バリカンの使い方をマスターしてセルフカットに挑戦する
バリカンは使い方さえ覚えてしまえば、誰でも簡単に自分の髪の毛の手入れを行うことができるアイテムです。自分の髪を切るのはちょっと怖いと感じる方も多いですが、慣れてしまえば簡単で、常に生え際の美しい髪形がキープできるのでおすすめです。
バリカンの使い方!まずは準備をしよう
バリカンの使い方!準備①バリカンのチェック
バリカンを用意したら、いきなりカットを始めるのではなく、準備を整えましょう。
まず、充電式のバリカンの場合には、カットを仕上げるために十分な充電が完了していることを確認してください。どれだけバリカンの使い方をマスターしても、バッテリーが切れたらカットできません。できればフル充電が出来ている状態でカットを始めましょう。
これからバリカンを購入される方は、バッテリー残量が表示されているタイプのバリカンを購入させることをおすすめします。
バリカンは、とてもシンプルな構造ですので、機械そのものの使い方は簡単です。髪の毛を刈り取る刃が錆びていないことと、髪の毛を刈る高さを決めるアタッチメントが正常に稼働しているかをチェックしましょう。
バリカンの使い方!準備②カットイメージ
今回、まずはショートカットのイメージとして、このような清潔感のある髪形の生え際を整えるためにバリカンを使用します。バリカンの正しい使い方を覚えるためには、どのような仕上がりになるのが好ましいのか、カットイメージを具体的に持つようにしましょう。
髪形の全体のイメージを決める頭頂部のカットは難しいので、日常的なお手入れのために行う「耳の周り」「こめかみ」「後頭部」について、以下のようなカットイメージを想定します。
ショートカットでは、少し髪の毛が伸びただけで清潔感が損なわれますので、日常的にお手入れが行えるバリカンの存在が非常に役立ちます。ロングの方にとっても便利ですが、やはりショートカットの方こそ、バリカンを使いこなしていただきたいです。
ショートカットにするときのバリカンの使い方は?
【バリカンの使い方】ショートカット①耳回りのセルフカット
バリカンで最初にカットを始めるのは「耳回り」です。刈の高さを調整するアタッチメントを15ミリにセットして、下から上へと刈り上げます。頭のラインに沿ってずっとバリカンを動かし続けると丸坊主になってしまいますので、少しずつバリカンを浮かせて行きます。
カットは手前から奥に向かって少しずつ移動させていきます。すでにカットが終わった場所を何度も繰り返しカットしてもアタッチメントの高さ以上には刈られませんので、少し前回と被る程度のゆっくりとした移動で、丁寧に刈っていきます。
力を入れてバリカンを頭皮に押し付けると、アタッチメントがズレてしまいますので、あまにアタッチメントの設定を確認するようにしましょう。特に、長らくバリカンを使っているとアタッチメントの留め具がゆるくなっている可能性がありますので注意が必要です。
【バリカンの使い方】ショートカット②後頭部のセルフカット
バリカンで後頭部をカットする場合には、しっかりと手元が見える鏡を用意しましょう。常に鏡を見続ける必要はありませんが、大きく刈りすぎたり、高さが高すぎるなどの失敗を防ぐことが出来ます。
ここではバリカンのアタッチメントの高さを、20.5ミリに変更しています。そして、耳たぶよりも少し高い位置までのカットをイメージして、同じく下から上へとバリカンを動かします。バリカンの使い方の基本は、髪の毛の生えている方向とは逆へと動かすことです。
セフルカットで後頭部を刈ることは、最初はとても不安に感じますが、バリカンのアタッチメインとの高さ以上には刈られませんので、少しずつ動かして髪が刈られる音を耳で確認しながら作業を進めてください。
【バリカンの使い方】ショートカット③ハチ周りのセルフカット
最後に、耳回りと後頭部の刈り上げによって尖っているハチ周りの部分を、バリカンを浮かせた状態でカットしていきます。浮かせたままでカットするのがバリカンの使い方では最も難しいところですが、しっかりと耳で髪の毛が刈られる音を確認しながら作業してください。
【バリカンの使い方】ショートカット④仕上がりをチェックする
左右と後頭部の仕上がりを、鏡を使って目で見てチェックしましょう。また刈り残しが無いか、手でも触って確認するようにしてください。どうしても1本か2本、長いままで残ってしまっている毛があるものです。外出してから気付いても修正が難しいので、手元にバリカンがあるうちに刈り残しを見つけるようにしましょう。
ツーブロックにするときのバリカンの使い方は?
【バリカンの使い方】ツーブロック①カットイメージ
ツーブロックのヘアスタイルでは、刈り上げ部分とロングの髪とのメリハリが、とても重要です。ですから、出来れば日常的にバリカンで刈り上げをして、お手入れをしたいものです。
ツーブロックの刈り上げイメージでは、後頭部の長さを変えるものを想定しますので、やや難易度が上がりますが、基本的な使い方は同じです。
長い髪の毛を手で押さえながらバリカンを使うのは大変難しいので、ヘアークリップなどを用意するようにしてください。特に後頭部のセルフカットでは、バリカンを動かす手だけに集中したいので、ヘアークリップがとても役に立ちます。
【バリカンの使い方】ツーブロック②耳回りのセフルカット
ショートカットのセフルカットと同じく、ツーブロックでも耳回りからカットを始めます。下から上へと髪の毛の向きに逆らうようにバリカンを動かします。上に上がるにしたがって、少しバリカンを浮かせるようなイメージで、ピタッと止めるのではなく、上に抜け切るような感覚です。
【バリカンの使い方】ツーブロック③もみあげのセルフカット
さきほどのショートカットでは、もみあげと耳回りの髪の毛の長さを同じにしましたが、今回のツーブロックでは、もみあげの長さを変えます。こうしたちょっとした手間をかけることによって、セフルカットとは思えないような仕上がりになります。
【バリカンの使い方】ツーブロック④後頭部のセルフカット
次に後頭部の上の部分のカットを行います。先に髪の毛の長い方からカットを行い、次に生え際をカットするという順番は、耳回りともみあげの順番と同じです。
【バリカンの使い方】ツーブロック⑤襟足のセルフカット
最後に、襟足を綺麗に刈り上げて完成です。
ショートカットと同じく、鏡を見ながら手の感触も頼りに刈り残しがないかをチェックするようにしましょう。セフルカットでは、全てを自分で確認する必要がありますので、この最後のチェックがとても重要です。
ヘアサロンでは、プロのバリカンの使い方をチェック
セフルカットが出来るようになっても、やはり全体的なヘアカットは、ヘアサロンで行う方が綺麗に仕上がります。ですから、セルフカットでのお手入れでは不十分だと感じたら、ヘアサロンに行くようにしましょう。これまでよりもヘアサロンに行く回数は減るはずです。
プロにカットしてもらいながら、バリカンの使い方を観察して、セルフカットで注意するべき点などをチェックしてみてください。カットの順番や、バリカンの向きなどを見ておくと、セルフカット時の参考になります。
バリカンでお手軽にセルフカットしよう!
バリカンを使ったセルフカットは、決して難しいものではありません。慣れてしまえば、電動ひげそりと同じように自在に使いこなすことが出来ます。
ショートカットでは、バリカンを使うことによって、お金と時間の両方を節約でき、さらに清潔感のある髪形を常にキープすることができます。
是非、バリカンを使ったセルフカットに挑戦してみてください。
この記事の作成では、主にフィリップスのバリカンを使い方の例として使用しています。