海水浴はいつまでできる?
夏の定番レジャーである海水浴。夏休みが終わり9月を過ぎても暑い日が続き、海水浴に行きたいと思う方が多いのではないでしょうか。しかし、海水浴はいつまでも安全に泳げるというわけではありません。一般的に海水浴は8月中頃~末頃までとされています。その理由は「気候」や「くらげ」にあります。
8月後半から気候が不安定になりがちで、台風やゲリラ豪雨が多発する恐れがあります。くらげが多く発生しはじめるのも8月後半からです。また、昔からの伝承でお盆のときは死者の魂が戻ってきているので海に行くとあの世に連れていかれるという話があります。
地域別海水浴はいつまで?
地域によって海水浴シーズン終了の時期に違いがあります。また、同じ地域でもビーチによって異なることがあります。東日本・西日本に分けて海水浴シーズンがいつまでか見ていきましょう。
東日本はいつまで?
地域やビーチによって異なりますが、東日本は8月下旬までが海水浴シーズン終了の目安となっているようです。早いところはお盆の時期が過ぎたら終了になる海もあり、比較的東日本や東北地方などは8月末までの海水浴場は少ないようです。
西日本はいつまで?
地域やビーチによって異なりますが、西日本は8月末までが海水浴シーズン終了の目安となっているようです。また、沖縄は10月頃まで海水浴が可能となっているようです。
海開きとは?
海開きとは、その夏に初めて海水浴場を開くことです。また、その日に行われる行事も「海開き」と呼ばれます。海開き前には水質検査やサメ防護ネット・クラゲ防止ネットなどの安全対策が行われます。監視員やライフセーバーの配置も海開きに合わせられているそうです。
地域別海水浴の海開きはいつ?
海開きの日にちは地域やビーチによって違いがあります。小笠原諸島の父島では「日本一早い海開き」として元日に海開きを行っています。父島のようにビーチによっては早めに海開きをするところもあるようです。目安として、東日本と西日本の海開きの時期を見ていきましょう。
東日本の海開き
東日本の主な海開きは6月下旬~7月上旬とされています。また、北海道や東北地方は7月上旬~7月下旬とされています。
西日本の海開き
西日本の主な海開きは6月下旬~7月上旬とされています。また、沖縄は早めの3月上旬~4月下旬とされています。
日本海側の遊泳期間やくらげの時期はいつ?
日本海側の海岸は海の透明度が高いので、海水浴はもちろん、シュノーケルやダイビングなどにも適しています。南風の吹く夏場は南に面した海岸にゴミが溜まりやすく、北風の吹く冬場は北に面した海岸にゴミが溜まりやすいとされています。そのため、夏は日本海側の海のほうがキレイで透明度が高いです。
日本海側の遊泳期間は地域やビーチによって異なりますが、7月上旬~8月末、7月中旬~8月中旬の海岸が多いようです。くらげの時期はお盆を過ぎたあたりの8月中旬くらいからです。日本海側も太平洋側も大体同じ時期ではありますが、海流や潮、水温などの関係から日本海側のほうがくらげの発生が早いと言われています。
海水浴でくらげに刺されたときの対処法は?
日本の海水浴場には、主に「ミズクラゲ」「アンドンクラゲ」「カギノテクラゲ」「アカクラゲ」「カツオノエボシ」「ハブクラゲ」などがいます。刺されると激痛のくらげは「アンドンクラゲ」「カギノテクラゲ」「アカクラゲ」で、命にかかわる非常に危険なクラゲは「カツオノエボシ」「ハブクラゲ」です。
クラゲに刺されてしまった場合、速やかに海からでるのが大切です。痛みでパニックになりやすいですが、海の中でパニックになるのはとても危険です。くらげの触手が刺さったままであれば、手袋を着用しピンセットなどで取り除きます。このとき絶対に素手で触ってはいけません。傷口を洗う際に、真水を使用すると毒素が体内に回る可能性があるので、傷口は必ず海水で洗い、市販の消毒液で消毒します。
自分で対処できない場合はライフセーバーの方にお願いし、体調が悪くなって来たら早めに救急車を呼んでもらうことが大切です。
まとめ:海水浴は遊泳期間中に!
海開きや遊泳期間の時期は地域やビーチによって違いがありました。その年によって日程が異なる場合があるので、行きたいビーチをチェックしてみましょう。遊泳期間を過ぎると悪天候が多くなったり、くらげが大量発生して刺されてしまったりする可能性があります。遊泳期間外はライフセーバー等の監視員がいないので安心安全とは言えません。海水浴は必ず遊泳期間中に行き、安全に楽しみましょう。