【キャンディ・キャンディ】キャンディ・キャンディとは
キャンディ・キャンディ〈劇場版〉 [VHS]
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『キャンディ・キャンディ』とは、テレビアニメ化や舞台化、小説化など、多くの媒体で登場した大人気少女漫画です。少女漫画雑誌「なかよし」にて連載され、水木杏子原作、いがらしゆみこ作画、編集部で作り上げられた、外国作品を目指した作品になります。当時なかよしで連載されていた他の漫画とは一線を画す作風となり、国内外を問わず、人気の作品となりました。
キャンディ・キャンディ 4 [VHS]
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孤児院で育った少女・キャンディは、ある日富豪のラガン家に引き取られることになりますが、そこの兄妹からは手酷いいじめを受けることに。そこの兄妹とは、どこへ行こうとも不思議な縁で結ばれ、いく先々でありもしない濡れ衣を着せられ、どこへ行っても偏見やいじめを受けるようになりました。しかし、そんな不遇な環境に負けることなく、キャンディは清く正しい心を持つ少女となったのです。
【キャンディ・キャンディ】アルバートさんとは
キャンディ・キャンディ (1) 講談社コミックスなかよし (222巻)
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アルバートさんとは、キャンディ・キャンディに登場するヒーローです。キャンディ・キャンディには何人かのヒーローが登場し、それぞれのパートでヒーローが変わるのですが、変わらず通して出てくるのがこのアルバートさん。アルバートさんは、キャンディ・キャンディ上でもっとも欠かせないキーマンになりますね。
キャンディ・キャンディ (第2巻)
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アルバートさんとキャンディが初めて会ったのは、キャンディがラガン家に引き取られ、なかなか馴染めず川から孤児院に帰ろうとしたしたときです。船に乗り、流れに身を任せていたキャンディを介抱してくれたのがアルバートさん。髭面サングラスという怪しい風貌ながら、非常に優しいアルバートさんに、キャンディは励まされ、その後もキャンディが困っているときなど何かと助けてくれる存在となります。
【キャンディ・キャンディ】アルバートさんの性格
キャンディ・キャンディ (2) 講談社コミックスなかよし (232巻)
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アルバートさんは非常に優しく、良い意味で名門一家の総長らしからぬ性格をしていると言えます。束縛を嫌い、自由に過ごすあたりは、おぼっちゃまらしいと言えますが、金にものを言わせ放浪するのではなく、ひっそりと過ごすあたりが名家らしくないところですね。
キャンディ・キャンディ (第3巻)
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キャンディ・キャンディヒーローのなかでもっとも年齢が高いからか、包容力があり、非常に優しいながら威厳も感じられることもあるなど、非常に魅力的な大人の男性として描かれているアルバートさん。キャンディ以外の人にはどういった態度をとるのか詳しくはわかりませんが、キャンディにとっては、とても頼りになる優しいお兄さんといった感じですね。作中でもっともキャンディを理解し、もっとも味方をしてくれる人物です。
【キャンディ・キャンディ】アルバートさんの容姿
キャンディ・キャンディ (3) 講談社コミックスなかよし (245巻)
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アルバートさんは、登場するたびに違う容姿をしています。「アルバート」として最初に登場したのは、色の濃い髪に濃いサングラスと髭という、中年男性のようで、怪しい風貌をしています。その次は髭がなくなり、濃い髪色に目の見えるサングラスという以前より若く見える風貌で登場。何十歳も若返って見えますね。
キャンディ・キャンディ (1) 中公文庫―コミック版
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その次に会ったときは、髭もサングラスもなく、金髪に長い髪という見た目でした。このときは戦争により記憶を失っており、表情が暗いのが印象的です。記憶を取り戻したあと、キャンディと再会したアルバートさんは長かった髪を切った状態と、作中もっとも容姿が様変わりするキャラクターですね。よくよく見ると、前髪の上にチョンと髪の毛が跳ねているのが特徴です。
【キャンディ・キャンディ】アルバートさんの正体
キャンディ・キャンディ (4) 講談社コミックスなかよし (257巻)
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キャンディにとって、自分のことをよく理解し、いつでも味方してくれるアルバートさんは非常に心強い味方ですが、実のところ精神的なところ以外でも、アルバートさんはキャンディを守っていました。キャンディが困ったときはいつでもその力を使い守ってきたアードレー家総長「ウィリアム大おじさま」こそ、アルバートさんだったのです。
キャンディ・キャンディ (2) 中公文庫―コミック版
