狭い部屋でもオシャレに広くできる?
うまくレイアウトすれば可能
4畳や5畳では、狭くてどうしようもないと思っているかもしれませんが、そんなことはありません。レイアウト次第では、広く見せることもできますし、オシャレな部屋にすることもできます。部屋を広く見せる基本的なポイントを抑えた上で、自分なりのレイアウトをしていきましょう。
狭い部屋を広く見せるポイント1
生活動線を邪魔しないレイアウトにする
レイアウトを考えるときに、最も重要なことは、生活動線を考えることです。生活動線というのは、日常生活で移動する線のとこです。生活する上で不便さを感じては、ストレスにもなりますし、意味がありません。また、4畳・5畳の部屋を広く見せるためにも必要なことです。狭い空間で行き来する際に、できるだけ動きやすいように、家具や収納をレイアウトするのがポイントになります。
家具や収納は一方向にレイアウトがポイント
生活動線を考慮した、レイアウトが重要ということですが、具体的に、どのように家具や収納を配置すればいいかというと、一方向にレイアウトするのが、ポイントになります。もちろん、4畳・5畳ほどのスペースでは、置ける家具や収納にも、限りがありますが、一方に寄せて置くことで、行き来が楽になります。奥に向かって、一直線になるように、空間を作るのがポイントです。
狭い部屋を広く見せるポイント2
シンプルさを感じるレイアウト作り
4畳・5畳の部屋では、どうしても家具や収納によって、圧迫感を感じやすくなります。そのため、できるだけ圧迫感を感じないレイアウト作りも大切です。具体的にどうすればいいのかというと、シンプルさにこだわることです。カラフルでオシャレな収納を使いたいかもしれませんが、色が揃っていなかったり、原色に近いカラーの家具や収納は、視覚的にも圧迫感を与えやすいのです。
シンプルさは逆にオシャレなレイアウトになる
好みは個人差があるので、一概には言えませんが、シンプルなレイアウトをすることで、洗練されたスタイリッシュでオシャレな部屋になります。人気のオシャレなカフェなども、シンプルにレイアウトされていることが多いですよね。4畳・5畳の狭い部屋を広くするという効果もありますが、シンプルさはオシャレな部屋づくりにも効果的です。
狭い部屋を広く見せるポイント3
抜け感を意識したレイアウトにする
抜け感は、ファッションにも使うことがあるので、聞いたことがあるのではないでしょうか。レイアウトで言うところの抜け感は、視線の抜けを意識するということです。つまり、家具や収納を詰め込み過ぎるのではなく、視線の先に遮るものがない、そんな空間を意識するということです。
狭い部屋を広く見せるポイント4
奥行きを感じさせるアイテムの使用
4畳・5畳の狭い部屋では、できるだけ物を置かないことも重要ですが、物(アイテム)によって、空間を広く見せるという工夫もできます。アイテムを使うことで、狭い部屋を広く見せる効果と、オシャレ度をアップさせる効果もあります。
奥行きを感じさせるアイテム-鏡
部屋が映し出せる、少し大きめの鏡を飾ると、奥行きを感じさせることができます。美容室を思い浮かべると、分かりやすいですが、小さくて狭い空間でも、空間が広く感じますよね。同じ要領で、4畳・5畳の部屋に鏡を置くと、部屋を広く感じることができます。インテリア性のある鏡を飾れば、オシャレな部屋になりますね。鏡を置く場所は、入り口や窓が映る場所が、おすすめです。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【スペースの活用1】
デッドスペースの有効活用
狭い部屋であっても、寝る場所は必要ですね。でも、家具は意外と場所を取ってしまいます。ベッドはどうしてもデッドスペースとなりがちなので、その部分をいかに有効利用するかが鍵になります。収納家具などが少ないなら、収納付ベッドを選ぶのもおすすめです。引き出しがついているので、不必要なものを収納することもできますし、衣服の収納にも便利です。
ただし、引き出しは開けるスペースを考える必要があるので、スペース的に難しいようなら、引き出し付きベッドではなく、ベッド下の空間に、収納ボックスを使用することもできます。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【スペースの活用2】
ロフトを活用
部屋の向きや高さによっては、配置できないこともありますが、可能であれば、ロフトを使うと4畳5畳の部屋でも有効利用できます。前述のベッド下収納同様に、ベッドの位置を高くすれば、それだけベッド下のデッドスペースが広くなり、置き場所も広くなります。
ロフトベッドの下に、大きな空間ができれば、そこにデスクを置くこともできますし、画像のように収納箱を置くこともできます。ベッドが壁に配置できると、その下に物を収納しても、きっちり収まるので、部屋全体を見たときに、スッキリした印象になります。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【スペースの活用3】
