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『ひもてはうす』は、アニメーション制作会社「バウンスィ」の新しい形のアニメ作品で、実験的な方法で制作されています。
ややアーティスティックなテイストのモーションで展開され、良い意味で簡素な作りの作品なのですが、細部やキャラの表情などにこだわりが出ていて、プロの技術を感じる作品です。
投資型のクラウドファンディングによる援助がなされ制作されているアニメーション作品でもあり、そういう意味でも新しい形のアニメであると言えそうですね。
一般に流通しているアニメとは違った、良い意味で親近感を感じさせてくれるアニメーションでもあるので、これからアニメーター等のアニメ業界で仕事をしていきたい……という若者は、一度観てみると良い作品かもしれません。
こういうテイストのアニメもあるのだと知ることで、より広い可能性につながるかもしれないので、あまり先入観や狭い視野に捕らわれないで、大らかな心で感じてほしい作品でもありますね。
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『ひもてはうす』の監督は、元芸人で現在はアニメーション監督を務めている「石ダテコー太郎」さんです。
2010年代よりアニメーション制作に携わるようになり、一風変わった作風で徐々に活躍の場を増やし、現在はアニメーション制作会社「バウンスィ」で新しい形のアニメ制作に取り掛かっている新進気鋭のクリエイターですね。
ややグラフィックデザイナー的なモーション制作に関しては苦手な方もいるかもしれませんが、より身近に制作できる雰囲気のアニメとして高いレベルを誇っており、今後も期待できるアニメーション監督です。
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『ひもてはうす』は、東京・中野にあるシェアハウスでの物語で、家主の紐手家三姉妹のときよ・きなみ・こころと、こころの同級生のたえとみなも、そして飼い猫のえにしを合わせた、五人と一匹の共同生活のお話です。
それぞれに個性豊かな「ひもてはうす」の面々ですが、彼女たちはそれぞれに固有の能力を持っていて、その能力が作中でどう発揮されていくのか見ものですね。
また、彼女たちは日々、モテることについて悩んでいるのですが、そもそもタイトルの『ひもてはうす』というのが縁起でもないので、嫌な予感しかしません。
個性が強い彼女たちの性格・能力・そして悩みが、シェアハウスでの共同生活でどのように発揮されていくのか楽しみです。
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シェアハウスとは、簡単に言えば大勢の学生や社会人たちが一同に同じ居住空間で生活し、交流を深めながら日々を過ごしていく家だと思ってくれて良いです。
大抵、通常のマンションを借りるより安く良い部屋が手に入り、しかも新しい友達も出来るため、近年人気の賃貸形態となっています。
10代~中年くらいの男女が20人~30人くらいの大勢で同じ場所で生活するため、出会いの場にもなり、恋人や親友を作る場としても人気になってきているみたいですね。
ただ、『ひもてはうす』に登場するシェアハウスは、どちらかと言えばもっと小規模でこじんまりとした内輪な感じなので、より家族っぽい感じがする寮生活みたいな印象が強いかもしれません。
いずれにせよ、かなりメランコリーでエキセントリックな世界が展開されると予想されるので、ちょっと普通じゃない作品が好きな人はチェックすると良いアニメだと思います。
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本作『ひもてはうす』はプレスコ……つまりプレスコアリングというセリフや歌を先行して収録し、それに合わせてグラフィックやモーションを制作していくという、やや実験的な方法で制作されているようです。
そのため、声優の演技力がダイレクトに表現されたようなモーションを楽しめる可能性が増しているので、そこが一つ見所かもしれません。
さらに、前半パートは台本ありなのに対し、後半パートは完全アドリブによる声優たちの掛け合いのようなので、なおさら楽しみですね。
声優には「洲崎綾(すざきあや)」さん、「明坂聡美(あけさかさとみ)」さん、「三森すずこ」さん、「水原薫(みずはらかおる)」さん、「上阪(うえさか)すみれ」さん、「西明日香(にしあすか)」さん等がいらっしゃるので、彼女たちのファンだというユーザーは見逃せない内容になっているはずです。
人気の声優陣たちのアドリブによる生き生きとした演技は、それだけでもきっと楽しいと思うので期待できそうですね。
えにしは関西弁で話す猫キャラで、首から下げたお守りがお気に入りの面白かわいいキャラクターです。
紐手家に飼われている猫で、人懐っこい性格なので可愛さ全開な姿を披露してくれるでしょう。
関西弁でしゃべるということで、かなりファンタスティックなキャラですが、『ひもてはうす』には分身能力者、他人の心を読む能力者、エネルギー波を出す能力者、時を止める能力者、他人の能力をコピーする能力者など、かなり多彩な能力者がいるため、しゃべる猫がいてもおかしくないですね。
具体的な誕生日や年齢は不明ですが、かなり面白いキャラでしょう。
えにしは猫なのに猫アレルギーという変わったキャラクターで、自身に対してアレルギーという不幸なキャラクターですね。
ということは、同じ猫同士で交流すると猫アレルギーが発生するということでしょうから、猫アレルギーのせいでかなり孤独な奴なのかもしれません。
凄い能力者たちが登場する『ひもてはうす』なので、アレルギーを治してくれる能力者が現れると良いですね。
えにしの能力は、あらゆる動物と話せるという能力で、かなりファンタスティックです。
同じ猫とはアレルギーのせいで関われないかもしれませんが、代わりに他の動物と話せる能力が発現したのかもしれませんね。
えにしの能力が作中でどのように発揮されるのか、楽しみです。
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えにしの声優は、『魔法科高校の劣等生』の「明智英美(あけちえいみ)」の声優や、『Rewrite』の「ちびもす」の声優を務めた「西明日香(にしあすか)」さんです。
西さんは『Rewrite』のちびもすで既に可愛い非人間的キャラクターを演じてますので、『ひもてはうす』のえにしもかなり可愛いこと間違いないですね。
これまで多くの特徴ある脇役を演じてきた西さんなので、えにしも難なくこなせる声優だと思います。
ただでさえ独創的な雰囲気の『ひもてはうす』ですが、関西弁でしゃべる猫ということで、かなり目立ったキャラになるでしょうね。
えにしはきっと可愛いと思うので、『ひもてはうす』に期待したいと思います。