【打ち切り】名作の影に打ち切りあり【ひどい最終回】
「週刊少年ジャンプ」は非常に数多くの名作を世に輩出してきました。
しかし、その影には数多くの打ち切り作品も存在しています。
単純に人気を得られずに打ち切りを迎えた作品もあれば、人気があるにも関わらず唐突に終了してしまった作品も。
中には完結しないまま連載が終了してしまうという作品もあり、ファンからは残念に思う声がネット上などに書き込まれています。
では、いったいどのような作品があるのでしょう。
これから打ち切りを迎えた「週刊少年ジャンプ」で連載されていた漫画を10作品ご紹介いたします。
【打ち切り】武装錬金【ひどい最終回】
まずご紹介する作品は「武装錬金」。
名作とも名高い作品ではあるものの、打ち切りされた作品としても有名です。
打ち切りでの連載終了後にアニメ化やゲーム化などのメディアミックス展開がされたのも特徴。
週間少年ジャンプで打ち切りになってから赤マルジャンプで完結編を掲載し、ちょっと特殊な終わり方を迎えています。
それでもしっかりと伏線などは回収されているのは救いか。
名作と高く評価され、メディアミックス展開もされているこの作品。
もう少し打ち切り判断が遅れていれば、もっともっと人気を集められていたかもしれません。
打ち切りという幕切れは迎えなかった可能性がありますね。
【打ち切り】シャーマンキング【ひどい最終回】
次に紹介するのは、アニメ化もされており知名度の高い漫画「シャーマンキング」です。
知名度こそ高い作品ですが、実はアンケートで集計される順位が最下位付近で低迷。
最終的には打ち切りとなりました。
結末がまたぶっ飛んでおり、まさかの「夢オチ」で連載終了。
「プリンセスハオ」は当時連載を追いかけていたファンからすれば忘れられない単語でしょう。
また「おわり」の文字の隣には「みかん」のイラストが。
これは「みかん」と「未完」がかけられており、物語が終了していないことを示唆しています。
しかし、上述の通り打ち切りで連載が1度終了したものの、新装版で完結させているのも事実。
そして続編「シャーマンキングFLOWERS」も存在しています。
【打ち切り】ダブルアーツ【ひどい最終回】
死の病「トロイ」を軸に展開されていた漫画作品。
作者は後に「ニセコイ」を連載することになる「古味直志」でした。
「ここから」というところで連載が終わってしまい、ファンからは悔やまれる終わり方を迎えた作品でした。
ジャンプ作品の中では少し毛色の異なるファンタジーものだったため、そこが読者からは受け入れられなかったのかもしれません。
その反面「それがよかった」と感じているファンもいたようです。
打ち切りを悔やむ声も多く、潜在的な人気の高かった作品だったのかもしれません。
結果的に打ち切りという結末を迎えてしまいました。
【打ち切り】Ultra Red【ひどい最終回】
Ultra Redは格闘マンガ。
後に「週刊少年マガジン」にて人気作品となる「七つの大罪」を連載することになる鈴木央による作品です。
迫力やスピード感のあるバトルシーンは好評だったようです。
絵も見やすく、評価も悪くありません。
こちらも先ほど紹介した「ダブルアーツ」同様、潜在的な人気が高かった作品なのかもしれません。
自分の好きな作品にははっきりと「好き」と主張することの大切さが分かります。
【打ち切り】P2! - let's Play Pingpong! -【ひどい最終回】
卓球をテーマにして描かれていた「P2! - let's Play Pingpong! -」。
基本的に辛口な5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)でも高い評価を受ける作品です。
「ジャンプでなければ続いていた」とも言われており、作品の打ち切りを悔やむ声が特に多い作品でもあります。
漫画作品としては少し地味であったこと、そしてそれにより小学生などの低年齢層からの人気を得られなかったことが打ち切りの要因であると考えられています。
2007年52号で突然の終了となったこちらの作品。
しかし、赤マルジャンプ2008Winterで完結編が掲載されており、一応は完結を迎えている作品です。
【打ち切り】ムヒョとロージーの魔法律相談事務所【ひどい最終回】
「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」アニメ化の報告をさせて頂きます
— 西 義之 (@nishiyoshiyuki) March 18, 2018
