ヘルメットの必要性
道路交通法により、「幼児・児童を保護者との自転車同乗時や自ら自転車を乗車させるときには、ヘルメットの着用に努めること」と義務化されています。万が一の事故の際、頭や命を守ってくれるヘルメット。正しく着用して怪我のリスクなどから遠ざけることが大事です。ヘルメットの基礎知識をつけて、選び方を確認していきましょう。
自転車での交通事故の、なんと約6割は頭部の怪我だそう。大人に比べ頭が重い子供は、転倒すると頭部に怪我をする割合が高くなります。そのため、ヘルメットは必要不可欠な保護具となっています。
ヘルメットの選び方
著しく成長する子供のためにも、まずはサイズの合ったヘルメットを着用させたいですね。メーカーによってサイズ表が展開されているので、しっかり確認しましょう。注意しておきたいのは、海外メーカーで人気のヘルメットでは日本人の頭の形に適していない場合もあるので、選び方に気をつけることが大事です。
手入れのしやすさもヘルメットによって様々で、内装にも違いがあります。内部のクッションがマジックテープで取り外し可能なものから、そのまま一体化して外せないものまであります。汗をかく子供のためにも衛生面に気を使いたいですね。外せるものは洗い、外せなければ除菌スプレーなどで対応して、清潔なヘルメットを保ちましょう。
ヘルメットも日々使いやすいように進化しています。通気性がよく軽量仕様になっていて、長時間にわたり被っていても苦痛に感じないヘルメットなどは人気で、各メーカーから販売されています。頭回りのサイズ調節機能も、充実してきています。
ヘルメットは大きくわけてソフトシェル・ハードシェルの2種類があります。それぞれ特徴が違うので、使用用途や子供の好み・ママのセンスに合わせた選び方で、親子で楽しみながらヘルメットを探していきましょう。
ソフトシェル
薄い厚みのプラスチックシートをシェルとして成型し、ライナー(発泡スチロール部)へかぶせたものが「ソフトシェルタイプ」。ハードシェルに比べ重量が軽いので、首への負担が小さく、特に幼児同乗器使用時など頭の揺れが多い場面に最適です。
ハードシェル
硬さが特徴のABS製プラスチックをシェルとして成型し、ライナー(発泡スチロール部)へかぶせたものが「ハードシェルタイプ」。厚みを持ったシェルを採用したことによりソフトタイプに比べ重量は若干かさみますが、しっかり頑丈設計により、同乗時はもちろんスポーツなどでも安心してご使用いただけます。
SGマークの有無
会社で「sgマーク」が話題にあがって「sgマークってなに!? そんなのあるの!? そんなに有名なの!?」と思ったら見たことあるやつだった pic.twitter.com/UboNziq7Xq
— さといも (@__satoimo__) April 10, 2017
SGマークと聞いて、見たことはあっても説明できるかというとなかなかピンとこない方もいるのではないでしょうか。SGマークとは、安全基準に適合していることを製品安全協会が認証したマークのことです。選び方の基準になりますね。
SGマーク付きの製品は、その製品の欠陥によって人身事故が起きてしまった場合、1億円までを限度とする対人賠償保険がついているって知ってる?
事故発生届の受付・事故原因調査・損害賠償措置・被害者対応を、SGマークの発行元である製品安全協会が諸費用含め対応してくれるので、欠陥による万が一のときに心強いですね。
日本ではSGマークの付いているヘルメットの使用が推奨されていますが、人気のヘルメットであってもSGマークの付いていないヘルメットも多数販売されています。安全面については、各メーカー安全基準を満たして作成されていますが、マークの有無を確認してみましょう。
購入方法
ホームセンターやスポーツショップ、ショッピングモールやネットショップなど、幅広く販売されています。サイズを確認するためにも人気のヘルメットをリサーチしてから、実際に手に取ってじっくり選んでいきたいところです。ネットショップでの購入も良いですが、試着ができないので不安になりますね。
まずは店舗へ出向き、同じメーカーのヘルメットを試着してから購入しましょう。ネットショップで口コミを見ていると、人気のあるヘルメットでもたびたび購入後に「サイズが合わなかった」「イメージと違った」との文字を見かけます。子供のためにも時間の許す限り、店舗で試着することをおすすめします。
ヘルメットを嫌がる子供へのアドバイス
ヘルメットを被りたくない!と、かたくなに拒否する子供に悩むママもいるのではないでしょうか。人気キャラクターのヘルメットも多数販売されているので、子供のお気に入りを見つけて楽しく被ってもらいたいですね。無地のシンプルなヘルメットであれば、子供のお気に入りのステッカーを貼って自分だけのヘルメットを完成させるなど、工夫次第で自ら被ってくれるようになる子供もいます。
