オイスターソースってそもそも何?
オイスターソースは元来、カキを塩ゆでした時の煮汁を濃縮し甘味と粘度を加えた味わい深いソースです。カキを使っているので、貝類アレルギー、カキアレルギーの人には残念ながらご法度です。
引用: https://res.cloudinary.com/macm/image/upload/v1527335711/cna4t3mgxbyj3gfhiu87.jpg
オイスターソースの代用レシピ①ウスターソースを使う作り方
オイスターソースは、使い慣れない調味料なので、一度買うと使いきれず結局捨ててしまう事も。
そんな時は冷蔵庫にあるウスターソースを利用しましょう。
ウスターソースとは日本では元祖ソースのことです。イギリスで生まれたウスターソースが日本で甘味、粘度が加えられ今のウスターソースになりました。このウスターソースはさらっとした辛口ソースです。そこで、オイスターソースに変身させるには甘味を足します。粘度もあるはちみつを加えるといいでしょう。また、コクを出したければ、味噌を少し加えると奥行きが出ます。
オイスターソースの代用レシピ②中濃ソースを使う作り方
一口にソースと言っても、地域によって何を指すのかが違います。関東でいうソースは中濃ソース。これはウスターソースととんかつソースのちょうど中間の味と粘度です。ウスターソースよりも甘味が強いので、奥行きのある味噌とプラスアルファで味の素を足すとオイスターソースに近づきます。また、関西でよく用いられるお好みソースを使えばさらに簡単にオイスターソースになります。お好みソースにしょうゆを少し足せばOK。
そしてお好みソースが手に入りづらい関東では、お好みソースをほかの調味料で代用することができます。ケチャップとウスターソースを1対2の割合で混ぜれば完成。もの足りなければ甘味としてはちみつか砂糖を加減して足しましょう。
ちなみにとんかつソースは野菜や果物の繊維を多く残すため、とろみが高く、甘くてソフトな食感です。甘さ、濃さ、粘度の高さの順に書くと、とんかつソース→中濃ソース→ウスターソースになります。そしてさらに甘いのがお好みソース。どのポジションからオイスターソースに近づくのかが鍵です。粘度的にはとんかつソースが一番近いですが、甘味的には中濃ソースがいいようです。
オイスターソースの代用レシピ③中華だしの素を使う作り方
中華だしの素も使い方によってはオイスターソースの味になるのです。顆粒の中華だしひとつまみにしょうゆ大さじ1、砂糖小さじ1を混ぜ合わせたら完成。鶏がら味のスープがしょうゆと合わさってオイスターソースのコクに近づきます。また、中華だしひとつまみとしょうゆ大さじ1、はちみつ小さじ1にすると甘味が奥深くなってよりオイスターソースの味になります。
オイスターソースの代用レシピ④ウェイパーを使う作り方
ペースト状の中華だし、ウェイパーを使ってみましょう。豚肉、鶏肉を原料とした濃厚なペーストなのでよりオイスターソースに似た味になります。砂糖小さじ1にウェイパーひとつまみを加え、しょうゆ大さじ1で伸ばします。
オイスターソースの代用レシピ⑤ナンプラーを使う作り方
ナンプラーは魚醬ともいわれ、魚を発酵させた調味料。カキの煮汁を煮詰めたオイスターソースとは親戚のようなものです。このナンプラーとはちみつを混ぜれば、エスニックなオイスターソースに。香りがいいので使い方としては春雨サラダやスープが適しています。
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オイスターソースの代用を作るコツ
色々な調味料を混ぜる作り方を紹介しましたが、混ぜるだけでは味に角が立ちます。レンチンでいいので加熱してからのほうがまろやかになり、よりオイスターソースに近づきます。また、作り方によって、甘味を砂糖ではなくはちみつや水あめにするとコクと粘度が増します。貝類アレルギーやカキアレルギーでなければ日本古来のカキ醤油を用いる使い方もあり、香りも味より本格的になります。ここまで書いたしょうゆの代わりに使うといいでしょう。
自分好みのオイスターソースを作ろう!
エスニックが好きなら、ナンプラーとはちみつ、オイスターソースの甘じょっぱい味が好みなら中濃ソースとはちみつなど、調味料の使い方は様々です。オイスターソースは旨味、コク、甘味がバランスのとれた調味料。自分好みのオイスターソースを突き詰めながら、作り方をあれこれ試してみてはいかがでしょうか。