サイドベンツとは？
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メンズのスーツには、ベントというスリットが入っている種類があります。その種類の中の一つが、サイドベンツ。このサイドベンツをはじめとしたスーツのベントは、メンズスーツの後ろ姿をカッコ良く決める決め手となっているのです。今回注目した「サイドベンツ」や「センターベント」など、ベントの違いと特徴をご紹介していきましょう。
スーツのベントの種類は3つ！
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スーツのベントの種類は、サイドベンツを合わせて計3つです。この3種類の違いや特徴を見ていきましょう。
スーツのベントの種類⑴サイドベンツ
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まず1つ目が、サイドベンツです。今回特に注目しているサイドベンツは、名前の通りサイドにスリットが入っているのが大きな特徴です。サイドベンツに関しては後ほどより詳しく解説していきましょう。
スーツのベントの種類⑵センターベント
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2つ目のベントの種類が、センターベントです。センターベントは、ベントの中で最もおしゃれでオーソドックスな形です。後ろ身頃のセンター部分に一つのスリットが入っているのが大きな特徴。また、センターベントのスーツの方が、先述したサイドベンツより前からあり、ベントの元祖とも言われています。
センターベントはその昔、馬に乗りやすくするために作られたため、別名「馬乗り」ともいうそうです。見た目でいうと、着丈が短めのおしゃれなビジネススーツに多いですね。後ろ姿がとてもスマートになるので、かっこいいスーツ姿に決まるでしょう。
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さらにセンターベントの中には、スリットの一番上の開き止りがカギ型になった「フックベント」というものもあります。これは、特にモーニングコートや、アイビー調のジャケットで見られることが多いですね。見たことあるという人も多いのではないでしょうか？
スーツのベントの種類⑶ノーベント
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3つ目のベントの種類が、ノーベントです。ノーベントは、スリットが全く入っていないスーツスタイル。ビジネスシーンによく使われるサイドベンツやセンターベントと違い、おしゃれさなどを重視したフォーマルスーツに多いです。さらに、タキシードや礼服のようなフォーマル系スーツは、機能性よりデザインやシルエットを重視しています。そのため、ビジネス用スーツのノーベントタイプはあまり見ないでしょう。
スーツのサイドベンツの特徴
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ここからは、スーツのサイドベンツの特徴を、より詳しくご紹介していきます。なぜスーツでサイドベンツを選ぶのかなども分かりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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スーツのサイドベンツの特徴⑴後ろ身頃の両サイドにあるスリット
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サイドベンツは、後ろ身頃の両サイドに二ヶ所のスリットが入っています。このおしゃれなデザインの由来として、古来英国では腰に剣を刺していたことから、その名残でスリットが入っていると言われています。先述したセンターベントが別名「馬乗り」、サイドベンツの別名は「剣吊り」ですね。ちなみに「ベント」ではなくなぜ「ベンツ」になっているのかというと、スリットが2つ以上ついているためです。
スーツのサイドベンツの特徴⑵ベントの切れめが広がらない
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サイドベンツは、ベントの切れめが広がらないようになっています。これは、スーツの着方のマナーと言えるでしょう。特にヒップが大きめのメンズには、ゆったりめでツッパリ感のないサイドベンツおすすめ。サイドベンツを選ぶことでヒップが大きめの人も広がらないようになります。
ベントの切れめがないとサイズが小さく見えて、後ろ姿もおしゃれでは無くなってしまいますね。
スーツのサイドベンツの特徴⑶クラシカルな印象
先述した通り、ゆったりとしたサイドベンツは、上品でクラシカルな印象を与えます。スタイリッシュですっきりと見えるセンターベントとは対照的ですね。特にサイドベンツタイプのスーツは、イギリス製のスーツに多いです。これは、日本人に比べ、英国男性は体ががっちりのと大きめだからですね。
【サイドベンツ・センターベント】ベントがついている理由
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続いては、スーツの中でも特にサイドベンツやセンターベントにはなぜベントがついているのか、その理由をより詳しく解説していきます。
【サイドベンツ・センターベント】ベントがついている理由⑴動きやすくするため
サイドベンツやセンターベントにベントがついている理由の1つ目が、日常生活で動きやすくするためですね。特にサイドベンツはゆったりとした着心地を保つために二つのベントがついていますが、ベントが入っていた方が動いたときのスーツのツッパリ感がなくなるため、非常に動きやすいのです。特にビジネスシーンでは常に座ったり、立ったりの動作が多いでしょう。そのため、ビジネススーツには必ずベントが入っているのです。
【サイドベンツ・センターベント】ベントがついている理由⑵スーツのシルエットを保つ
サイドベンツやセンターベントにベントがついている理由の2つ目が、スーツのシルエットを保つためです。例えば、体格のいいメンズが着ても、ベントを入れることでシルエットが崩れないようになります。そのため、おしゃれでかっこいい後ろ姿を保てるのはベントのおかげなんですね。
【サイドベンツ・センターベント】ベントがついている理由⑶シワを抑える
サイドベンツやセンターベントにベントがついている理由の3つ目が、スーツのシワを抑えるためです。せっかくのおしゃれなスーツにシワがあると、一気にダサくなりますよね。スーツにベントがついていないとツッパリ感が出ますが、さらにその状態で椅子に座ると、斜めに引っ張られてシワになりやすくなります。一方ベントがあると、スーツのツッパリ感もなく、体の動きに合わせてスーツが動きやすくなるため、シワを抑えることができるでしょう。
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【種類別】スーツをおしゃれに着こなすコツ
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スーツのおしゃれでかっこいい後ろ姿はベントにかかってるということは分かりました。では、そんなスーツをおしゃれに着こなすには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか？まずは前提として、どのような印象にしたいかやシーンで選びましょう。ベントの種類別におしゃれに着こなすコツをご紹介していきます。
スーツをおしゃれに着こなすコツ①サイドベンツ
サイドベンツのスーツでまず気をつけることはといえば、サイズ選びです。着てみたときにスリットが開いてしまうと小さすぎですね。いくらベントが二ヶ所入っていると言っても、スリット部分が開かない状態の方がおしゃれに着こなせるでしょう。
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また、サイドベンツは、どちらかというと落ち着いた大人の男性がよく似合います。特に体型の変化が出やすい年代の男性であれば、ゆったりめのスタイル良く見えるサイドベンツが最適でしょう。
スーツをおしゃれに着こなすコツ②センターベント
ビジネススーツの定番ともいえるセンターベントは、年代問わず誰にでも似合います。着るだけで様になりますし、動きやすいです。おしゃれのほかに機能性から見て、ビジネスシーンにはセンターベントを迷わず選びましょう。
サイドベンツなどのベントはスーツに欠かせない
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サイドベンツなどのベントは、スーツにとって欠かせないことが分かりましたね。着るだけでおしゃれで様になるのはベントによってスーツの美しいシルエットが保てるおかげです。また、着るシーンによって最適な種類もありますので、スーツ選びの際にぜひ参考にしてみてください。
