ジーンズに関する言葉をよく聞くけれど、それがいったい何のことを指しているのか分からない、と言ったこともあるかと思います。ここではよく聞くジーンズの用語を簡単に説明していきます。
ボタンフライ・・・ウエストから下がボタンによって開くもの。ジッパータイプの物はジッパーフライと言います。
リベット・・・ジーンズのポケット周辺に見られる鋲のこと。破れやすい箇所の補強をしています。
ヒゲ・・・モモ辺りにできるしわのこと。履きこむほどにいい感じのしわができるようですね。
コインポケット・・・前の右ポケットの所についている小さいポケットのこと。名前の通りコインが入るくらいの小さなポケット。
タテ落ち・・・縦に糸が入っているような感じで色落ちしていること。
リジット・・・糊が付いたまま洗ってない状態のデニム。
リンス・・・ワンウオッシュしてある状態のデニム。一度洗ってあるのでそれ以上は縮みにくい。
オンス・・・デニムの厚みを表す重さのこと。1オンスとは28グラムくらい。種類もあって、一般的なもので13オンス、軽いものは10オンスくらい。
基本的にはインチ表記となっています。以下の表を参考にしてみてください。後ほど自分サイズの選び方を紹介したいと思います。また、下記の表はリーバイスの物を参考にしていますが、シルエットによってもブランドによってもサイズが違うようです。おおよその雰囲気をつかんでみてください。メンズサイズ表の一部が見えなくなっています。W33L32インチの裾幅は18.5㎝です。
メンズのジーンズサイズ表です。これはリーバイスの501、1954モデルのサイズです。
レディースのジーンズサイズ表です。これはリーバイスのスリム712TMのサイズです。
ジーンズの値段は実に様々です。千円以内で手に入れることができるものがあるかと思えば、上は何十万もするものも存在します。おおよそですが、1万~2万円ほどのジーンズが多いように見受けます。ご自身の買い求めやすいもの、ぜひ手に入れたいと思うものを選ばれるのがよいでしょう。
少しゆとりを持たせつつも、足のラインに沿ったデザインのもの
引用: http://elevi-prod.s3.amazonaws.com/product/LV-05510-0737/LV-05510-0737_main_640x640.jpg
スキニーよりも若干ゆとりがあり、テーパードよりも膝からすそ辺りが細いデザイン。でもこちらは下のテーパードよりもゆとりがあるように見えますね。それぞれのデザインの中でも細身のものや、ゆとりがあるものなどいろいろあるようです。
引用: http://elevi-prod.s3.amazonaws.com/product/LV-08513-0770/LV-08513-0770_main_640x640.jpg
引用: http://elevi-prod.s3.amazonaws.com/product/LV-28833-0013/LV-28833-0013_main_640x640.jpg
細い所やゆとりのある所など特になく、一直線のデザインの物
引用: http://elevi-prod.s3.amazonaws.com/product/LV-12501-0256/LV-12501-0256_main_640x640.jpg
上記の種類以外にも、フレアーやブーツカット、ボーイフレンド、スーパースキニーなどがあります。フレアーとブーツカットはともにヒップから膝までフィットしていて膝下からは広がりのあるデザイン。広がり方に若干違いがあるためフレアーとブーツカットに分かれています。ボーイフレンドはメンズ物を女性が着るとこんな雰囲気になるといったイメージです。スーパースキニーはスキニーをより細くフィットさせたもの。
好きなシルエットの物を選ぶことはもちろんですが、実際に着てみて自分に似合うか確かめてみることも大切です。また、新しい服を買う時に、今持っている服とコーディネートすることができるかを、メンズでもレディースでもおしゃれの上級者さん達は考えてみるようです。いろんな種類のジーンズを試してみるのも楽しいですよ。
ジーンズはある程度色落ちと縮みの可能性があります。洗っていくうちにウエストがきつくなったとか色が薄くなってきたなどよく聞きます。
色落ちを防ぎたい場合は手洗いがおすすめです。洗濯機で洗うとジーンズ同士がこすれあって色落ちしやすくなるからです。手洗いすることで縮み予防の可能性も出てきますよ。かっこよい色落ちを楽しんでいる人も実はたくさんいます。好みの方を選んでみてください。
リジットは糊が付いたままの洗ってない状態のジーンズ。ちょっと生地が硬くてゴワッとしていますがそれが味となっています。しかしながら洗うと大きく縮んでしまう可能性もあります。ウオッシュしてあるものはすでに多少縮んだ状態なので、家庭で洗濯したとしてもほとんど縮むことはありません。(ただし全く縮まないというわけではないです)
ジーンズと言うと綿100%と思いがちですが、他の素材を使ったものもあります。麻が混じったタイプは暑い季節には肌触りがよく気持ちよく着ることができます。ポリウレタンが混じったタイプは主に収縮性のあるジーンズに使われます。タイトに見えてもよく伸びてジーンズとは思えない着心地のものもあります。和紙が混ざったペーパータイプもあります。こちらも夏に心地よさそうです。
引用: http://levi.jp/sizechart/images/denim.jpg
実際に試着してみるのが一番です。自分のサイズが分からない方や、前とサイズが変わった可能性のある人は改めてウエストやヒップ、股下など、上記の絵を参考にしながら自分のサイズを測ってみるのもいいでしょう。すでに自分にピッタリのジーンズやズボンを持っているならそのパンツのサイズもあわせてチェックを。前出のメンズとレディースのサイズ表もあわせて参考に。