子供用ヘルメットのサイズ
引用: https://image.rakuten.co.jp/conspi/cabinet/itemn/imgrc0070742578.jpg
ヘルメットを購入するときの目安になりますね。ただ、表記にもありますが頭の形によってサイズが異なる場合もあるので、しっかり確認しながら選んでいきましょう。
子供用おすすめヘルメット1:BRIDGESTONE(ブリヂストン)
BRIDGESTONE(ブリヂストン) bikke ジュニアヘルメット CHBH5157
価格
¥ 3,455
ブリヂストンから販売されているヘルメットです。大きくデザインされたクマが人気を呼んでいます。このほかにもデザインのバリエーションがあり、小さなサイズでは更にバリエーションがあります。ブリヂストンは他にも多数のヘルメットが販売されているので、ぜひチェックしてみて下さい。
サイズ:約51~57cm 重量:約500g
子供用おすすめヘルメット2:BRIDGESTONE(ブリヂストン)
BRIDGESTONE(ブリヂストン) 幼児用ヘルメット colon(コロン) レッド CHCH4652 B371252 (頭囲 46cm~52cm未満)
価格
¥ 2,298
こちらもブリヂストンのヘルメットで、売れ筋ランキングなどで人気があり度々上位にいます。主に6歳未満用です。マット調の色見になっており、このほかに3種類のバリエーションがあります。バイザー部分は脱着可能になっているので、シーンによって使い分けができますね。
サイズ:約46~52cm未満 重量 : 約370g
子供用おすすめヘルメット3:PALMY(パルミー)
PALMY(パルミー) キッズヘルメット SG P-MV12
価格
¥ 1,536
海外メーカーのパルミーから販売されている、かっこいいデザインが人気のソフトシェルヘルメットです。このほかにもかわいい模様のヘルメットもあります。欧米人用に作られており多少規格に違いがあるので、サイズをしっかり確認してから購入しましょう。
サイズ:約52~56cm 重量:約250g
子供用おすすめヘルメット4:TOYO SAFETY(トーヨーセフティ)
TOYO SAFETY 幼児用ヘルメット S
価格
¥ 2,955
安全保護具メーカーであるトーヨーセフティのヘルメットです。メタリック・単色のヘルメットで、シンプルで飽きが来ないので長く使用できますね。サイズ調節はダイヤル式になっており、簡単に調節することができます。
サイズ:約51~54cm 重量:約400g
子供用おすすめヘルメット5:SAGISAKA(サギサカ)
【SAGISAKA(サギサカ)】 子供用ヘルメット 自転車用ジュニアヘルメット スタンダードモデル Mサイズ(52~56cm)6歳以上 全3色 女の子用 男の子用 小学生 【SG規格適合 自転車 子供用ヘルメット】
価格
¥ 1,850
形に特徴があり、ブラックとレッドがかっこいいヘルメットで、人気の売れ筋ランキングでも度々登場しています。このほかラインピンク・ラインブルーとありますが、どれもかっこいいデザインになっています。サイズ調整のできるアジャスターバンドも付いているので、長く使用できますね。上記はMサイズですが、Sサイズも販売されています。
サイズ:約52~56cm 重量:約280g
子供用おすすめヘルメット6:Paladineer(パラディニア)
パラディニア(Paladineer)子供用ヘルメット 軽量 自転車用 バイク アウトドア ヘルメット こども用 幼児 ジュニア 通気 安全 キッズヘルメット 可愛い アジャスター調節 約51cm~55cm 6個通気穴
価格
¥ 2,600
カラフルな色が特徴的なヘルメットです。後頭部にサイズ調整のダイヤルがついており、成長の著しい子供にピッタリ対応できるので、選び方のポイントになってきますね。重量は190gと超軽量なので、長時間の使用でも疲れにくく首への負担を軽減できると人気があります。
サイズ:約48~60㎝ 重量:約190g
子供用おすすめヘルメット7:nicco(ニコ)
クミカ工業 nicco(ニコ) ハードシェル キッズヘルメット 49-54cm 日本製 ピンク KH001
価格
¥ 4,357
おしゃれでスマート、さりげなく自転車とマッチすると人気のヘルメット。日本製で機能性・安全性にこだわっており、さらに車のボディと同じ塗装を使用するなど耐久性にも優れています。反射シールも付いているので薄暗い夕方も安心ですね。
サイズ:約49~54cm 重量:約410g