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また、幼少期のころ出会い、キャンディが憧れ続けた「丘の上の王子様」もアルバートさんだったのです。キャンディにとって、初恋とも言える相手がアルバートさんで、なおかつ彼女の養父であり、影の味方という、キャンディの人生にとってかけがえのない人物であるアルバートさん。まさに運命的ですよね。容姿のところでも指摘しましたが、前髪の上に一房常に跳ねているので、見比べてみると良いですね。
【キャンディ・キャンディ】アルバートさんとキャンディの関係は？
キャンディ・キャンディ (5) 講談社コミックスなかよし (268巻)
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アルバートさんとキャンディは、まず養女と養父という関係になるかと思います。キャンディはアードレー家の養女となっていて、アルバートさんはアードレー一族の総長であり、アードレー家の長という立場になるので、アードレーの娘＝アルバートさんの娘という立ち位置になるでしょう。
キャンディ・キャンディ (3) 中公文庫―コミック版
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また、キャンディの容姿について、アルバートさんの甥であるアンソニーは母を思い出し、アルバートさんもアードレー家の貴婦人を思い出していることから、キャンディはそもそもアルバート家と何か関係があったのではないかと思われます。これについては、なぜ2人のアードレー家の男性がそう思ったのか明かされておらず、実際の血縁関係などは分かっていませんが、何かしら関係があったのではないかと想像されますね。
【キャンディ・キャンディ】アルバートさんとキャンディは最後どうなる？
キャンディ・キャンディ (6) 講談社コミックスなかよし (280巻)
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キャンディは、物語の最後、「丘の上の王子様」と出会った丘でアルバートさんと出会います。当時の丘の上の王子様と同じセリフを話すアルバートさんに、キャンディはアルバートさんが丘の上の王子様であることに気づくのですが、物語はそこで終わっており、2人がその後どうなったのかは描かれていません。
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本作が、『あしながおじさん』を元に作られていることを考えると、キャンディとアルバートさんは結婚していてもおかしくないのですが、キャンディの出自によってその可能性はなくなりますよね。ただ、作中で明かされていないことを考えると、少女漫画的には結婚エンドがオーソドックスではないかと想像されます。
【キャンディ・キャンディ】アルバートさんの声優は？
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アルバートさんの声優と担当されたのは、井上真樹夫さん。声優だけでなく俳優としても活躍されていて、50年以上声優として活動されている大ベテランの声優さんです。所属は青二プロダクションで、アニメだけでなく吹き替えや、ドラマの声の出演など、声優としても幅広く活動されています。
キャンディ・キャンディ (5) 中公文庫―コミック版
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近年ではドラマにもよく出演されるようになり、ベテラン声優としては珍しく、舞台以外での俳優としての活動もされている方ですね。「演じること」にプロ意識を持っているのも、井上さんの特徴です。
【キャンディ・キャンディ】アルバートさんの声優・井上真樹夫について
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井上さんの代表作といえば、『巨人の星』で主人公のライバル役であった「花形満」ではないでしょうか。非常に冷静で落ち着いた人物であり、井上さんの落ち着いた声が似合う役でした。顔立ちもかっこよく、アルバートさん同様芯のあるイケメンですね。
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また、『ルパン三世』の「石川五ェ門」のイメージを持っている方も多いかもしれません。テレビ第2シリーズから2代目として石川五ェ門の声優を担当されました。石川五ェ門はルパンのライバルというわけではないですが、もともとは敵同士ですし、井上さんはライバルポジションのキャラを多く演じられてきたのがわかりますね。
【キャンディ・キャンディ】アルバートさんについてまとめ
キャンディ・キャンディ (9) 講談社コミックスなかよし (325巻)
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アルバートさんは、キャンディ・キャンディにおいて欠かせない人物であり、主人公・キャンディを様々な面で支援してくれるキャラクターです。最初「アルバート」と名乗ったときは怪しさしかないキャラでしたが、その後登場するたびに、「もしかしたら」という感情が芽生え、最後の最後でその正体がわかったときに「やっぱり」と思った方も多いのではないでしょうか。
日本版あしながおじさんとも言えるキャンディ・キャンディのアルバートさんは、多くの人の憧れ的存在にだったでしょう。キャンディは長い間辛いこと、悲しいことを経験してきましたが、アルバートさんがその正体を明かしたことでやっと幸せを手に入れられたのではないかと考えられます。
キャンディ・キャンディ〔8〕 [VHS]
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