【おしぼりのたたみ方・出し方】(1)おしぼりの正式なたたみ方
おしぼりのたたみ方【画像あり】
レストランや喫茶店などでお勤めの経験がおありなら、ご存知の方もあると思いますが、意外と正しいたたみ方を知らない方も多いと思います。知っていれば、自宅に招いたお客様の対応や、外出先でも困ることもなく、周りの評価も変わります。おもてなしの心をもって、ぜひ、覚えましょう。
それぞれ、手順にしたがって画像にしましたので、参考になさってください。
おしぼりのたたみ方 その1
あらかじめ濡らしてよく絞ったおしぼりタオルを用意してください。濡れすぎていては使いにくいです。
おしぼりのたたみ方 その2
おしぼりを自分からひし形に見えるように広げます。
おしぼりのたたみ方 その3
手前の角を対角線の角の少し手前に置くように二つ折りします。この時、角をくっつけないようにしてください。
三角形が重なった形になります。
おしぼりのたたみ方 その4
次に右の角を左の角の少し手前に置くように二つ折りします。
おしぼりのたたみ方 その5
さらに左の角が今できた右側のオリセンを少し越えるよう、二つ折りにします
(きれいに角と角を合わせるのではなく、余裕があるように重ねましょう)
自分からは手前が長方形、奥が三角形に見える形になります。
何度も折り返すことで中心が厚くなり、芯ができます。
また、この時、おしぼりの幅を調整することもできます。
おしぼりのたたみ方 その6
たたみ方はここまでですが、最後におしぼりの巻き方です。
巻き方は、一番手前から、先の三角形に向けて、くるくると巻けば完成です。しっかり固く巻きましょう。
巻き方が甘いと崩れやすく、お出ししたときにぐちゃぐちゃになっていたということになりますので、せっかくきれいにたたんだのですから、終わりの巻き方に注意しましょう。
【おしぼりのたたみ方・出し方】(2)おしぼりをお出しする時のマナー
引用: https://can/aeru.usen.com/diy/p70
おしぼりの出し方1
お客様にお出しするときは、巻き終わりの三角形の部分を下にしてトレイに乗せます。
おしぼりの出し方2
また、おしぼりのみを出す際は、丸めたままではなく広げて半分に折り、手から手へとお渡しします。
おしぼりの出し方3
お食事のときは、食前と食後の両方におしぼりを出されると喜ばれます。
【おしぼりのたたみ方・出し方】(3)要注意!台拭き代わりにしないでください
おしぼりは手を拭くときだけ使うものです。台拭き代わりにしないようお気をつけください。
【おしぼりのたたみ方・出し方】(4)おしぼりの出し方・置き方
お茶と一緒に出すときは、左から①お茶菓子②お茶③おしぼりの順でだしましょう。これが正式な配置
です。
置く順番も奥から置きましょう。置いたものの上を別のものが通過しないためです。
【おしぼりのたたみ方・出し方】(5)おしぼりを使うときのマナー
手以外は拭かない
おしぼりは手以外拭かず、例えば口回りなどを拭いて使うのはNGです。再利用されるおしぼりですから、最低限のマナーです。
拭いた側が内側になるようにたたむ
使用後はおしぼりは、拭いた側が内側になるように、簡単にたたみ、トレーになおしましょう。
使用後のものであることがわかるよう、正しいたたみ方でないほうがよいです。といっても、あまりに無造作に置くのもいかがなものでしょう。簡単でいいので、使用後のおしぼりはたたみましょう。
【おしぼりのたたみ方・出し方】(6)おしぼりを受け取る時
差し出していただいたおしぼりの受け取り方は、片手で受け取って「ありがとう」と笑顔で挨拶すると
お互いに気持ちがよいですね。
両手で受け取ると仰々しくなりますので、あまり気づかいされる必要はないです。
【おしぼりのたたみ方・出し方】まとめ
ここまで、おしぼりの正しいたたみ方やマナーをご紹介しましたが、いかがでしたか。初めて知ったこともあったことと思います。
正しいたたみ方やマナーの基本を覚えておけば、いざというときに困ることはありません。
お客様へのおもてなしの心と笑顔で、おしぼりを差し上げることをこころがけてみましょう。