デザインとアートの違いって?
引用: http://www.e-okinawa.tv/yukulog/creator/PICT6432.JPG
デザインとアートとは、似たようなものだと思っている人も多いのではないでしょうか?しかし、それぞれきちんと意味があり、それぞれの表現を発揮する場面もきちんと分けられているようです。まずは、それぞれの違いを探る前に、デザインとアートそれぞれの意味から見ていきましょう。
デザインとアートの意味・違い
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似ているように思われるデザインとアートですが、それぞれ意味や違いがあるようです。2つを比較しながら見ていきましょう。
デザインとアートの意味
デザインは問題解決
引用: https://elife-media.jp/writers/posts/12019/edit
デザインは率直に説明するとするなら、「問題解決」といえるでしょう。デザインは、基本的に与えられた制限の中で相手に求められる結果を出すために行います。
アートは表現
引用: http://3.bp.blogspot.com/_mdxnCRjnKnY/TT2p8K5KYCI/AAAAAAAAAGc/bC92x1pQH1U/s1600/IMG_5760.JPG
アートとは、簡単にいうと表現や創造です。制限のあるデザインに対し、アートは制限のない状態で自分を表現すのですね。誰かに求められて制作するのではなく、自分の思いのままに活動するのがアートといえるでしょう。
デザインとアートの違い
デザインとアート、それぞれの意味が分かると、なんとなくこの2つが違うものであることが分かるのではないでしょうか?続いては、それぞれの違いをより詳しく見ていきましょう。
⑴理解されるかされないか
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デザインとアート、両者の違いの一つが、人に理解されるかされないかです。デザインは、表現するというよりも相手に伝えることを主としているので、相手に理解をされる必要があります。そのため、そのデザインによって相手を楽しませる事を目的としてされているのですね。
そしてアートは先述した通り、相手からの理解はそこまで重要ではなく、作品を見るものに何を伝えたいかで制作するのです。あくまで作品を見た人が何を感じるかどうかですね。
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⑵利益のためかそうでないか
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デザインとアートの両者の違い2つ目が、利益のためかそうでないかです。デザインでは、相手に伝え、そして相手が動くことで、それが利益となるのですね。
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反対にアートは、利益のために行うのではありません。アートで表現をする人は、純粋に自分の思いを表現することを楽しんでいたり、表現することが生きがいであったりする人が多いのです。
⑶客観的か主観的か
デザインとアートの両者の違い3つ目が、客観的か主観的かです。まずデザインは、客観的なビジュアルといえるでしょう。客観的という事は、相手から良いのか悪いのかを判断されます。相手からの理解を得てそれが利益となるので、いかにそのデザインで相手を魅了できるかがデザイナーの腕の見せどころですね。
そして、主観的なのがアートです。それが他の人にとって良い、あるいは悪いと思われようと、それは価値観が違うのだから仕方のないこと。また、そのアーティストの作品を絶賛するファンもいるというのも事実です。万人受けではなく、より個性を出しているアーティストであれば、なおさらその傾向があるでしょう。
デザインとアートの共通点
デザインとアート、それぞれの違いがお分かりいただけたところで、気になるのは共通点があるのかどうかですね。次に、それぞれの共通点を見ていきましょう。
何かを創造すること
デザインとアートは、まず根本的なところに違いがあるということが分かります。しかしこの両者は、一点だけ共通点もあります。それが、「何かを創造すること」でしょう。創造する理由は違えど、どちらも何もない状態から何かを作り出すということは共通しています。
デザインとアートは根本的に違う
引用: http://9tabi.net/fukuoka/images01/194/PICT1302.jpg
デザインとアートの意味や違い、さらに2つの共通点をご紹介してきました。どちらも、聞かれると同じ意味のように捉えてしまいますが、実はこのような違いがあったのですね。デザインとアート、それぞれを見る機会があれば、その辺をより意識してみると見方が少し変わるかもしれません。