ひとえにみなさまの14年間という息の長い応援と愛の賜物と思っております
本当にありがとうございます
是非、お楽しみに!!#ムヒョロジアニメ化 pic.twitter.com/cCvlhQn1Uy
もともとは非常に高い人気を得ていた「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」。
こちらは、実は編集者からはきれいにエンチュー編で終わりにしようと提案されていたそうです。
しかし作者である西義之が無理を言って連載を続行。
結果的にアンケート結果が奮わず、打ち切りという幕切れを迎えることになってしまいました。
続きがあるような中途半端な終わり方となってしまい、残念に思ったファンも多いようです。
しかし、2019年1月からは「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 魔属魔具師編」と銘打って続編がWEBコミック「ジャンプ+」で連載されました。
こちらはしっかりと完結を迎えています。
ムヒョ魔属魔具師編、最終条が本日更新となっております
— 西 義之 (@nishiyoshiyuki) March 6, 2019
半年のつもりが一年、1巻のつもりが2巻。想定より長い連載となりましたがなんとか描ききりました
応援本当にありがとうございました
最終2巻は4/4発売予定ですので是非! pic.twitter.com/7yxnYfKSF3
【打ち切り】エム×ゼロ【ひどい最終回】
魔法×学園モノ漫画。
「面白かった」という声も多く見られ、こちらも他の作品同様終了が悔やまれている作品です。
キャラクターのイラストはみんな可愛らしい部分も大きな魅力の1つ。
ジャンプの隠れた名作とも呼ばれています。
しかし、こちらの「エム×ゼロ」に関しては、実は作者の望んだ終了だったようです。
実は作者の叶恭弘は、長期連載に対しての苦手意識を持っていたそう。
そのことによる不安から精神的に弱ってしまったようで、作者本人から急遽連載を終了することになりました。
【打ち切り】太臓もて王サーガ【ひどい最終回】
次に紹介するのは「太臓もて王サーガ」です。
ギャグ漫画として名を馳せ、人気を獲得した作品。
しかし、あまりにも多い下ネタや超高頻度で登場するジョジョのパロディネタは人を選んだようです。
結果、人気を維持できず打ち切りとなってしまった模様。
他の漫画の先週分のパロディを楽しみにしている方も多かったようで、残念がっているファンもいます。
「太臓もて王サーガ」は万人受けする漫画ではなく、人を選ぶ作品だったと言えるでしょう。
【打ち切り】LIGHT WING【ひどい最終回】
サッカーを題材にした漫画「LIGHT WING」。
一部では「伝説」とまで言われているこの作品ですが、数々の名言を残しているのも大きな特徴の1つです。
サッカー漫画としてはぶっ飛んでいる展開も多く、賛否が分かれていたようですね。
新しすぎて受け入れられる人が少なかったのが要因だとも言われています。
【打ち切り】PSYREN【ひどい最終回】
今回こちらの記事で最後に紹介する漫画は「PSYREN」になります。
サスペンス漫画であり、高い人気を得ていた作品です。
しかし終盤は物語の展開が駆け足となり、そのまま連載が終了してしまいました。
番外編にあたるノベライズ展開もされていたことから、人気があったことの裏付けにもなっていますね。
明確な打ち切り理由などは明らかになっていませんが、駆け足な終了具合を残念がっているファンも多いです。
しかし物語自体はしっかりと完結を迎えていますので、最終回自体もあまりにもひどかったというわけではありません。
少しあっさりしている印象を受ける程度です。
週刊少年ジャンプの打ち切り作品についてまとめ
今回こちらの記事では「週刊少年ジャンプ」で打ち切りを迎えた作品たちを紹介いたしました。
やはり「週刊少年ジャンプ」では「アンケート順位」が非常に重要であることがわかります。
打ち切りを迎えた作品で「アンケートで人気が最下位付近だった」というのは珍しくありません。
1つの指標として活用されている可能性は非常に高いと考えられます。
アンケートはもちろんですが、自分が「好きだ」と思う作品があったら、面倒とは思わずにその「好き」な気持ちを発信していきましょう。
そうすることで波及していき、人気を高めることができるかもしれません。
そして、打ち切りを回避させることに繋がる可能性すらあります。
これからも「週刊少年ジャンプ」はもちろん様々な「漫画」を楽しんでいきましょう!