スープは冷凍保存できる?
寒い時期には体を温めてくれるスープ、体調が悪く食欲がないというときにも食べやすく、もう1品欲しいというときにも具だくさんのスープがあれば素敵な食卓になりますよね。
いろいろ使い勝手のいいスープですが、つい作りすぎて余らせてしまって、翌日に無理に食べたなんてことありませんか?作りすぎてしまったスープは冷凍しておくことで長期間の保存ができますよ。
スープを冷凍保存するメリット
スープを冷凍保存しておけば、使いたいときにすぐに食べることができます。また、ほかの料理に活用したいとき、子供の離乳食、1人分を用意したいときなどに便利です。
スープを上手に冷凍保存する方法は?
スープの冷凍保存は、タッパーなどの保存容器に入れて冷凍するか、ジップロックなど密封できる保存袋に入れて冷凍する方法があります。
密封できる保存袋を使うのがオススメ
密封できる保存袋での保存なら冷凍時に薄く平らにできて、冷凍庫の中で場所を取らずに保存ができるので、蓋付きの保存容器よりも保存袋を使うのがおすすめです。
冷凍保存方法
引用: https://img.cpcdn.com/steps/22906295/m/6e63374c868d87c1a153beb357e59010.jpg?u=15297622&p=1500823921
まず、スープの粗熱をとります。粗熱がとれたら、1回に使う分量ずつ冷凍保存袋にスープを入れます。スープは冷凍すると膨張するため袋には多くても8割くらいまでの量で入れるようにしてください。
空気を抜き袋の口を閉じたら、平らにして、アルミ製のバットに重ならないように並べて冷凍庫に入れます。冷凍したら、冷凍庫で縦に並べておくと場所を取らずに保存できます。
上手に冷凍保存するポイント
スープは短時間で冷凍させた方が、風味を損なわずに済みます。アルミ製のバットは熱伝導率がいいので、使用するのをおすすめします。また、スープを袋に入れ後、なるべく平らになるようにすると表面積が大きくなるので冷凍するのが早くなります。
保存袋にはスープの名前と冷凍保存した日付を書いておくと、後で使うときに探す手間がかからず、いつ冷凍したかも分かるので便利です。
製氷皿での冷凍保存
スープを製氷皿に入れて冷凍する方法もあります。製氷皿に入れて凍らせた後、ジップロックなどの袋に移し替えておけば、ストックを増やすことができます。小分けでたくさん作っておきたいときに便利です。
冷凍保存する時の注意点
スープは粗熱をとったら放置せず、すぐに冷凍しましょう。細菌は20℃から50℃で繁殖しやすくなるので、放置すると危険です。また、熱いまま冷凍するのもNGです。熱いまま冷凍庫に入れてしまうと、近くにあるほかの冷凍食品が溶けて傷んだり、冷凍庫の温度が上がったりしてしまいます。
冷凍保存するスープの具材には注意が必要です。水分量の多いもやしやキャベツなどは、解凍すると食感が変わってしまうので冷凍保存に向いていません。そのほかには、じゃがいも、豆腐、こんにゃくなども食感が変わっておいしくないので注意してください。しかし、ポタージュなどでミキサーにかけたじゃがいもは冷凍しても大丈夫です。
スープを冷凍保存できる期間はどれくらい?
スープを冷凍保存できる期間は約1か月です。冷凍保存することで長期間保存できるようになりますが、日が経つにつれて風味はどうしても落ちていきます。そのため、なるべく早いうちに食べるようにしましょう。
冷凍保存したスープを上手に解答する方法は?
冷凍したスープを食べるときは、保存袋を冷蔵庫に移動させます。半解凍させシャーベット状になったら、中身を鍋に入れてゆっくり加熱します。もしくは、お皿に盛りレンジで加熱してもOKです。
冷凍保存できるスープのレシピ集
冷凍保存に向いている美味しいスープのレシピをご紹介します。
冷凍保存できるスープのレシピ①カボチャのクリームスープ
引用: https://img.cpcdn.com/recipes/5001110/280/633101ab8f70447de4c07260c4666f97.jpg?u=17703521&p=1522071260
材料 (2人分) カボチャ1/4個 ■ クリーム材料 バター20g 小麦粉大さじ2 牛乳1カップ ■ スープ 水100mL コンソメ(キューブ) 1/2個
作り方
1.カボチャの皮部分をとり、みじん切りにする。
2.鍋にバターを入れ、弱火で温める。
3.バターがなじんだら、6分ほどフタをして蒸す。小麦粉を入れ、まぜあわせる。牛乳を入れ、時々まぜながら煮ていく。
4.水を加え、コンソメを入れる。十分温まったら器にとる。パセリをかけてできあがり。
カボチャの甘くて濃厚なスープは、朝食にピッタリです。
冷凍保存できるスープのレシピ②デトックストマトスープ
引用: https://img.cpcdn.com/recipes/4570181/280/37bdefc3173f2e619f4b7a6cc7b3d84c.jpg?u=6371365&p=1497061661
作り方
1.ぶなしめじ以外全てみじん切りにし、切ったものはすべて鍋の中へ。
2.カットトマト缶も鍋に入れて、水を野菜ひたひたまで加える。
3.コンソメキューブを2つ入れて火にかけて沸騰させる。
4.沸騰したら黒胡椒を加え味をととのえて、完成です。
さっぱりしていて夏にもおすすめなトマトスープ。デトックス効果も期待できます。
冷凍保存できるスープのレシピ③ビシソワーズ
引用: https://img.cpcdn.com/recipes/5009015/280/f6228e83cdb7c5ef1145b4bb1596d557.jpg?u=13341753&p=1522540754
材料 (4人分) じゃがいも中4個 玉ねぎ1個 牛乳or豆乳500cc チキンブイヨン10g 塩コショウ少々 ナツメグパウダー 少々 水500cc
作り方
1.じゃがいもと玉葱は、水洗いして皮をむき、薄切りにする。
2. 熱したフライパンに油を引き、じゃがいもと玉葱を透き通るまで中火で炒める。
3. 透き通ってきたら、水とチキンブイヨンを入れて柔らかくなるまで加熱する。
4.じゃがいも、玉葱が柔らかくなったら、塩コショウで味を調え、粗熱を取る。
5.冷めたら、ミキサーにかけて滑らかになったら、冷蔵庫で冷やす。
6.食べる直前に冷えた牛乳or豆乳でのばして、器に盛り付けてナツメグをトッピングしてできあがり。
離乳食にも使えるじゃがいものビシソワーズ。牛乳を豆乳にして作ってもおいしいですよ。
冷凍スープを上手に活用しましょう!
スープの冷凍は具材に気をつければ、冷凍方法はシンプルで手間をかけずにできます。ぜひ、ご紹介したスープの冷凍保存方法を参考に、毎日の食事に上手く活用してみてくださいね。