子供用おすすめヘルメット8:OGK KABUTO(オージーケーカブト)
OGK KABUTO(オージーケーカブト) チャイルドメット PAL
価格
¥ 3,367
スマイルロゴがアクセントの、マット調オフカラーがシンプルで人気のヘルメットです。日本人の頭に合わせた円形に近い形状で設計されています。また、2013年には「第7回 キッズデザイン賞」も受賞している有名なメーカーです。
サイズ:約49~54cm 重量:約245g
子供用おすすめヘルメット9:Ferrari(フェラーリ)
Ferrari(フェラーリ) キッズ用ヘルメット 調整用アジャスターダイヤル付き 【M/Lサイズ・ホワイト/イエロー/レッド/ブラック】
価格
¥ 2,800 - ¥ 19,876
あのフェラーリから、ロゴ入りのかっこいい子供用ヘルメットが販売されています。対衝撃性・通気性を兼ね備えており、ワンタッチのバックルもついて小さな子供でも楽に装着することができます。アジャスターダイヤルもついて頭囲に合わせてサイズ調整ができますが、ほかのヘルメットに比べサイズ幅があまりなさそうです。
サイズ:M/約56~58cm L/約58~60cm 重量:M/約370g L/約500g
子供用おすすめヘルメット10:Nutcase(ナットケース)
Nutcase(ナットケース) Little Nutty / 幼児・子供用ヘルメット Ladybug XSサイズ:48cm52cm 幼児・子供用ヘルメット / XSサイズ:48cm52cm
価格
¥ 8,424
海外メーカーのナットケースから販売されている、XSサイズのヘルメットです。バイザー部分は取り外しができる優れものです。値段は少々高めですが、てんとう虫のほかにも星や水玉などカラフルな模様のバリエーションがあり、お気に入りが見つかりそうですね。選び方でママのセンスも光ります。
サイズ:約48~52cm 重量:約368g
子供用おすすめヘルメット11:Kanack(カナック)
Kanack(カナック) キッズヘルメット 北陸新幹線 E7系 かがやき ブルー H003_E7 (頭囲 50cm~56cm)
価格
¥ 3,425
両サイドに新幹線のデザインが入ったヘルメットで、男の子に大人気です。かがやき・はやぶさ・こまち・ドクターイエローの、4種類から選ぶことができます。ヘルメットが嫌いな子供でも、楽しく被れるヘルメットですね。
サイズ:約50~56cm 重量:約300g
子供用おすすめヘルメット12:ides(アイデス)
アイデス キッズヘルメット プリンセスYK ピンク S (頭囲 53cm~57cm)
価格
¥ 3,791
女の子が大好きなプリンセスがデザインされた、ふんわりパステルカラーが可愛らしい人気のヘルメットで「ゆめカワ」がテーマになっています。ヘルメットが嫌いな女の子も、喜んで被ってくれるヘルメットですね。360度リフレクターが付いて、暗い道でもしっかり反射してくれるのでとても安心です。
サイズ:約53~57cm 重量:約300g
子供用おすすめヘルメット13:M&M(エムアンドエム)
エムアンドエム ヘルメット ミニオンズ フェイス SG対応 0473 サイズ調整ダイヤル付ヘルメット
価格
¥ 4,082
子供から大人まで大好きなミニオンズのヘルメットです。このほかにも小さなミニオンズがヘルメット全体にデザインされているタイプもあり、ミニオンズ好きにはたまらないですね。子供もヘルメットを被るのが楽しくなること間違いなしです。内装パッドは取り外して洗うことができます。
サイズ:約46~51cm 重量:約260g
子供用おすすめヘルメット14:M&M(エムアンドエム)
SGヘルメット ハローキティ (ハート)
価格
¥ 3,776
ハローキティがかわいく、やさしいピンクカラーが人気のヘルメットです。エムアンドエムでは、このほか多数のキャラクターヘルメットが販売されています。大好きなハローキティと一緒に自転車に乗って、子供も楽しめますね。サイズ調整のできるダイヤルも付いているので、成長に合わせて使用できます。
サイズ:約46~51cm 重量:約270g
安心安全なヘルメットを
上記のようにヘルメットと言っても様々あり、人気のあるヘルメットから珍しいヘルメットまであり、選び方も人それぞれ変わってきます。自分たちのライフスタイルに合わせた、お気に入りのヘルメットを見つけて、子供が楽しく安心・安全に自転車へ同乗・乗車できる手助けをしていきたいですね。
最後に
ネットショッピングではヘルメットと一緒に、肘と膝のプロテクターを購入する傾向が多いようです。転倒やどこかへぶつかってしまったときなど、事故を最小限に抑えることができるので、万が一に備えて一式揃えるのも親の気持ちが込められていますね。