自分にピッタリのサイズを選ぶよりも、程よい緩みがあるものがお勧めです。緩みと言ってもダボダボではなく、選ぶデザインにもよりますが、太ももとかお尻のジーンズの布が少しつかめる程度のゆるみは欲しい所です。
メンズもレディースも共通することですが、後ろのポケットはお尻の上にある方が足長効果が期待できます。ポケットの位置や大きさ、バランスもチェックを。
引用: http://ds-assets.s3.amazonaws.com/e-levi.jp/2018/sp/180116_history/1890.jpg
ドイツ生まれのリーバイ・ストラウスが移民としてアメリカに行き、雑貨商を開業。のちのキャンバス地を使ったワークパンツを作る。その後素材をデニムに変え、リーバイスのジーンズが誕生しました。間に戦争があり、使えない材料がありましたが第二次世界大戦中に全米でリーバイスは人気に。有名俳優が着ていたことでも話題となり、世界的にブームが起こって今に至ります。
引用: http://lee-japan.jp/history/image/image1.jpg
アメリカのカンザスでヘンリー・デヴィッド・リーが卸商を設立。ワークウエアも取り扱っていましたが、商品の入荷が滞ることもたびたびあり、自らワークウエアを作ろうと動き出したのがリーが誕生するきっかけとなりました。西部のカウボーイファッションから次第にファッションとしても注目を集めるようになり、今に至ります。
引用: http://wrangler-jeans.jp/history/img/y_1889_img.jpg
C.C.ハドソンが弟のホーマーと共にアメリカの食料品店の屋根裏部屋に、ハドソン・オーバーオール・カンパニーを設立。のちに仕事部屋を移動し、ブルーベル・オーバーオール・カンパニーと名も変更。ワークウエアのみだけではなく、ウエスタンウエアにも着手、徐々に生産や販売枠を広げていきました。カウボーイの定番ブランドとして有名でしたがその後世界の有名人からも愛され、その人気は世界中に広がっていきました。
引用: http://image.edwin-ec.jp/mgen/web:goods_01E504R-00-326_01.jpg?is=490,540,0xFFFFFF
元々は中古ジーンズをアメリカから輸入し提供していましたが、その後日本で初めてのジーンズを製造し販売を始めました。最近では有名人とのコラボ商品の販売もしています。ポケットのWのステッチが有名です。
EDWIN/エドウインオフィシャルサイト
EDWIN/エドウインオフィシャルサイト。創業以来、DENIM(デニム)の歴史に刻まれる新しい製品を創り続けています。当サイトでは、EDWIN JEANSの製品詳細や限定商品情報、エドウイン ショップ(直営店)やアウトレット ショップのご案内等しております。EDWINはジーンズ売上No.1(※矢野経済研究所「ジーンズカジュアル白書'07」ジーンズメーカー業績)です。)
引用: http://www.bigjohn.co.jp/images/history/pic_history_1960_06.jpg
尾崎小太郎が丸尾被服株式会社を設立。60年代に入り貿易商と契約を交わし、アメリカからデニム生地を輸入し、その生地でキャントンジーンズを作り始めました。また独自にアメリカから生地を輸入しビッグジョンブランドも立ち上げました。マルオ被服誕生から70年以上、今も進化を続けています。
引用: http://bobsonhd.co.jp/wp/wp-content/themes/bobson/img/history/1950/1950_main.jpg
山尾被服工業株式会社が創設され、U.Sズボンが人気商品となりました。60年代になると品質の良さが評価され、70年代にはジーンズブームになったこともあり、ジーンズ専業メーカーになりました。年々より良いジーンズを買いは油脂続けています。
ジーンズにはいろんな種類があり、着こなしによってはカジュアルにも、アウトドアにも、おしゃれにもなるアイテムです。いろんなシーンで着こなしの幅を広げてみてください。
アウトドアでは動きやすいストレッチ素材のジーンズがお勧め。ウエストや太もも、膝周りなどがきつくなく、適度に伸びるので、本格的な登山やロッククライミングなどには向きませんが、自然の中を歩くとかキャンプとか、遊園地に行くなどにちょうどよいです。
引用: http://image.edwin-ec.jp/mgen/web:goods_01ER116L00-200_01.jpg?is=490,540,0xFFFFFF
写真はレディースのストレッチ素材のもの。見た目は足にフィットしてしかもデニム地だし窮屈なのではと想像してしまいますが、実はよく伸びるのでとても動きやすいんです。
濃いブルーやブラック、または濃いグレーのジーンズはきりっとした印象がありファッション全体が締まって見えます。シルエットもルーズなものよりもタイトなもののほうがコンパクトに上品に見えます。デートにもお勧めです。
引用: http://util.edwin.co.jp/coordinate-blank/E503R-375_cordinate.jpg
メンズのやや細身のデザイン。かっちりタイプのシャツを合わせていることもありますが、カジュアル過ぎない雰囲気がありますね。シャツをウエストインしているのでなおスッキリして見えますね。
実際にお店に行って買う方法と、インターネット上のネットショップから買う方法の2つがあります。オークションで買うこともあるかもしれませんが、保証等がないため、特に初めてジーンズを買う場合にはお勧めはしません。
