ドラムスティックの持ち方をマスターしよう!
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ドラムを始める上で基本となるドラムスティックの持ち方は、上のレベルを目指す場合はマスターが必須です。自己流で今までやってきたけど、ハードなリズムになるにつれて基本に戻ってみようという人もいるでしょう。ドラムスティックの持ち方は、初めのうちにしっかりと覚えておくと後が楽です。ドラムスティックの持ち方の種類によっては左手と右手で違う場合もあります。
基本には忠実に取り組むことが大切!
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まずはリズム感覚を身に着けたいという人も、ドラムスティックの持ち方は疎かにしてはいけません。せっかくリズム感覚が付いてきても、ドラムスティックの持ち方がマスターできれなければ何かと上手くいきません。基本を押さえるのは面倒だと思う人もいるでしょう。しかし、スムーズに上達していくためにはクリアすべきものだと言えます。
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意外なことでもありますが、ドラマーとして長く活躍し有名な場合でも基本の持ち方をマスターしていない人もいます。もちろん、自己流で素晴らしい演奏ができるのは問題ありません。しかし、基本を学ぶということはとても大切なことです。基本的な種類の持ち方はたくさんあって大変ですが、是非疎かにしないように取り組みましょう。
種類別にドラムスティックの持ち方を紹介!
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ここからは、基本的な種類のドラムスティックの持ち方を紹介します。少しずつ覚えて徐々にレベルアップを目指して頑張りましょう。持ち方の種類によっては、左手だけ持ち方が違うということもあるのでそこもしっかりチェックしましょう。中には同じ持ち方のものもあります。間違えないように慎重に覚えていきましょう。
ドラムスティックの持ち方①:マッチドグリップ
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この持ち方は基本となる種類の中でも一番シンプルで初心者でも違和感もないでしょう。何かドラムスティックのように棒状のものを持つ時に持つスタイルをそのまま使うとスムーズです。親指が上に来るようにスティックを持つように握ると簡単です。まずはイメージしながら持ってみるといいでしょう。
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スティックを持つ時は親指が開きすぎないようにしましょう。できるだけ、スティックに沿って真っすぐに親指は添えるように持ちましょう。細かな部分まで解説してくれる画像もネット上にたくさんあるので参考にするのもおすすめです。
ドラムスティックの持ち方②:レギュラーグリップ
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こちらはレギュラーグリップという持ち方でマッチドグリップと同じくらい基本的な種類の持ち方です。別名、トラディッショナルグリップとも言います。この持ち方は左手と右手のドラムスティックの持ち方が違うのが大きな特徴です。左手と右手の持ち方が違うとなると難しそうと思う人もいますが、特に心配しなくていいです。
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左手はこんな感じで持ちます。持つ部分としてはスティックでも上すぎる部分を持つのは避けましょう。目安としてはスティックの1/3くらいのところを持つといいです。小指と薬指とそれ以外に分けて手を開き、入れ込みます。そして、残りの中指と人差し指で上からスティックに被せると綺麗です。
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この持ち方は、ドラムだけではなくマーチングバンドでのドラムスティックの持ち方と同じです。そのため、以前、マーチングバンドの経験があるという人はスムーズにマスターできると言えるでしょう。そのため、ロック系の曲を演奏したいという人には向いていないと言えます。プロを目指している場合は基本となることの持ち方をしっかりと理解することで初めてスタートできます。
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また、このドラムスティックの持ち方はジャズ系のドラマーにも多いということで有名です。ジャズ系のドラマーを目指したい人は極める勢いでマスターしましょう。
ドラムスティックの持ち方③:ジャーマングリップ
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見た目はマッチドグリップと少し似ています。しかし、手の甲を完全に上に向かせる必要がある持ち方なので見た目は似ていますが全く違う持ち方です。グリップの角度だけに注目すると90度になります。親指と人差し指以外は、左手も右手も添える感じで問題ありません。
手首を早く動かすことができるドラムスティックの持ち方なのでテンポが速い曲などの時は重宝される持ち方です。こちらは、左手も右手も同じ持ち方です。
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この持ち方はクラシック系の演奏者に多いです。この持ち方の特徴は左手と右手が同じ持ち方だからこそ弱く静かな音から大き目の音まで幅広く出すことができる点です。強弱のある曲を演奏するとなるとこの持ち方がピッタリだと言えます。
ドラムスティックの持ち方④:フレンチグリップ
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こちらのドラムスティックの持ち方は、とにかくハイスピードの曲を演奏したい時に役立つ持ち方です。何よりもスピード重視という人は参考にしましょう。ちなみに、左手と右手は同じ持ち方です。
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また、スピードのコントロールをするためにこの持ち方の場合は指で調節します。疲れにくい持ち方なのでそれなりに持久性も高いです。
ドラムスティックの持ち方⑤:アメリカングリップ
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アメリカングリップは、フレンチグリップとジャーマングリップを足して2で割った持ち方です。この持ち方を愛用している人もドラムをやっている人には多いです。スティックの開き具合としては、フレンチグリップよりもジャーマングリップに近いです。
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横から見た持ち方の場合はこんな感じで違います。フレンチグリップとアメリカングリップを見比べた時に親指はアメリカングリップの方が上に向いています。また、スティック自体もアメリカングリップの方がしっかりと手の中にフィットしている印象もあります。
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ジャーマングリップとフレンチグリップの中間の持ち方と言われてもピンとこない人に細くです。要するに気持ち的には手の甲を外側に傾けることがポイントになります。その傾き具合がジャーマングリップとフレンチグリップの中間であるということです。
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アメリカングリップは幅広いジャンルで活用できる持ち方としても人気です。ジャンルに問わず、幅広い部分で活躍していくことを目指している人はこちらの持ち方はマスターした方がいいです。この持ち方をマスターする前にもちろん、ジャーマングリップやフレンチグリップの持ち方をしっかりとマスターする必要があるのは言うまでもありません。
ドラムスティックの持ち方は動画でもチェックできる!
先ほども持ち方のところで紹介した通りで、初心者向けのドラムスティックの持ち方の動画アップされています。文字や画像だけではちょっと分かりにくいという人におすすめです。動きがあることで、より頭の中でもスティックの持ち方をイメージしながら練習することができます。
まるで一緒にレッスンを受けているような感覚でドラムスティックの持ち方を学ぶことができます。細かいところまで教えてくれるので隙間時間に少しずつ習得したい人にもおすすめです。
まずは基本の持ち方をしっかりとマスターする
ドラムを始めるからにはどんどんステップアップしたいという気持ちが先に出てしまうこともあります。みんなが知っている曲も演奏できるようになりたいという気持ちが高まるのも分かります。しかし、ドラムスティックの持ち方をマスターしないまま、曲の演奏に入るとかなりの確率で躓くと言えます。楽しみながらドラムを演奏したいのであれば、まずは今回紹介したドラムスティックの持ち方をマスターしましょう。