試合で違う!バドミントンコートサイズ
サークルやクラブ活動でバドミントンを始めた方であれば、最初のうちはルールに戸惑うことも多いもの。どんなスポーツでもそうですが細かいルールが色々とあって覚えるのが大変ですよね。バドミントンはシングルスとダブルスでコートサイズが変わるスポーツです。
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つまり、シングルスとダブルスで、インでアウトのエリアが変化します。このあたりが初心者にはわかりにくいかもしれませんね。
コートの前に!バドミントンの基本ルール
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バドミントンは室内で行われるスポーツで、シングルスとダブルスで使用するエリアが変化します。ですが、どちらも一定の長方形コートサイズを使うことには変わりないので、まずは基本的なバドミントンルールについてご説明いたします。
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バドミントンは、長方形サイズのコートをネットで半分に分けてスタートします。自分のエリア長方形を1/2にしたサイズということです。バドミントンには縦横で規格が決まったラインがコートに何本か通っていて、シングルスとダブルスで使用するラインが異なります。ですが、シングルスもダブルスも基本的なゲームのルールは同じです。
バドミントンは、3ゲームマッチで行われる競技で、試合の呼び名はマッチです。ルールはどちらかが先に2勝した方が勝者となります。3ゲーム目は、1試合目と2試合目で両者の決着がつかなかった場合に行われるゲームです。
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バドミントンは1ゲーム21点を先にとった方が勝ちで、20対20に並んだ場合は、2点差がつくまでゲームが続きます。最大30点まで延長されるのですが、それ以降の延長はないため、延長は30点目を取った方が勝者となります。
コートの前に!バドミントンルールに必要な道具
部活などでバトミントンを始めたばかりであれば、コートサイズやルールなどと言う前に必要な道具もよくわからないものです。試合や練習であった方がいい便利な道具などはたくさんありますが、まずは主な道具について知っておきましょう。
コートの前に!バドミントンルールに必要な道具1 ラケット
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ラケットはちゃんとしたスポーツ店に行って買えば、規定サイズ・高さのものが売っているので問題ありませんが、バドミントンの重要なアイテムなのでポイントを知っておきましょう。
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バドミントンコート同様、ラケットも規定のサイズや高さが決まっています。フレームの高さが680mm以下、幅は230mmです。素材はカーボンが主流で、他にチタンやアルミといった種類もあります。
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ラケットの網であるガットには、主にナイロン素材が使用されていて、持ち手となるグリップは合成レザーで握りやすくなっています。一般的には、その上からグリップ用シールを巻き、握り心地やフィット感を高めて使います。
バドミントンの価格はピンキリなので、遊びで使えるものから本格的に試合で使える2万円程度のものまであります。色々あって迷うかもしれませんが、あまり安すぎるとすぐに壊れてしまうので、初心者には5,000円〜10,000円前後のものがおすすめです。
逆にバドミントンを始めた頃に高いラケットを買ってしまうと、自分のフォームや試合スタイルにあっていないときに、後悔することになります。最初のうちはほどほどの価格のラケットから試して、慣れてきたら新調するといいでしょう。
コートの前に!バドミントンルールに必要な道具2 シャトル
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バドミントンで使われ羽根のことをシャトルと呼びます。シャトルも公式サイズが決まっていて、羽根の数は16枚、サイズは62〜70mmの範囲でシャトルの先から羽根の尾まで長さを揃えることになっています。シャトル先端の台と呼ばれる部分の底は丸型、シャトルの重さは4.74〜5.50gに収めることになっています。
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シャトルで使用される素材は、ガチョウの羽根が公式戦では一般的。ほかにアヒルもあり、こっちは比較的価格が安いので、練習用として使われることが多いです。ガチョウの羽根の方がアヒルよりもややくすんで見えますが、実はガチョウの方が耐久性もよく、優れた羽根とされます。
コートの前に!バドミントンルールに必要な道具3 シューズ
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室内でスピーディーな動きを繰り返すバドミントンは、ラケットと同じくらいにシューズも大切です。通常の体育館シューズやスニーカーでもバドミントンをすることはもちろん出来ますが、よりパフォーマンスの高い動きをしたり、試合に勝ちたいと思ったりするのであれば、バドミントンシューズを着用することをおすすめします。
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バドミントンシューズは、クッション性の高さと滑りにくい靴底が魅力。バドミントン専用のシューズなので、縦や横への複雑な動きにも柔軟に対応することができます。また、シューズ着用時は専用の靴下を履くことで、フィット感が増して、ケガの防止にも役立つことでしょう。
