【残忍な未解決事件!名古屋妊婦切り裂き殺人事件】妊婦切り裂き殺人事件
1988年3月18日に発生した「名古屋妊婦切り裂き殺人事件」は名古屋市中川区のマンションで起きました。被害者の女性のお腹には子供を授かっており、妊婦が切り裂かれました。奇跡的にも子供は腹を引き裂かれたことで無事に取り上げられました。しかし、母親はこの事件で亡くなっています。
猟奇的な殺人事件は未だに犯人が捕まっておらず、未解決事件です。そんな「名古屋妊婦切り裂き殺人事件」の概要や犯人の手口や犯人の考察、子供の現在について紹介致します。
【残忍な未解決事件!名古屋妊婦切り裂き殺人事件】事件概要「切り裂かれて殺害」
名古屋妊婦切り裂き殺人事件は1988年3月18日に名古屋市中川区にある住宅マンションで発生し、妊婦が殺害されるという事件です。被害者のお腹には子供がいましたが、腹を引き裂かれて子供は犯人によって取り出されていました。そして、引き裂かれた腹の中には車の鍵と電話の受話器が入れられていました。
被害者の女性は出産予定日を過ぎていた妊婦で、出産予定日を過ぎていたので子供は胎児まで成長していました。臨月だったので仕事をしていた夫は心配で何度も家に電話をするようになっていたそうですが、この日の仕事終わりに自宅に電話しても被害者の妊婦とは繋がりませんでした。
【残忍な未解決事件!名古屋妊婦切り裂き殺人事件】事件概要「子供の泣き叫ぶ声」
心配になった夫は急いで自宅に帰り、30分後にようやく自宅に到着しました。家の前に到着すると普段は鍵が掛かっているのに鍵が掛かっていませんでした。夫は家に入ると泣き叫ぶ子どもと仰向けで倒れている被害者を発見しました。夫はその様子を見て、被害者が自ら出産したと思ったそうですが、被害者は両手が縛られた状態で、辺りは血だらけの状態でした。夫が帰宅した時には息をしていない状態で、夫はすぐに119番に電話をしようとしました。
しかし、自宅の電話が見つからないことに気づき、自宅の電話でないもので通報をしました。部屋に戻った夫は子どもの体を拭いて救急隊が来るのを待っていました、すると、妻のお腹が変な形に気づき、引き裂かれた腹の中に車の鍵と、電話の受話器が入っていることを発見します。
【残忍な未解決事件!名古屋妊婦切り裂き殺人事件】子供は無事に助かった
子供は取り出された状態で犯人が取り出したと考えられます。取り出す行為は素人が簡単に出来るものではなく、もし乱暴に扱うと子供の手足が折ってしまったり、窒息させてしまうこともあります。しかし、子供はへその緒も切られて怪我は足に三箇所小さな切り傷があっただけでした。
夫が発見した時は子供が取り出されて2時間が経過しており、子供は低体温と貧血を起こしており、チアノーゼ症という血液中の酸素が不足することで皮膚などが青紫色に演色するという症状も起こしており、非常に危険な状態でした。手術がすぐに行われて命に別状はありませんでした。医師によるともし夫の到着が少しでも遅れていたら子供の命は助かってなかったかもしれないと語っていたそうです。子供の命は助かりましたが、発見時にすでに息をしていなかった被害者女性は亡くなってしまいました。
【残忍な未解決事件!名古屋妊婦切り裂き殺人事件】目撃者も多数
1988年3月に発生した事件ですが、犯人は未だに捕まっておらず時効を迎えてしまいました。被害者の女性と同じマンションに住んでいる住人は犯人と思われる人物を目撃しており、事件当日の午後3時頃には女性の玄関のドアが回される音もしたそうです。
インターホンが鳴らされて出たその女性は30代くらいの小柄なサラリーマン風の男性に「ナカムラさんの家を知りませんか?」と聞かれたそうです。君が悪く感じた女性は「知りません」と言ってすぐにドアを閉めたそうです。この女性以外にも小柄なサラリーマン風の男性は目撃されているのでこの男性が犯人の可能性が高いのではないでしょうか。
【残忍な未解決事件!名古屋妊婦切り裂き殺人事件】犯人の手口が謎すぎる
現在も犯人は捕まっていない未解決事件ですが、犯人の手口も非常に不可解な点が多く警察の捜査が難航しました。
犯人ドアから被害者マンションに侵入していますが、マンションは普段鍵が掛けられていました。夫が鍵を掛け忘れたのか、犯人が無理やり開けたのか?どうやって犯人が被害者女性の自宅に入ったんかもわかっていません。
そして、被害者を切り裂き、お腹の中に車の鍵と受話器を入れているという謎の行為も犯人はしています。なぜ、鍵と受話器を入れたのか?そして、子どもはなぜ無傷なのか?犯人の意図が全くわからない手口であるのでこの事件は犯人逮捕に苦労を強いられたと言われています。
【残忍な未解決事件!名古屋妊婦切り裂き殺人事件】犯人は誰なのか?
