DVDやブルーレイの画質は解像度で決まる
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そもそも解像度とは?
解像度とは画面の中にあるビット数の密度のことを指し、画素数と呼ばれるものがこれにあたります。DVDなどの動画媒体は縦×横のピクセル数で表記されていて、カメラなどの画像媒体は○○画素というように表記されています。単純にこの数値が大きければ大きいほど映像を表すビット数が多いため、より鮮明で綺麗に見えるということです。DVDの解像度は780×480であり、一般の方が映像を見るには十分な画質と言えるでしょう。
引用: https://noboristore.com/tapestore/wp-content/uploads/dpi01.jpg
出典:オリジナルタペストリー専門店、タペすとあ
このように画像の写り方が解像度によって決まるため、画質の良いものを選びたい時は解像度を基準に決めるとよいでしょう。
解像度の種類
解像度の種類は英語の略で表されています。よく使われている種類はSD・HD・フルHD・4K UHD・8K UHDの5種類があります。一般的にはSDがDVDの解像度であり、フルHDが地デジ対応のテレビの解像度で表記されています。SDの解像度をビット数で表すと780×480であり、フルHDは1920×1080と約倍以上のビット数で映像が映るため、より鮮明になります。UHDというのはテレビでいう4Kクラスの解像度を表す表記であり、ブルーレイのディスクがようやくテレビの解像度に追いついてきたという感じです。
引用: http://nurgle77.com/wp-content/uploads/2016/03/1eb7ba07d57f84c8bf6c1768dffd81b0.png
出典:石見ケーブルビジョン株式会社
一例ですが、SDとHDの画質の違いについて、こちらの比較した写真を見ていただければ画質の違いが一目瞭然なのが分かるでしょう。
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画面の比率はアスペクト比と呼ばれている
ピクセルアスペクト比は計算式でできている
ピクセルアスペクト比というものは計算式によって自動で計算が行われて画面に表示されています。その計算は計算機で行えるようになっていますが、基本のアスペクト比は4:3、もしくは16:9の2つとなります。下の計算表を参考にすればピクセルアスペクト比を簡単に計算することができます。
引用: http://aviutl.info/wp-content/uploads/2015/12/6e3d42e57991b11eba84f9ea282d7239.png
出典:ピクセルアスペクト比計算機ver2.2
この計算表を見ると分かるように、16:9は32:27(横長)であり、4:3の場合は8:9(縦長)のピクセルアスペクト比であることがわかります。これを元の値で計算しなおすと、16:9の場合は853になり、4:3の場合は640になるため、DVDのアスペクト比は横長だと853×480、縦長の場合は640×480まで解像度が圧縮されて映像が映るのです。ちなみに、このアスペクト比を変更して映像をさらに横長に広げることをアナモルフィックと呼び、縦長にすることをスクイーズと呼びます。
出典:Wikipedia
アスペクト比の規格
アスペクト比にも様々な規格があり、アルファベット表記でピクセル数が分かるようになっています。良く見かけることが多い規格はQVGA・VGA・XGA・HDTV720と1080でしょう。VGAやXGAはアスペクト比が4:3に対してHDTVは16:9となっています。
出典:Wikipedhia
VGAは主にDVD画質の規格で用いられることが多く、HDTVはテレビやブルーレイ画質の規格で使用されます。
DVDとブルーレイ、それぞれの違いを調査
DVDとブルーレイの違いpart1
DVDとブルーレイは単純に解像度が全くことなり、SDとフルHDではビット数が大きく違うため、解像度が変わる分、画質はやはりブルーレイの方が断然よいでしょう。しかし、ブルーレイが発売されても尚、DVDが普及され続けています。この理由は2つの動画媒体の容量がキーとなっています。DVDの容量は片面一層と二層の2種類あり、一層で4.7GBあり二層で8.5GBあります。この容量だとハイビジョン動画をDVDに焼く場合、ハイビジョンのファイル量が大きいため、DVDに保存することができません。ブルーレイの場合だと一層で25GBあり二層で50GBの容量があるため、ハイビジョン動画も保存することができます。綺麗な映像を映すにはそれなりのデータ量が必要となるため、どうしても画質には差がでてしまうものです。
引用: https://www.5kplayer.com/video-music-player-jp/img/image-quality.jpg
出典:ブルーレイとDVDの違いは何か?画質・容量・価格などの方面から、ブルーレイとDVDを比較してから、それぞれの特徴と違いを解説
この画像を見ていただければ分かると思いますが、DVDとブルーレイでは圧倒的に画質が違うのが分かりますね。
DVDとブルーレイの違いpart2
2011年に日本はアナログ放送からデジタル放送へと完全移行したことは皆さまご存知かと思います。それに伴い地デジ対応の薄型テレビが一斉に普及し始めました。今では40・50インチのテレビも当たり前になってきていますが、DVDの場合だと画面が大きくなるほどテレビの解像度が大きくなるため、DVDの解像度が追い付かなくなってしまい画質が悪くなることが起こります。テレビの解像度はフルHDのため、1920×1080の解像度に対してDVDは780×480のため解像度が合わず画質が荒くなってしまうのです。
画質は解像度だけでなくビットレートが関係している
画質は解像度だけでなくビットレートが関係している
ビットレートとは1秒間に対して収められる情報量のことを指し、DVDやブルーレイなどの動画媒体の場合は、1秒間にどれだけの映像情報を盛り込めるかということになります。480pや1080pといった解像度の表記は単純にビットレート数を表していることにもなります。この数値が大きいほど高画質であるという認識です。
引用: http://wedding.seek-net.com/wp-content/uploads/2014/01/hikaku_kaizodo.gif
出典:ウェイディングアイテムリサーチ
この画像は例ですが、1秒間にこの画素数が多いほど鮮明に見えやすくなりますので、ビットレートの数値が大きい=画素数が多いということになります。
DVDとブルーレイのビットレートの差
DVDとブルーレイはこのビットレートの許容量に違いがあります。まずDVDですが、最大で9.8Mbpsと規格上で決められています。それに対してブルーレイは54Mbpsと5倍以上の許容量があるため、収められるデータ量がブルーレイの方が圧倒的に多いということになります。これがどの程度の差なのかは下の画像を参考にしていただければお分かりでしょう。
引用: https://img.atwikiimg.com/www18.atwiki.jp/live2ch/pub/tde/tde21a.jpg
出典:ゲームwiki
このように、ビットレート値が低いほど画質は荒くなり、高くなるほど画質は鮮明になっていきます。
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まとめ
引用: https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/db/db43c292d744f2ab9bcec5c9e2012172_t.jpeg
いかがでしたでしょうか?DVDやブルーレイの画質の違いや、画質の違いには解像度やビットレートが関係しているため、画質が良いものを重視する際はブルーレイがおすすめと言えます。ただし、ブルーレイの場合はデータ量が多いため、動画を焼く場合や普通に動画を楽しむ際はDVDの方がデータ量も少ない上に安価で買えます。画質のことで気になることがあれば、この記事をぜひ参考にしてみてくださいね。