意して溶かし、洗浄液を作ります。洗浄液を作ったら、その中にウィンドブレーカーを沈めて3分から5分ほど押し洗いをして汚れを綺麗に落としていき、最後に洗浄液を流して新しく綺麗な水に入れ替えたら洗剤を残さないようにしっかりとすすぎましょう。
ウィンドブレーカーを手洗いで洗濯した後は
しっかりとすすいで洗い終えたら、ウィンドブレーカーに洗剤が残ったりしていないかをきちんとチェックしておきましょう。3回ほど水できちんとすすいでいたらほとんど残っていないと思いますが、洗剤が残っているまま干してしまうとウィンドブレーカーの撥水性が無くなってしまうことにも繋がりますので、洗剤が残っているかどうかをチェックしておくようにしておくことが大事です。
きちんとすすぎができているということが確認できたら、洗濯機の時と同じように水が滴ってもいいところである程度干した後にしわを伸ばしてベランダへと干して白くなるのを防ぐように干していきましょう。手洗いの場合はそのまま軽くタオルで水気を拭きとってからしわを伸ばして外に干しても大丈夫です。自分で干しやすい方法を取ってウィンドブレーカーを干しましょう。
ウィンドブレーカーは洗濯の時中性洗剤以外使っちゃダメなの?
ウィンドブレーカーを洗濯する時、中性洗剤でなければならない、というように紹介しています。しかし、中性洗剤以外のものでも洗ってはいけないのかという疑問が浮かんでくることもあります。漂白剤や柔軟剤なども含めて綺麗に洗い上げるとともに、普段使っている洗剤で他の衣類と一緒に洗ってしまいたいという手間を省けさせたい思いもあります。
しかし、どれだけ手間だと思っても必ず使うのは中性洗剤のみです。通常の洗剤も漂白剤や柔軟剤も必ず「使わない」ようにして洗濯しましょう。ウィンドブレーカーに通常洗剤を使うと生地を傷めてしまいます。漂白剤や柔軟剤も生地を傷めて撥水性を弱めてしまいますので、一緒に使ってしまうとウィンドブレーカーがひどい状態になってしまいます。必ず使用する洗剤は中性洗剤のみに限りましょう。
ウィンドブレーカーを洗濯して白くなる時にはどうするの?
ウィンドブレーカーを洗濯しても、きちんとウィンドブレーカーの洗濯するための方法を守って洗ってもどうしても白くなる時も少なくはありません。一体どうして白くなるのか、その原因は洗剤と干し方にあります。洗剤の量と水分量がきちんと合っていない場合、洗剤が残ってウィンドブレーカーが白くなるのです。ポリエステルなどから作られている大半のウィンドブレーカーで白くなる原因として挙げられるため、白くなる時にはまず洗剤の量を確認しましょう。
また、干し方も直射日光ががっつりと当たるところに干したりすることで日焼けを起こして白くなるということも良くあります。しわを伸ばしてからベランダに干す場合はなるべく日陰に干すようにするのがベストです。干す場所と洗剤の量を確認して、白くなるのを防ぎながら洗濯しましょう。
撥水性が弱くなったらどうしたらいいの?
ポリエステルのウィンドブレーカーは何度も何度も洗濯することで白くなるだけでなく、徐々にその撥水性も弱くなり、感じられなくなることもあります。撥水性が無くなるとポリエステルの素材に汗や水分などがしみ込んで酷く着心地の悪いことにもなるでしょう。そうしたことも防ぐために、撥水性を復活させてあげることが大事です。
撥水性を復活させるにはドライヤーを当てることがおすすめです。一番簡単ですし、熱風を当てるだけで他の用意も必要ありません。ドライヤーが無い場合や使えない場合などはアイロンを低温に設定して布を当ててしわを伸ばすように当てるのでも効果を得られます。簡単なのはドライヤーですが、その時の状況に応じて自分に合った方法で復活させてあげてください。
最後に
ウィンドブレーカーの洗濯の方法は2通りになりますが、ポリエステルの通常の衣類とは違う洗濯方法に不安が残るという人は無理せずにクリーニングに出すと良いでしょう。しわのない、着心地の良いウィンドブレーカーでおしゃれやその季節を楽しみながら過ごしてください。