3DSが起動しない場合
気持ちよく遊べていたはずの3DSが急に起動しなくなって焦るということが少なくありません。3DSの電源が入らなくなる原因はいくつかあります。3DS本体が原因であることがありますが、3DS本体とは別のものが原因で電源が入らないということもあります。
電源は入ったうえでしっかり青いランプが点灯するものの、画面がずっと真っ暗という場合もあり、それぞれ対処法も異なります。ですので、電源が入らない場合、電源が入るものの画面が真っ暗な場合の原因を一度確認しておきましょう。中には修理に出さずに対処できるものもあります。
3DSが起動しない原因①:バッテリーパックの端子が汚れている
3DSの電源が入らない原因の一つとしてバッテリーパックの端子が汚れている可能性があります。バッテリーパックと3DSを繋ぐ端子が汚れていると、上手くバッテリーが機能しないことがあります。理由としては、ホコリ等が原因で3DSとバッテリーパックの間に電気を通さない部分ができてしまい、その結果電源が入らないということがあります。
対処法はとても簡単で、一度3DSからバッテリーパックを取り出して綿棒など柔らかいもので拭き取るだけです。この際3DS本体側の端子は綿棒などで拭かないようにしてください。あちらは衝撃に非常に弱いため、変に拭く・擦るなどをすると悪化する恐れがあります。
3DSが起動しない原因②:適温外で充電している
バッテリーパックが正常に動作する気温は5度~35度と決まっており、この気温の範囲外でバッテリーの充電、または使用すると正常に動作しないことがあります。バッテリーを充電したばかりであっても異常なほど早く電源が落ち、そのまま起動しなくなる可能性もあります。
対策方法はしっかり適温範囲内で充電・使用することですが、あまりにも暑いところで利用していた場合、バッテリーパックが膨張してしまい、完全に壊れてしまう可能性があるため注意してください。この場合はバッテリーパックの爆発など危険性が高まるため、バッテリーパックの処分と再購入を推奨します。
3DSが起動しない原因③:バッテリーパックがそもそも正しく接続されていない
3DS本体、バッテリーパックともに精密機器であり、一度取り外したことがある場合、接続不良が起きている可能性があります。しっかり接続されていないと電源が全く入らない他、プレイ中に急に電源が落ちるということもあります。
3DSを落としただけで電源が完全に落ちるというのは、その衝撃の瞬間に一瞬だけ3DSとバッテリーパックとの接続が途絶えたということです。1回でも落としたことがある場合は接続部分に悪い影響が及んでいる可能性があるため、頻繁に電源が落ちるという方は確認しておきましょう。
3DSが起動しない原因④:充電用のACアダプタが断線している
この場合は物理的にアダプタのケーブルが破損しているため、買い換える必要があります。確実に費用がかかってしまう問題でもありますが、一番安く改善できる方法でもあります。これは単にバッテリーが充電できていないだけであるため、3DSに不具合はありません。
ACアダプタのケーブルは、保存時にぐちゃぐちゃにしていたり、ACアダプタもしくはプラグの根本で強く折り曲げていると断線しやすいため保存状態には注意してください。充電はできるけど充電速度が遅かったり、急に充電したりしなかったりよくわからない状況が続く場合は間違いなく断線していますので、買い替えを検討しましょう。
3DSが正常に起動しないトラブル①:青いランプは点くが画面が真っ暗
3DSを起動した際に青いランプが点くものの、画面がずっと真っ暗ということがあります。これは少々厄介な問題であり、修理が必要になるパターンが多いです。画面が真っ暗だけど青いランプが点くからまだ大丈夫かもしれないという期待があるかもしれませんが、非常に深刻な状況です。
まずはじめに、青いランプが点くということは、バッテリーパックと3DSとの接続やACアダプターにはまず問題ないということがわかりますが、言い換えるとこれだけしかわかりません。この状況に陥ってしまう原因はいくつかあるため、紹介・解説していきます。
3DSが正常に起動しないトラブル②:液晶が壊れている
まずひとつは、液晶に映像を表示するための機器が破損していることです。青いランプが入った上で音も聞こえる場合はまずこれが原因だと考えておいてください。対策方法の前に結論を先にいいますが、個人で修理することはまず不可能なトラブルです。
3DS内部の精密機器が破損しているため、3DSの基盤に非常に詳しく技術のある人か、任天堂に修理依頼を出す他にありません。物理的に破損している問題であるため、落とすなどの強い衝撃を加えるとこうなると思う方もいるかと思いますが、半分正解です。
精密機器は暑さにも弱いため、非常に暑いところで放置していると内部に熱が溜まってしまい、その影響で内部機器が溶ける・歪むなどのトラブルを起こして壊れることもあります。
3DSが正常に起動しないトラブル③:内部パーツが破損している
こちらも液晶が破損している場合と似ていますが、こちらのほうが液晶の破損と比べて発生しやすいトラブルです。3DSは構造上、上画面とした画面に分かれていますが、この上画面と下画面を繋ぐためのケーブルや機器が破損していると正常に動作しなくなり、青いランプは点くけど画面が真っ暗という症状が発生します。