壁を上手に使いこなす
4畳5畳のスペースを最大限に活用するためには、壁面を利用するのも手です。収納に使用することもできますし、インテリアとして飾ることもできます。見せる収納になるので、飾り方によってはオシャレな部屋を作ることができます。
壁を利用すると言っても、壁いっぱいに使ってしまうと、圧迫感を与え、部屋が狭く感じてしまいます。オシャレに見えるように、収納を考えましょう。上の画像では、すのこを使って、壁面収納にしています。白に塗装することで、シンプルさによる視覚的効果もあり、壁との一体感が生まれています。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【2WAY使用1】
デスクをDIY
前述のデッドスペースの有効利用に関連していますが、4畳5畳の広さなら、家具を置く広さには限りがあります。少しでも有効活用するためには、大きめの家具と収納を兼用させるのが、賢い使い方です。机は何をするにも必要になるので、特にこだわりがなければ、DIYで作ってみてはいかがでしょうか。収納棚に板を乗せて、デスクを作ることができます。
本格的なデスクを作るのが難しいなら、カラーボックスを2つ組み合わせて、板を乗せるだけでも簡単な机に早変わりします。カラーボックスなら、百均などにも専用の収納ボックスが販売されているので、見た目にもスッキリものを収納することができ、オシャレな空間が広がります。カラーボックスが2つなら、間の空間に椅子を収納できるので、さらに部屋を広くつかうことができますね。女性なら、化粧台にしても使えます。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【2WAY使用2】
テレビ台と収納の兼用
引用: https://image.rakuten.co.jp/e-kurashi/cabinet/pc_sub/029/q2b02_21.jpg
こちらは、先ほどのデスクと同じ考えですが、テレビを置きたい人にも、カラーボックスでテレビ台を作ることをおすすめします。4畳5畳のスペースで、大きなテレビ台を置くと、部屋が狭くなってしまいますし、テレビ台は意外に収納が小さいこともあります。その点、カラーボックスならいくらでも組み合わせ自由ですし、重ねると上下左右に収納を作ることもできます。
スペースを広くとるという観点から、テレビ台とカラーボックスの利用が効果的ですが、上の画像のように、白でまとめると、視覚的にも狭い部屋が広く感じられます。モノトーンでオシャレですし、シンプルさにこだわることも、レイアウトでは重要ポイントです。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【視覚効果の利用1】
家具や収納の奥行きを揃える
一方向に家具や収納を配置するのが、ポイントの項目で解説しました。生活動線を確保するためにも、家具類は一辺の壁に配置して、一方向を意識するとスッキリさせることができます。4畳や5畳のスペースなら、あちこちに家具や収納を置くと、歩くことも困難になる可能性があります。生活上のストレスを溜めないためにも、レイアウトは慎重に考えて行いましょう。
一方向に大きいものを揃えると、邪魔にならずにいいですね。テーブルも端においておけば、広いスペースを確保することができます。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【視覚効果の利用2】
白を基調にしたレイアウト
4畳から5畳の部屋に、家具や収納を置くと、物を少なくしても、多少なりとも圧迫感を覚えます。そのため、視覚的に広く見せる工夫が必要です。白やベージュなど、淡く明るい色は奥行きが出て、開放感を感じやすくなります。
全体を白にすると、広く見せることができますが、全部の家具を白にしなくても、メインとなる家具を白ベースの色にするだけでも、効果があります。ベッドや収納棚など、部屋の広い面積を所有するものを、白にすると効果的です。清潔感もあり、シンプルなところがオシャレでもあります。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【視覚効果の利用3】
床面を見せる
ラグやマットは、部屋をオシャレに変えることができますが、4畳や5畳の部屋には、あまりおすすめできません。なぜかと言うと、床面の見える部分が多いほうが、部屋が広く感じるからです。せっかく家具などを一方向に寄せて、空きスペースを確保しても、ラグやマットで床が見えなくなると、空間が狭く感じます。