コートの前に!バドミントンルールに必要な道具4 バッグなどほか
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少し細かい道具の話になりますが、バッグなどもバドミントン専用のものがあると便利です。バドミントンはラケットやシューズなど、何かと持ち物が多くなるスポーツ。一定の容量がある、バッグがあるといいでしょう。バドミントン専用バッグを持っていると本格的な感じがするので、見た目もかっこいいですね。
バドミントンコートの広さと名称
バドミントンの基本的なルールや道具について理解できたと思いますので、次にバドミントンのコートの広さとライン名称についてご説明します。ラケットやシャトルでもおわかり頂けたかと思いますが、バドミントンには規定が色々とあり、コートサイズも決まっています。また、ラインの名称やネットの高さなども規定があるので合わせてチェックしておきましょう。
バドミントンコートの広さと名称1 コートの広さとライン
バドミントンコートの広さは、全体で長さ13.4m、幅6.1mと規定があります。ダブルスもシングルスもこの範囲で行われるわけです。
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ラインの名称はネット一番手前の横ラインがショートサービスラインと呼ばれ、サーブのときにシャトルが超えなければならないラインとなります。その奥の横ラインが、ロングサービスライン(ダブルス用)で、ダブルスのサーブがインとなる最終ラインです。
そして、一番後ろのラインが、バックバウンダリーラインもしくはロングサービスライン(シングルス用)と呼ばれ、バドミントンコート全体の最終ラインとなっています。
また、ネットこれら横ラインに向かって、垂直に入った中央のラインをセンターラインと呼びます。センターラインは、サーブ・レシーブなどのときに重要なラインで、左サービスコート、右サービスコートと区別して、プレイヤーの立ち位置やレシーブのエリアを決める役目です。
他にセンターラインと同じく、ネットに背を向けて立った時に垂直に入った長いラインが左右にあります。これはコート内側からサイドライン(シングルス)、サイドライン(ダブルス)と呼ばれラインで、シングルスとダブルスの規定ラインとなっています。
公式試合ではラインの色も規定があり、ラインには見栄えがする色を使用することになっています。基本的には白が使用され、黒っぽい色は見づらいので使用されません。
バドミントンコートの広さと名称2 ネットの高さ
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バドミントン競技規則においてネットの高さも規定があります。ネット自体の高さは76cmとされ、幅は6.1m以上のものでなければならないこととなっています。幅については、バドミントンコートの最大幅が6.1mですから、それより短いと困るということですね。
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ネットを設置したときの高さは、両端のダブルスサイドライン状の高さは155cmで、ネット中央の高さは少し下がり152.4cmとなっています。かなり細かいルールですが、公式試合ではこのルールに則って試合が行われているのです。
バドミントンコートの広さと名称3 ポストの高さ
バドミントンの両端のポストの高さは、155cmとなっています。ポストの高さは、先に述べたネットの規定の高さがダブルスサイドライン上155cmなので、それに合わせる高さ設計となっているようです。
バドミントンコートサイズが違うシングルスとダブルスのルール
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ラインの説明などでも少し触れてきましたが、バドミントンコートはシングルスとダブルスで使用するラインが異なります。ここではシングルスとダブルスのルールの違いについて触れていきますので、バドミントン初心者の方は参考にしてみてくださいね。
バドミントンコートサイズとルール1 シングルス
シングルスは自分と相手の1対1で試合する形式。いわゆる、個人戦になります。シングルスは男女ともに存在しますが、試合は男女別で行われます。シングルスの特徴は、自分のエリアであるバドミントンコート半分を守ることになるので、とても体力を使うということ。後述するダブルスと比べると、疲労度は高いかもしれませんね。
シングルスコートの左右の規定ラインは、先ほどご紹介した、サイドライン(シングルス)となっています。一番外側のダブルスサイドラインの一本内側のラインですね。全体のコートサイズは、縦ラインの長さが13.4m、横ラインが5.18mとなっています。面積でいうと約69平方メートルの広さを一人で動くことになります。
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つまり、シングルスのサイドラインは、一番外側ではなく、一本内側を使用するということですね。これさえ覚えておけばとりあえずは大丈夫でしょう。
バドミントンコートサイズとルール2 ダブルス
自分一人でコートを守るシングルスと対照的なダブルス。ダブルスはペアを組んで試合をする2対2の形式で行うバドミントン競技です。ダブルスで特徴的なのは、男女混合の試合があること。もちろんシングルス同様に、男女別々の試合形式もありますが、男女がペア組んで試合をするのはダブルスならではの醍醐味といえます。
