【東大阪集団暴行殺人事件!生き埋めにして殺害】集団リンチ事件
東大阪集団暴行殺人事件は2006年6月19日に発生した集団リンチ殺人事件です。集団暴行事件ですが、複雑な人間関係から起きた集団リンチ事件で事件の概要もとても複雑になっています。その暴行殺人事件の主犯格となったのは小林竜司という人物です。
今回はこの「東大阪集団暴行殺人事件」の概要を紹介すると共に主犯格の小林竜司の生い立ちや現在や他の犯人についてもご紹介します。
【東大阪集団暴行殺人事件!生き埋めにして殺害】加害者と被害者は立場が逆だった
岡山県で発生した東大阪集団暴行殺人事件の被害者となったのは藤本翔士さんと岩上哲也さんです。被害者男性を生き埋めにすという極めて残忍な事件はどのような形で起きたのか?人間関係のもつれて起きた集団リンチ事件でかなり複雑な内容となっていますのでわかりやすく事件の概要についてご紹介します。
東大阪集団暴行殺人事件は2006年6月19日に発生しました。この事件の発端は集団リンチ事件が発生したのが発端です。殺人事件が起きる前の集団リンチ事件の被害者は東大阪集団暴行殺人事件の加害者の徳満優多と佐藤勇樹です。加害者は東大阪集団暴行殺人事件の被害者の藤本翔士さんと岩上哲也さんと他に3名いました。
つまり、東大阪集団暴行殺人事件の被害者と加害者は元々立場が逆の集団リンチ事件の加害者と被害者という関係でした。徳満優多と佐藤勇樹は藤本翔士さんら暴行を受けて、何度も殴られ車で5時間以上も二人を連れ回したそうです。また、藤本翔士さんらは現金を奪ってもいます。集団で暴行し金銭も奪うなどして元々は藤本翔士さんらが加害者でした。
【東大阪集団暴行殺人事件!生き埋めにして殺害】ある女性を巡って
なぜ、徳満優多らはリンチされるようになってしまったのか?それが藤本翔士さんと徳満優多の間にいざこざがあったのが原因でした。元々二人は親しい友人関係でした。そして、徳満優多はある女性に恋をして、積極的にアプローチするようになり、その女性も徳満優多に好意を示すようになっていったそうです。しかし、その女性には彼氏がおり、その彼氏が藤本翔士さんでした。
自分の彼女が奪われそうになった藤本翔士さんはその事実を知って激怒し徳満優多と大喧嘩をして、その喧嘩は結局藤本翔士さんが勝つという形で終わりました。
しかし、それだけでは飽き足らず、藤本翔士さんは徳満優多を呼び出しました。この呼び出しを受けて友人の佐藤勇樹に相談し、徳満優多と佐藤勇樹の二人で指定された場所に訪れました。藤本翔士は指定場所に仲間も読んでいます。その仲間の一人が岩上哲也さんです。他にも3人が集まり、藤本翔士さんらは徳満優多と佐藤勇樹に暴行を加えました。
【東大阪集団暴行殺人事件!生き埋めにして殺害】小林竜司の登場
藤本翔士さんらにリンチされ50万円を支払うように脅された徳満優多らは中学校時代の友人に相談をします。これが今回の事件の主犯格となった小林竜司と次に重い判決が下された広畑智規です。
小林竜司と広畑は友人に力を貸すことを約束し、お金を払うという名目で藤本翔士さんらを岡山に呼び出すことを計画しました。小林竜司らは藤本翔士さんらは呼び出しで同じようにリンチしようとしたのです。これが東大阪集団暴行殺人事件です。
小林竜司と広畑以外にも仲間を呼んでおり、7人で藤本翔士らを待つ伏せしました。予定通り藤本翔士さんと岩上哲也さん、そして、二人の運転手をしていた会社員の男性がきました。
藤本翔士さんらが来たと同時に車の中にいた3人を拉致して公園に連れ出しリンチを始めました。その後、小林竜司が元々働いていた産業廃棄物処理場に移動し、小林竜司は生き埋めにしようと提案します。広畑は最初は躊躇しますが、藤本翔士さんは暴力団と繋がっていると話していたそうで、「生かしておくとマズイ」と小林竜司が説得して広畑は納得しました。
