「うたの☆プリンスさまっ♪」(略してうたプリ)は、ゲームが原作の大人気メディアミックス作品です。
2010年に(株)ブロッコリーよりPSP用に発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲームとしてお目見えした「うたプリ」。
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主人公(プレイヤー)とイケメンのアイドル候補生との恋愛を成立させることが目的の本作は女性ファンの熱狂的支持を得て、その後もファンディスクや続編ゲームが多数発売されています。
また、2011年には「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%」のタイトルでテレビアニメ化されました。
2013年には「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%」、2015年に「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ」、そして2016年には「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター」が放送されています。
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更に、劇場アニメ「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」が2019年春に公開予定となっていますよ。
主人公の七海春歌(ななみ はるか)は、アイドルのHAYATOに憧れる15歳。
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作曲家を目指し芸能専門学校「早乙女学園」に入学した七海は、卒業時の「新人発掘オーディション」に絡んだ6人のアイドル候補の男子を知り合いドキドキの毎日を過ごします。
卒業オーディションでは「アイドル1人と作曲家1人でペアを組む」というルールの中、6人でグループを組むことを提案した七海は学園長・シャイニング早乙女から「失格」と通達されてしまいますが…。
前向きで素直で優しく、作曲家としてあふれる才能を持つ七海が、アイドル志望の同級生たちや学園の関係者との交流しながら作曲家としての才能を伸ばし、プロの作曲家としての成長していく姿が描かれた作品です。
同時に七海が楽曲を提供するアイドルグループ「ST☆RISH(STARISH」)」のデビューから、ライバルグループと切磋琢磨しながらアイドルとして高みを目指す様子も描かれます。
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原作となったゲームとは違いカップリング設定などはありませんが、アイドル候補生として登場する男子生徒やライバルのアイドル達が全員イケメン!しかも、各キャラクターの声を人気声優陣が担当。
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アニメのOP曲、ED曲、挿入歌などの多くがキャラソンで構成されていて、そちらも非常に人気となりました。
シャイニング早乙女が学園長を務める「早乙女学園」は、アーティストを育成する芸能専門学校で「競争率200倍」という超難関校として知られています。
講師陣は現役のアイドル・俳優陣などプロが担当。生徒たちは、校内の実際の現場と同じ音響機材を使ったスタジオや施設を使い、本物に近い環境で芸能活動を学び事が出来る特典が得られるのです。
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その「早乙女学園」の学園長であるのが、シャイニング早乙女です。
自身もアイドルだったシャイニング早乙女は、芸能界のさらなる発展のために後続アイドルの育成を目的として私財を投じてこの学園を立ち上げました。
時には厳しく、時には優しく、シャイニング早乙女自ら教鞭を取ることもあるようですよ。
「うたプリ」に登場する学園長・シャイニング早乙女。派手なネクタイに白縁サングラスの姿でちょっと怪しく見えますよね。
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そんなシャイニング早乙女は、現役時代にリリースした「愛故に…」が2000万枚セールスというメガヒットを記録した伝説のアイドルなのです。
現在は現役を退いてはいますが、後続を育成する「早乙女学園」の学園長として、アイドル事務所社長として芸能界に深く関わっていますよ。
シャイニング早乙女を一言で表すなら「予測不能」、または「破天荒」と言えそうです。
会話をする際には常にポーズを取り、話す口調にも特徴がみられます。
言葉の途中や語尾を伸ばしたり、巻き舌を入れたり、相手を「ユー」、自分を「ミー」と呼ぶなどところどころに英語や外国語を混じらせた会話をします。
また、「~ざんす。」「~ざます。」「~ぜよ。」「よかばってん」など、方言やキャラっぽい口調も特徴ですよ。
こういった話し方や見た目から、非常に胡散臭く見えるシャイニング早乙女ですが、アーティストらしい自由な発想と楽曲への愛情を持つ熱血・元アイドルと言えそうです。
シャイニング早乙女登場時の面白いエピソードを集めてみました。元アイドルらしくダンスやアクロバットなど芸達者な部分も見せていますよ。
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突然、「ヌワーッハッハッ」という笑い声が聞こえ、その後にシャイニング早乙女が登場します。最初は驚いていた七海たちも、「この声は…」とシャイニングの登場を予知できるようになりました。
サーカスさながらの天井に吊るしたリボンから降りてきたり、ワイヤーアクション、激流川上りなどのアクロバットを披露しています。また、カーニバル風の仮面をつけたり、カメハメハ大王風の衣装を着けたダンスも見られましたよ。
手に持った花を消したり、ボールを増やしたりと手先を使ったマジックを披露しています。
伝説のアイドルで芸能学校学園長、芸能プロダクション社長という肩書を持つシャイニング早乙女。そんなシャイニングの声を担当している声優は誰なのでしょうか?