3DSはスピーカーや液晶、各種センサーなどがそれぞれ連携して動作しているため、どれか一つでも動作不良を起こすと、その他すべての動作で不具合を起こし、青いランプしか点かない現象が発生してしまいます。こちらも個人での修理はほぼ不可能で、任天堂に修理を出すしかありません。
3DSが正常に起動しないトラブル④:無理に画面を折り曲げたことがある
液晶が壊れている、内部パーツが破損する原因の一つとして、無理に折り投げて使用するということがあります。3DSは自由に折り曲げれるコンパクト感が便利ですが、無理に折り曲げたり、偶然であっても本来これ以上曲げれない方向に対して力がかかってしまうと内部で断線する恐れがあります。
特に上画面と下画面を繋ぐ線が、通常仕様でもよく折り曲がるポイントでもあるため、過剰に折り曲げると断線しやすいです。どれか一つでも断線してしまうと動作不良を起こし、青いランプが点いて画面が真っ暗ということが起きてしまいます。対策方法としては、丁寧に3DSを取り扱うことに限ります。
3DSが起動しない場合の対策方法①:バッテリーを一度取り外してみる
3DSやACアダプターが全く壊れていなくても、電源が入らなくなることがあります。これはバッテリーパックに過度な電気が溜まっていることで発生する可能性があり、一度バッテリーを取り外して放電する必要がある場合があります。
放電は簡単で、電気を通すものとバッテリーの接続端子を触れさせて、電気を通すものを床や人間など電気を通すものに触れさせれば放電は一瞬です。その後、再度充電して使用したら電源が入ることがあります。
3DSが起動しない場合の対策方法②:SDカードを再度しっかり差し込んでみる
電源が上手くつかない理由の一つとして、SDカードをカードの接触不良も考えられます。SDカードが接触不良を起こしていると正常にデータが読み取れないだけでなく、読み取り途中にエラーが発生してそもそも起動しないということがあります
こちらもバッテリーと同じようにSDカードをカードの端子を綿棒などで優しく拭いてあげてください。よくSDカードを差し込むところに息を吹きかける人がいますが、実はあれは逆効果です。酸化に弱い金属に酸素(空気)を大量に送りつけるのと同義であるためおすすめしません。その時は直ったとしても本体の精密機器にダメージが入っています。
3DSが起動しない場合の対策方法③:青いランプが点いたあと放置してみる
青いランプが点滅して画面が真っ暗になる場合、問題を検知したら数十秒後に再起動がかかります。再起動がかかる場合は内部の機器に破損がない可能性が高く、何らかの接触不良の可能性が高いです。ほかにも接触不良が起きていなくても何らかの理由で再起動がかかる場合もあります。
この場合の対処の判断は難しいですが、頻繁に起きるようになった場合、3DS本体に危険信号が走っています。早い目に修理依頼をするかおかしなところがないか調べてみるといいでしょう。
3DSが起動しない場合の対策方法④:新しいバッテリーパックを用意する
これらの方法でも3DSが起動できないのであれば、新しいバッテリーパックを用意するといいでしょう。もし友達が3DSを持っているのであれば一度お願いしてバッテリーパックを貸してもらうといいでしょう。正常に動作しているバッテリーパックであれば何でも使えるので、古いものでも構いません。
もしこれで起動するのであれば、バッテリーパックに問題があると考えられます。しかし、正常に動作するバッテリーパックに変えても起動しなかった場合は、バッテリーパックではなく本体側になにか問題があると考えられます。
3DSが起動しない場合の対策方法⑤:最終手段は任天堂に修理依頼を出す
最終手段かつ一番確実な方法は任天堂に修理依頼を出すことです。ある程度修理費用がかかるものの確実に直せるためおすすめです。ただし、液晶が2枚とも完全に壊れている場合は1万円以上かかってしまうため、万が一のことを考えておきましょう。
任天堂に修理依頼を出すと確実に直りますが、数日間3DSがない期間が続きます。さらに修理完了時期はパーツの在庫や任天堂サポートの混雑状況にも影響されるため、悪く言うといつかえってくるかわかりません。
そのような方のために非公式ではあるものの、ゲーム機修理専門店なるものが各所に存在しています。こちらであれば基本的に即日修理可能であり、預けてから早くて数十分、長くて数時間で修理対応してくれます。パーツの在庫を切らしてしまっている場合は、物理的な問題で即日修理できませんが、理論上最速で修理してもらえます。
早く修理できるメリットはありますが、非公式には変わりないため、今後公式店への修理依頼を出せない(勝手に分解したと判断される)可能性があります。その点にだけ注意しましょう。
まとめ:遊べないとただの文鎮!しっかり対応しよう
いつもは楽しい3DSも起動しなければただの文鎮であり、残念ながらガラクタ同然です。そして3DSのような機械は消耗品ですので、いつかは壊れたり不具合を出すことがあります。最善の方法は新品の3DSを再購入するということですが、それなりの費用がかかってしまいます。
その費用を抑えて、今使っている3DSをもう少し長く使えるようにしようとするのが修理でもあるので、利用できる便利な物事は遠慮なく利用しましょう。ただし、損傷が激しかったり、修理見積もり費用がかなり高かった場合は、新品を再購入したほうがコストパフォーマンスがいい場合もよくあります。
ケースバイケースといえばそれまでですが、いろいろな修理が重なり2万円を超えるようであれば新品購入の検討をおすすめします。