【東大阪集団暴行殺人事件!生き埋めにして殺害】生き埋めにして自首
藤本翔士さんが連れてきた会社員の男性に手伝わせて藤本翔士さんを生き埋めにしました。その後窒息死している藤本翔士さんが遺体として発見されています。
岩上哲也さんは小林竜司の自宅マンションに連れてきました。そこで小林竜司は知り合いの暴力団にどうすれば良いか指示を仰ぎます。先ほども説明しまいたが、藤本翔士らは暴力団との繋がりがあると脅していたので小林竜司は暴力団に相談をしたそうです。しかし、実際は藤本翔士さんらは暴力団との繋がりはなかったそうです。そして、警察に通報されるのを防ぐために、岩上哲也も同じように生き埋めにするという結論に至りました。
藤本翔士さんと一緒にいた会社員の男性は監禁されましたが、警察に言わないことを約束して解放されました。しかし、いつ殺されるかわかならいという恐怖かた警察に相談し指名手配の末、小林竜司は母親と共に自首をしました。また、リンチに加わった広畑を含めた9人も逮捕されました。
【東大阪集団暴行殺人事件!生き埋めにして殺害】小林竜司の判決は?
小林竜司に降った判決は一審で死刑判決を受けました。小林竜司は上告しましたが、二審でも死刑判決を受けて最高裁に上告しますが、最高裁は棄却し死刑判決が確定しました。この判決で小林竜司に死刑判決は重すぎるのではないかとも言われています。
というのも自分の利益のために2人を殺害したのではなく、仲間を守るための殺害だったからです。現在でもこの判決で議論されることがあるそうです。
【東大阪集団暴行殺人事件!生き埋めにして殺害】広畑らの判決は?
次の罪が重いのは広畑で広畑には無期懲役の判決が下り、事の発端となった徳満優多は懲役11年、その友人の佐藤勇樹は懲役8年が下りました。他にも積極的にリンチに加担した小林竜司の仲間の白銀資大は懲役20年、見張り役の佐山大志は懲役7年という判決が下っています。
【東大阪集団暴行殺人事件!生き埋めにして殺害】小林竜司の生い立ち
死刑囚となった小林竜司は幼少期にギャンブル依存症の父親から虐待を受けていたそうです。母も暴行を受けており、小林竜司と弟を残し家を出て行ったこともあるそうです。小・中学生の時はいじめられていたという過去もあります。
しかし、母親思いの青年だったそうで、事件のことを最初に話したのは母親で、母親と共に警察に自首しました。複雑な家庭環境で育った小林竜司ですが、人一倍思いやりがあり、仲間思いだったそうです。それが原因で今回の事件を起こしてしまったのかもしれませんね。
【東大阪集団暴行殺人事件!生き埋めにして殺害】現在の小林竜司
死刑判決が下った小林竜司は現在は死刑囚として大阪拘置所に収監されています。死刑囚は刑務作業をしませんので、一人で孤独に死刑の執行されるのを待っている日々を過ごしているのではないでしょうか。残忍な事件を犯した主犯格でもありますが、一部では同情の声もあります。死刑判決が下った現在でも議論される事件でもあります。
【東大阪集団暴行殺人事件!生き埋めにして殺害】まとめ
今回は東大阪集団暴行殺人事件について紹介しました。恋愛関係の複雑なもつれからリンチが行われ、最終的には被害者と加害者が逆転する立場となり、生き埋めにして殺害されてしまいました。小林竜司は元々直接事件には関係していませんでしたが、事件の主犯格として死刑判決が下っています。現在も死刑執行は行われていませんでの、拘置所で執行を待つ日々を過ごしていると思われます。