シャイニング早乙女の声を演じているのは、声優の若本規夫さんです!
若本さんは警視庁機動隊に勤めたことがあるという、声優の中では異色の経歴の持ち主です。
声優として1972年に海外ドラマ「FBI特捜班(FBIアメリカ連邦警察)」でデビューした若本さん。以来、数多くの作品に出演し、現在も活躍中の大ベテラン声優の一人となります。
アニメ声優としての代表作には、「サザエさん」の穴子(2代目)役、「ドラゴンボールZ」のセル役、「戦国BASARA」の織田信長役などがあります。
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また、若本さんはアニメ声優以外でも、海外ドラマ「HOMELAND」でジェイミー・マクレンドンを演じているロバート・ネッパーの吹き替えを担当したり、TV番組に顔出し出演したりと多方面で活躍しています。
鋭い渋みのある声が特徴なことから悪役の声を担当することも多い若本規夫さんが演じる、歌の愛の伝道師・シャイニング早乙女。ぜひ、注目してください。
ゲーム版「うたプリ」とアニメ版「うたプリ」では、各キャラクターのプロフィール設定など変更になっている部分が多々あります。
ゲーム版では主人公(プレイヤー)とキャラクターの一人とカップルとして成立させることが最大の目的。恋愛に発展させるための選択肢から正しい答えを選びイベントを発生させることが醍醐味であります。
また、登場する男性キャラのほとんどが恋愛対象となっているゲーム版「うたプリ」。
実はシャイニング早乙女ともカップリングが成立するようになっていますよ!
「うたの☆プリンスさまっ♪ -Amazing Aria-」では、タイムスリップしてきた少年時代のシャイニング早乙女が登場し、条件を満たすことでカップルとなることが出来るのです。
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一方、アニメ版では「恋愛禁止」という校則もあり、主人公(七海春歌)主導の恋愛要素はカットされ、七海と各キャラクター達は「楽曲を提供する作曲家とアイドルグループ」として友情と信頼の上に成り立つ「仲間」としての関係にとどまっています。
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とはいえ、イケメンキャラクター達と七海のドキドキするイベントシーンは健在で、ゲームの「うたプリ」ファンの期待を裏切らない内容となっているのが特徴ですよ。
ただし、シャイニング早乙女とは、そういったドキドキシーンは残念ながらありませんので悪しからず…。
シャイニング早乙女とカップルになることが出来る「うたの☆プリンスさまっ♪ -Amazing Aria-」では、作中でシャイニングの本名も明かされています。
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それによるとシャイニングの本名は「早乙女光男」。光男なのでシャイニングという芸名になったと解釈できそうですね。
シャイニング早乙女の言動を見ると、本名の「光男」よりも「シャイニング」が実名のように馴染んでいることが良くわかりますね!「名は体を表す」の典型的な例と言えそうです。
「うたプリ」の登場する「早乙女学園」学園長のシャイニング早乙女。破天荒な元伝説のアイドルでもあるシャイニング早乙女の声を演じているのは声優の若本規夫さんです!
言動がアヤシイシャイニング早乙女ですが、後続のアイドル育成には非常に熱心。七海や「ST☆RISH(STARISH」)」の成長を助けてくれています。
2019年春に公開予定の「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」にもシャイニング早乙女は登場すると思うので、ぜひチェックしてくださいね。