ボウリングのストライクとは?~ボウリングの基本ルール~
引用: https://www.photo-ac.com/
まずボウリングのストライクについて、ボウリングのルールのおさらいも兼ねて説明しておきます。ボウリングは1ゲームが第1フレームから第10フレームまでの10回のフレームからなり、1回のフレームにつき2回の投球チャンスがあります。投球とはボウリングのボールを投げてレーンに転がすことです。この投球で倒したピンの数に応じて得点が加算されていき、その合計得点を競い合うのがボウリングの基本的なルールです。
ボウリングのストライクとは?~ストライクとスペアの違い~
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ピンの数は全部で10本なのですが、この10本のピンを1回の投球で全て倒すのが「ストライク」です。一方、1回目の投球で全てのピンを倒しきることができず、2回目の投球で残ったピンを全て倒し、最終的に10本全てのピンを倒すのを「スペア」と呼びます。今回扱うのは「ストライク」なので、一度の投球で10本全てのピンを倒すコツや投げ方についてご紹介します。よって残ったピンを全て倒す「スペア」のコツや投げ方については扱わないのでご注意ください。
ボウリングでストライクを出すためには?
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さあ、それではここからボウリングでストライクを出すためにはどのようなことが必要なのかについて説明していきたいと思います!実はボウリングでストライクを出すためには、ただまっすぐにボールを真正面に当てればいいというわけではなく、ピンにボールを当てる位置やボウリングのボール、レーンなどの特性について知っておく必要があるのです。
ボウリングのストライクのコツ:①ピンにボールを当てる位置
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ボウリングでストライクを出すには、まず始めにボールをピンのどこに当てれば10本のピン全てを倒すことができるのかについて知っておかなければなりません。こういうと、「そんなの簡単、真正面から一番前のピンに当てれば全部倒れるんでしょ」とおっしゃる方がいるのではないでしょうか?確かに一見するとボウリングのピンはきれいに三角形で並べてあるので、全て倒すには真ん前から、というのが自然な発想です。しかし実は一番前のピンに真正面から当てても全てのピンは倒れないのです。次の項目で詳しく説明します。
ボウリングのストライクのコツ:①ピンにボールを当てる位置~真正面から当てた場合~
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それでは具体的に考えてみましょう。ボールが一番前のピンに真正面から当たる、つまりボールがレーンと垂直に1番ピンとぶつかった場合、ボールは曲がったりせずそのままレーンを直進していくのでその先にある2番、3番、5番、8番、9番のピンは倒れます。しかし、この場合そのほかの4番、6番、7番、10番のピンが倒れるとは限りません。ピンがドミノのように倒れるにはピンが倒れた先に別のピンがある必要がありますが、この場合はそうならず、結果的に全てのピンが倒れることはまずないのです。
ボウリングのストライクのコツ:①ピンにボールを当てる位置~斜めから当てるべし~
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ちょっと言葉だけで説明するのは難しかったですが、とりあえず真正面から当てるのではストライクにならないということを分かっていただければ大丈夫です(笑)。真正面からではダメということは‥‥‥そう、斜めから当てればいいんです!しかも、ただ斜めから当てればいいのではなく、ストライクを取るにはボールを1番ピンと3番ピンの間に斜めに当てる必要があります。一応これについても次の項目で説明します。
ボウリングのストライクのコツ:①ピンにボールを当てる位置~1番ピンと3番ピンの間に当てた場合~
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それでは具体的に考えてみましょう。この場合はボールが1番ピンと3番ピンの間に入るとボールは斜めからピンに当たることになるので、ボールは直進はせずカクカクした動きをします。そのためボールは1番ピン、3番ピン、5番ピン、9番ピンを直接倒します。さらに倒されたそれぞれのピンの倒れる先には別のピンがあるので、1番ピンは2番と4番と7番のピンを、3番ピンは6番と10番のピンを、5番ピンは8番ピンをドミノのように倒していき、結果として全てのピンを倒すことができるのです。ちなみにこれを最も理想的なストライクの形ということで「パーフェクトストライク」と言います。
ボウリングのストライクのコツ:①ピンにボールを当てる位置~パーフェクトストライクを狙おう!~
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ここまで説明してきた通りストライクを狙うにはボールをピンに斜めに当てる必要がありますが、何よりもまずは「パーフェクトストライク」を狙う投げ方を習得しましょう。これ以外でもストライクになることはあり得ますが、ストライクを取りたい時はこの当て方を狙うが一般的で堅実な投げ方です。皆さんもストライクを取るためにボールが1番ピンと3番ピンの間に当たる「パーフェクトストライク」を狙いましょう!