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その意味でダブルスには自分一人では味わえない、チームを組んで戦うというおもしろさがありますね。コートを2人で守るため、シングルスと比べて活動量も軽減されるので、学校の部活動からサークルなどでも親しまれているスタイルです。
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コート半分を2人でカバーするダブルスは、シングルスよりもコートが若干広くなります。使用するサイドラインは一番外側のラインで、コートサイズは縦ラインの長さが13.4m、横ラインが6.1m。約82平方メートルの面積を2人で守ることになります。
簡単にいうとダブルスは、規定のバドミントンコート全てを使うということです。バドミントン初心者であれば、ダブルスはシングルスよりもコートが広くなり、一番外側のラインを使用すると覚えておけばいいでしょう。
バドミントンのコートサイズの違い(サーブ・レシーブエリア)
シングルスとダブルスでは使用するサイドラインが異なり、コート面積は約13平方メートル違います。また、バドミントンコートの使用範囲が異なることで、シングルスとダブルスでは、サーブ・レシーブのエリアに違いが生じます。ここでは、それぞれのサーブ・レシーブの範囲について確認していくことにしましょう。
バドミントンのコートサイズの違い1 シングルス
シングルスとダブルスを問わず、試合で有効となるエリアのことをプレイエリアまたはインコートエリアと呼びます。シングルスでいえば、一番端から一本内側の縦ラインとバドミントン最終ラインを囲ったエリアが、プレイエリアとなります。
バドミントンの1プレイ目はサービスと呼ばれる、シャトルを相手コートに打ち込む動作からスタートします。サービスは、自分と相手が対角線状に向き合う形となって、斜めにシャトルを打つことです。
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シングルスの場合のサービスエリアは、センターラインを境目にショートサービスラインとロングサービスライン(シングルス)の間に打たなければなりません。当然、サイドラインもシングルスプレイエリア内に収まっている必要があります。このサービスが決まって、相手が打ち返してきてから、ラリーがスタートします。
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サービスの権利は、ラリーでポイントを取った方が取得します。サービスの立ち位置は、自分が取ったポイントによって変わり、奇数では左、偶数では右からサービスを行います。
バドミントンのコートサイズの違い2 ダブルス
ダブルスの基本的なサービス・レシーブの動作もシングルスと同じですが、サービスで有効となる範囲が違ってきます。簡単にいえば、ダブルスのサービスエリアはシングルスより横幅が広く、縦が短いです。
ダブルスのシングルス同様、センターラインを境目にショートサービスラインを超えてサーブしなければなりませんが、後方のラインがシングルより一本手前となり、そのぶん、サイドがダブルスラインまで延びます。
ダブルスのサーブは交代で行うのがルールで、ラリーで点数を獲得したときに、前回サーブしていない方がサーブ権を持ちます。もう一人のペアは後方で、ラリーに備えます。
バドミントンコートとルールの覚え方
バドミントンは、シングルスとダブルスでプレイエリアが異なるため、初心者は混乱することも多いものです。どのラインを使うのかわからなくなることも珍しくありません。ここではバドミントンのルールを覚えるのに役立つ方法をいくつかご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
バドミントンコートとルールの覚え方1 線審をする
バドミントンやテニスでは、審判が2人いて主審と線審がいます。主審は試合のメインジャッジをする人ですが、線審は主審席からは見えにくい遠くのラインなどを見るサポート的役目です。
バドミントンのルールやラインに戸惑ううちは、線審をやることで見るべきラインが整理されていきます。一人で不安な場合は、ベテランの人と一緒にやってもいいでしょうから、友達の試合などで線審をさせてもらうと、一層上達が早くなるでしょう。
バドミントンコートとルールの覚え方2 試合をする
バドミントンのルールやラインを覚えるのに有効なのは、やはり試合に出ることでしょう。特に初心者のうちは試合に出ると緊張もするでしょうけれど、試合はとても集中力が増すものです。練習以上に集中力を使うことも多いので、サーブやレシーブなど一つ一つの動作に意識がいきます。
自ら体験することで、学びのスピードが早くなるので、少しずつでも試合をしてみるのがいいでしょうね。
バドミントンコートとルールの覚え方3 フットワークで覚える
シングルスとダブルスではコートサイズが違うため、なかなかコートの広さに慣れないといったこともあります。ですが、自分の足を使ってコートを走り、ライン状でシャトルを返したり、レシーブのインアウトを繰り返したりして、コートの感覚をつかんでいくと、だんだんとシングルスまたはダブルスの範囲が身体でわかってきます。
頭で理解していても身体が動かないということはスポーツの世界ではよくあることなので、実際に自身の足を使って、コート範囲やネットの高さを体得していきましょう。
まとめ
バドミントンのコートはラインもたくさんあり、細かい規定も多いです。シングルスとダブルスでコート範囲も異なるので、特に初めのうちは混乱するものです。ポイントは、シングルスではコート面積が縦長になり、サイドラインは内側を使うということ。ダブルスでは、バドミントンコート全体を使い、サーブエリアは横に長くなるということになります。
すべてのスポーツにいえることですが、バドミントンも少しずつ経験を積んで慣れていくといいでしょう。