実際に商品を手に取ったり試着したりできるし、分からないことがあればお店の人のアドバイスをもらうこともできるので、お勧めです。裾が長すぎる場合でも裾上げしてくれるお店もありますよ。
すでにジーンズを持っていて、それとサイズもシルエットも同じものが欲しい場合には利用するのもいいでしょう。初めてのシルエットにチャレンジするとか、着たことのないブランドの物を買うなどの場合は一度試着をしたほうが安心なので、実店舗での購入をお勧めします。
引用: https://i.ytimg.com/vi/EukDN_clyCo/hqdefault.jpg
ジーンズと何を合わせるとかっこよく、かつ素敵に見えるか、そのアイテムを紹介します。メンズにもレディースにも応用できますよ。
シャツとジーンズ、白色と青色の組み合わせがすっきりさわやかな印象。カチッとしたシャツならスマートな雰囲気に、ふわっとしたものなら丸くて柔らかい印象を持ちます。一口に白シャツと言っても種類はたくさんあるので、お気に入りの1枚を合わせてみてください。
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/v85prl/20170403202358057/20170403202358057_500.jpg
この写真のレディースのブラウスは後ろの部分にレースがあしらってあり、シンプルな白シャツが個性的なものに、凝ったものに見えますね。ウエストインしてもしなくてもその時の気分で。
引用: http://i7.wimg.jp/coordinate/w6akx4/20161209160919989/20161209160919989_500.jpg
写真のようなメンズのジャケットですと、すごくおしゃれに見えますね。フライトジャケットのようなカジュアルなものにもジーンズはもちろん似合います。
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/x4ku58/20170823153349329/20170823153349329_500.jpg
写真のメンズのスウェットとジーンズも定番。スウェットの色とかデザインで遊んでみてもいいかもしれません。
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/qjry8a/20170217125029291/20170217125029291_500.jpg
上のレディースの写真のように、セーターとジーンズもよく合います。タイト目のセーターとジーンズにフォーマルな靴を合わせるとカジュアルながらも上品な印象に。ウエストインですっきり。
その他にもジーンズと合わせやすいアイテムはたくさんあります。ネルシャツやスニーカー、Tシャツ、ブーツ、ベルトなど。ジーンズは、アイテムや組み合わせ次第ではほぼどんなシーンでも着ることができる、優秀な衣類であるとも言えます。メンズ、レディース共に参考にしてみてください。
その他にもメンズ・レディース共に着こなし方をもう少し見てみましょう。
引用: http://i7.wimg.jp/coordinate/1hc7wz/20160618230120549/20160618230120549_500.jpg
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/norwoy/20170523152601862/20170523152601862_276.jpg
引用: http://fsimg.bobson.jp/fs2cabinet/L11/L110DBD17W/L110DBD17W-m-01-ll.jpg
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/lczhb1/20170911151354191/20170911151354191_500.jpg
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/851a6m/20170910103823425/20170910103823425_500.jpg
ハイウエストの物は見た目が新鮮。足が長く、ウエストがすっきり見える効果もあります。ウエストインしてよりハイウエストジーンズを際立たせても。
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/392b5u/20170802123236479/20170802123236479_500.jpg
ワイドタイプは柔らかでふんわりとした印象。ウエストイするとすっきり。上記2つ以外にも、サイドにラインが入ったものやすそが切りっぱなしの物、ダークな色のものなど、どちらかと言うと個性的なデザインの物への注目度が高いです。
ジーンズを買う時は、その時の自分のサイズに合ったものを選びましょう。今は違うけどもともと自分はやせてるから細いものを買うとか、サイズアップするかもしれないから大きめの物を買うなどすると、全く着ることがなくタンスの隅で忘れ去られた存在になってしまう事も。試着して、サイズはもちろんのこと、着心地、脱ぎ着しやすいかなどもチェックを。
試着をしてみたものの、似合っているのかよく分からなかったりサイズもこれでいいのか不安だったら、店員さんにアドバイスをもらうとか、お友達などに一緒についてきてもらって第三者からの意見を聞いてみてもいいですね。
ジーンズの種類、シルエット、選び方などを紹介してきました。すでに頭の中には欲しいジーンズや、こんなスタイルをしてみようかなと言うアイディアがあるかもしれませんね。ぜひジーンズライフを楽しんでくださいね。