ストライクの取り方について理論的なことを詳しく知りたい場合は上の動画が分かりやすいです。
ボウリングのストライクのコツ:②正しいフォームの投げ方を身につけるべし
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ここまでボウリングでストライクを取るには「パーフェクトストライク」つまり1番ピンと3番ピンの間にボールを投げる投げ方をする必要があるということを説明してきました。それではここから「パーフェクトストライク」を狙うためのコツや投げ方を紹介していきたいと思います。
ボウリングのストライクのコツ:②正しいフォームの投げ方を身につけるべし~4歩で歩く~
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まず皆さんに実践してもらいたいのは正しいフォームを身につけるということです。どのスポーツでもそうですが、ボウリングにも基本的なフォームがあり、それをきちんと実践することができれば自然と「パーフェクトストライク」を取ることができます。具体的にはまず投球するまでの歩数を4歩で投げれるようにスタート位置を決めること、が大事になります。なぜ4歩かというと一般的にいって4歩で歩くのが最もテンポよく投球できる歩数だからです。テンポよく投球できればフォームが安定し、ボール自体の安定につながります。もちろん個人差はありますが、投げる際に足がバタバタになってしまう人は4歩で歩いてみましょう。
ボウリングのストライクのコツ:②正しいフォームの投げ方を身につけるべし~振り子のように投げる~
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ボウリングの正しいフォームとしては振り子のようにボールを投げるとよいと言われています。振り子のようにというのは無理な力を入れず自然な形で腕を振って投球するということです。振り子の先には重い球がついていますが、それを支点につないでいるのは細い糸に過ぎません。つまり腕の力を抜いてただ振るようにするだけでも十分に球を投げることはできるのです。こうすることで余計な力が入らずフォームも安定することになります。
ボウリングのストライクのコツ:②正しいフォームの投げ方を身につけるべし~水の入ったバケツを振る~
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具体的な練習方法としてはバケツに水を入れて、その水がこぼれないようにバケツを振るとよいです。これならおうちでも手軽にできますし、投球フォームも大きく改善されると思いますよ!
上の二つはボウリングの基本的なフォームを教えている動画です。分かりやすいので参考にしてください!
上の三つはプロボウラーの投球フォームを解説している動画になります。うまい人の投げ方を見てイメージトレーニングしておくのもフォーム改善に効果があると思います。
ボウリングのストライクのコツ:③きちんとボールを選ぶべし
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ボウリングのボールには大きく分けてハウスボールとマイボールの二種類があることをご存知でしょうか。ハウスボールとはボウリング場に行くとおいてあるボールで、初級者向けのボールになっています。一方マイボールは個人が自分に合わせて購入するボールで中上級者向けのボールです。実はこの二つのボールには大きな違いがあり、ボウリングでストライクを取るにはハウスボールを使うのではなくマイボールを購入するのがおすすめです。
なぜマイボールを購入すべきかというと、ボウリング場においてあるハウスボールの中から自分にぴったりのボールを見つけるのが難しいからです。ボウリングのボールを選ぶときは穴に差し込む親指と中指、薬指の大きさにあったボールを選ぶのですが、ハウスボールだと親指の大きさは合わせられても、中指と薬指までちょうどいいものを見つけるのは大変になります。一方でマイボールは自分に合ったボールなわけですから、指がちょうどよくはまり、コントロールが取りやすくなります。さらにマイボールはハイパフォーマンスボールとも呼ばれており、ハウスボールに比べて良い素材を使っています。
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なのでボウリングでストライクを取りたいのであれば自分専用のマイボールを買うのがおススメです。もちろん、これはマストではありませんし、ハウスボールでもストライクを取れないことはないと思います。しかしプロボウラーの人でもハウスボールでストライクを取るのはかなり難しいようです。マイボールは購入しないという方は、ボウリング場に行った時にきちんとハウスボールの中からボール選びを行い、できるだけ自分に合うボールを選択するようにしましょう。
上の動画はボウリング場でのハウスボールの選び方を紹介した動画になります。
上の動画は初めてマイボールを購入する際のボールの選び方について解説したものです。マイボールを購入したいという人はぜひ参考にしてくださいね。
ボウリングのストライクのコツ:④オイルについて知るべし
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皆さんはボウリング場のレーンにオイルが塗ってあることをご存知でしょうか?上の画像を見てくだされば分かると思いますが、ボウリング場のレーンは鏡のように周りの景色を反射しています。実はこれ、レーンにオイルが塗られているからなのです。これには様々な理由があって一つには投球の衝撃からレーンを守る働きがあるのですが、投げる側にとって何よりも重要なのがこのオイルによってボールが滑るということなんです。どういうことかというとオイルはボールとレーンの間の摩擦を小さくする働きがあるのでオイルが塗ってあるレーンの上ではボールは滑るように進んでいきます。そうするとボールはあまり曲がることなく前へ前へと動いていきます。
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しかし、注意しなければならないのは、このオイルがレーンの三分の二の長さまでしか塗られていないということです。そのためボールは三分の二の長さを越えると急に今までかかっていなかった回転がかかり始め一気に曲がり始めます。つまりボウリングでボールを投げる時は、このオイルによる曲がり具合の変化を予測した上で投げないとボールが思わぬ方向に行ってしまうのです。さらにボールを投げれば投げるほどレーンについたオイルは薄くなっていくのでいつも同じ曲がり方をするわけでもありません。なのでボウリングのうまい人はこのオイルの変化を見極めた上で投げ方を調節したりしています。初心者の人には難しいことではありますが、「ピンの手前で急に曲がるんだ」ということを知っておくだけでも違ってくるので、ボウリングでストライクを取るためにはオイルの影響が大きいということも一応、頭に入れておきましょう!
ボウリングのストライクのコツ~まとめ~
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いかがだったでしょうか。ボウリングでストライクを取るのはなかなか大変なことではありますが、基本フォームをしっかり身につけて事前準備をしておけば決して夢ではないと思います。最後にストライクを取るのに役立つ動画をいくつか上げておいたので参考にしてください。それでは!