現在まで犯人は捕まることなく未解決事件として時効を迎えてしまいました。しかし、この事件を巡って様々な犯人像が予想されていました。その犯人像について考察していきます。
最初に犯人として疑われたのは被害者女性の夫です。第一発見者でもあり、夫にも不審な行動はいくつかあったそうです。事件当時家の鍵が開いており、部屋の明かりがついていないのにもかかわらず自宅に到着した夫はまず、着替えを行ったそうです。心配して自宅にすぐに帰ったはずなのに妻を確認する前に着替えを済ませたという行動が不審のようにも感じます。また。メディアの前で夫は妻にワインが好きだったのでワインを供えるという様子も報道されており、その時の夫は妙に落ち着いており、パフォーマンスのように感じた人も多かったようです。
しかし、被害者が殺害された時刻は15時前後と捜査結果で出ており、その時間は夫は会社で働いていたことも確認されています。しっかりとしたアリバイもあるので容疑者としてはすぐに外されました。
もう一つの噂はアムウェイ絡みではないかと言われています。知っている方も多いかと思いますが。アムウェイはMLMというビジネスで人に商品を紹介したり、紹介した人が商品を買い続けることで利益が発生するというビジネスです。このビジネスは人間関係がこじれることも非常に多く、被害者女性もアムウェイをしていたので、人間関係も縺れが発生した可能性が高いとして捜査されました。しかし、決定的な手がかりは得られませんでした。
【残忍な未解決事件!名古屋妊婦切り裂き殺人事件】医療関係が有力
医療従事者が犯人である可能性が非常に高いと言われています。犯人はお腹を切り裂いていますが、その切り裂き方は素人ではなく、手慣れた切り方がされていたそうです。そして、犯人は子供を取り出しています。子どもを取り出すという行為は簡単なことではなく、非常に危険です。この危険な行為を簡単に行われたいたことから、被害者女性が妊婦であることを事前にチェックしていた、医療従事者ではないかと言われています。
帝王切開という形で子どもは取り出されていますが、本来の帝王切開の仕方とはかけ離れてもいたそうです。なので医師がやるにしては考えられな行為ではあるそうですが、一般人の犯行とは考えにくいので、医療知識が少なからずある人物の犯行ではあるのではないでしょうか。しかし、結局医療関係の線でも現在まで犯人の手掛かりはありませんでした。
【残忍な未解決事件!名古屋妊婦切り裂き殺人事件】子供は?
2003年に時効を迎えてその後、夫と子どもは現在どうしているのか?事件後に元気に成長したそうで、夫の実家で育てられたそうです。夫は1999年に会社を退職し、子どもが小学6年生の時に祖母と父の3人でハワイに移住をしたそうでうす。未解決事件ということもあり、周囲の目も気になったのではないでしょうか。現在もハワイにいるのかは不明でした。
【残忍な未解決事件!名古屋妊婦切り裂き殺人事件】まとめ
今回は未解決の名古屋妊婦切り裂き殺人事件について紹介しました。現在は時効が迎えられてしまっている事件ですので犯人は捕まっていませんでした。子どもは無事に助かっていますが、母は殺害されていました。現在の子どもですが、事件後にハワイに行ったと言われていますが、今もハワイにいるのかは不明でした。結果的に時効となってしまいましたが、犯人を捕まえ罪を償ってほしいですね。