上の画像は、テーブルを置いていますが、周りの床が全て見えているので、開放感があるように見えませんか。ここにラグやマットなどを使用しているのを想像すると、部屋が狭く感じますよね。もし、どうしてもラグやマットを使いたい場合は、家具同様に、白やベージュなど、淡くて明るい色を選ぶようにしましょう。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【視覚効果の利用4】
ガラス天板のテーブル
テーブルを置きたい場合は、ガラス天板のロータイプテーブルを使うと、狭い部屋でも広く感じることができます。透明なので、視線を遮ることがないため、抜け感を出すことができるからです。
部屋の雰囲気にもよりますが、長方形のテーブルのほうが、奥行きを感じられるので、家具を一方向に配置したときに、平行になるため、スッキリと広く見せることができます。
(OSJ) ガラステーブル コーヒーテーブル 幅98cm 強化ガラス天板 (ブラック&クリア天板)
価格
¥ 6,156
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【視覚効果の利用5】
見せる収納は背板なしシェルフを使う
つい、つめこみ過ぎてしまう収納棚ですが、見せるインテリアとしては、ゆとりを持って並べることも大切です。4畳5畳の部屋で、圧迫感を最小限に抑えようと思うと、背板のないシェルフを使うのが、おすすめです。背板がないことで、壁が見え、自然とゆとりを与えてくれます。
本を入れるにしろ、雑貨を入れるにしろ、基本的に端から端まで並べないことが、ポイントです。少しの隙間を作るだけでも、圧迫感が違います。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【色の効果】
白以外なら寒色系を選ぶのがおすすめ
白を基調としたレイアウトのほうが、狭い部屋を広く見せることができますが、もう少しカラーを使いたいというときは、暖色系よりも、寒色系を選ぶほうが、部屋を広く見せることができます。
ただし、寒色系をたくさん使いすぎてしまうと、寒い時期に冷たい印象を与えてしまうため、紫や緑などの、中性色を使うほうが、どの季節にも対応できるため、おすすめです。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【家具選びのポイント】
ヘッドレスタイプのベッド
引き出し付きのベッドや、ロフトベッドでも、狭い部屋を有効活用できますが、引き出しを出せないようなスペースであれば、引き出し付きベッドは意味がありませんし、ロフトベッドも天井が低い部屋では、使うことができません。そんなときには、固定式のベッドなら、できるだけコンパクトで、ヘッドレスタイプのベッドがおすすめです。マットレス一体型のベッドもあるので、コンパクトに収まるものを選びましょう。
布団や折り畳み式ベッドもおすすめ
4畳5畳では、ベッドは多くのスペースを占拠してしまうので、置かないという選択をするのも手です。布団なら、使用時以外は片づけておけるので、部屋を有効利用できます。また、どうしてもベッドにこだわりたい場合は、折り畳み式のベッドなら、簡単に収納できるので、おすすめです。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【家具選びの注意点1】
メインカラーは白、カーテンは膨張色を選ぶ
前述してきてきたとおり、狭い空間を広く見せるためには、淡く明るい色を選ぶのが鉄則です。家具は、できるだけ白かベージュ、クリーム色に揃えるのがポイントです。また、大きな窓がある部屋でカーテンを使うときにも、工夫ができます。カーテンは、面積をとるものなので、家具同様に、膨張色である白を選ぶのが、おすすめです。
柄は小さめ、淡い色のものを選ぶ
カーテンに白は嫌だという場合、カーテン選びのコツとして、柄入りのものは小さ目のものを選ぶのがおすすめです。柄が大きいと目立ってしまい、圧迫感が出て、部屋が狭く感じてしまいます。同じく、濃くハッキリした柄も圧迫感を与えてしまいます。淡い色で小さ目の柄のカーテンなら、圧迫感を抑えることができるので、おすすめです。
狭い部屋を広く見せるレイアウト術【家具選びの注意点2】
背の低い家具を選ぶ
レイアウトで広く見せるように意識しても、家具自体で圧迫感を与えると意味がありません。4畳5畳の広さでは、それほど家具は置けないですが、広く見せるためには、できるだけ背の低いものを選ぶのがポイントです。抜け感を作るという意味でも、自分の目線より背の高いものを避けることが大切です。ロータイプ家具もたくさん販売されているので、その中から選ぶのがいいでしょう。
まとめ:4畳・5畳の狭い部屋でもレイアウトで広くオシャレにできます!
いかがでしたか。狭い部屋を広く見せるレイアウトをまとめました。4畳や5畳という限りある空間でも、レイアウトによって、広くオシャレにすることができます。基本はシンプルに、自分の好みも取り入れながら、オリジナルの素敵な空間に変身させましょう。