柴犬の魅力は?
柴犬の魅力をひと言でいうと、「ご主人様ひとりだけに従います!」という態度にあると思います。記者が、6年前に1歳半で保健所から譲り受けたタロー(赤毛/レッド)は、同居している家族にはまったく触らせません。しかし記者が帰宅すると玄関に跳んできて、しっぽをフリフリさせながら身体をこすりつけてきます。そして上の写真のようなあられもない格好に……!おんぶしようが逆さまにしようが、されるがまま!「好き嫌いがはっきりしている」ということですが、自分だけになついてくれる、というのが何ともかわいいのです。
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柴犬「胡麻柴」って?~❶柴犬の毛色は5種類!珍しい「胡麻柴」
柴犬の魅力に取りつかれたのは、日本人だけではないようです。最近は海外でも大人気とか。そんな柴犬ですが、「毛の色」によって種類が分けられています。
一般的なのが「赤」(レッド)で、全体の80%と言われています。そして「黒」(ブラック)、珍しいのが、「胡麻」、「白」(ホワイト)、「虎毛」です。「胡麻」は、赤、黒、白の色が混ざっており、全体の姿を見ると胡麻模様のように見えることから名づけられたようです。
上の写真は、「胡麻」の柴犬です。三色が混ざっているのが、何となくわかります。そもそも「黒」が生まれる確率が全体の10%ほど、さらに「黒」より見つけにくいのが「白」と言われています。そのため「胡麻」が生まれる確率は低いようですが……インスタグラムを観ていると結構います!
「胡麻」は、子犬のころははっきりした「赤」だったのに、成長してからは「胡麻」が出て来ることもあります。反対に、子犬のころは「胡麻」だったのに、成長して「赤」になるということもよくあるそうです。そのため、「胡麻」に出会える確率はとても低いということが言えます。
柴犬「胡麻柴」って?~❷「胡麻柴」の価格は?
一般的に、毛の色で変わります。また、ブリーダーが飼育している場合とペットショップで販売されている場合は、価格に少し違いがあります。ブリーダーの場合は、「赤」(レッド)8万~18万円、「白」(ホワイト)10万~19万円、「黒」(ブラック)10万~19万円、「胡麻」10万~19万円が相場のようです。
一方、ペットショップの場合は、「赤」(レッド)5万~20万円、「白」(ホワイト)16万円以上、「黒」(ブラック)11万~18万円、「胡麻」10万~18万円が相場のようです。ブリーダーの価格と比較すると、毛色の差が反映されています。また、「赤」以外は、飼う側の好みも反映されますが、頭数の少なさが価格に反映されているようです。生まれる確率の低い「白」の価格は、さらに上昇します。ショップの考え方にもよりますが、オスとメスでも価格に差があります。
柴犬「胡麻柴」って?~❸「豆柴」って何?
よく勘違いされるのが「豆柴」です。豆柴という種類があるわけではなく、「愛玩用」として、通常の柴犬よりも小型の系統のものを選んで交配し、繁殖させたものをいいます。あくまでも豆柴は、“小柄な柴犬”で、独立した犬種ではありません。
柴犬「胡麻柴」って?~❹「虎毛」って?
柴犬の「虎毛」は、甲斐犬と似ているため一見すると見分けがつきません。しかし柴犬の虎毛は大変に珍しく、インスタグラムで検索しても柴犬の虎毛は、あまり投稿されていません。甲斐犬と同じように、秋田犬の虎毛は、たくさん投稿されています。上の写真2枚も秋田犬ですが、毛色のイメージは、このような感じです。虎のような見た目で、堂々とした風格のある様子が一部の方に人気があるようです。しかし秋田犬も交配するのが難しいようですので、柴犬の虎毛がインスタグラムでヒットしないということは、柴犬の場合はもっと難しいと言えます。
柴犬「胡麻柴」の魅力~まとめ
日本犬の中でダントツの人気を誇る柴犬。柴犬の8割が「赤」(レッド)ですが、希少な「胡麻」もひそかな人気です。また、さらに珍しいのが「虎毛」。毛の色が変わるだけで、雰囲気ががらりと変わります。しかしどの色もかわいい柴犬。飼うことを検討している方は、一生涯大切にしてあげてくださいね。