【炭酸水の飲みすぎは体に悪い?】炭酸水の効果とは?
最近炭酸水が大人気です。スーパーでも数多くの種類の炭酸水が販売されています。乾いた喉を潤すためにそのまま一気に飲み干す人や、焼酎を割って酎ハイで飲む人など、飲み方のスタイルも人それぞれです。今では多くの人々に愛される炭酸水には、いくつもの体に良い効果があるといわれています。果たしてどのような効果があるのでしょうか。
疲労回復効果
疲れが溜まると疲労物質である乳酸が増えます。炭酸には乳酸を排出する効果があるので、炭酸水を飲むことで疲労回復に役立ちます。つまり炭酸水に含まれる二酸化炭素が、乳酸などの不要な酸と結びついて体の外に乳酸を排出します。それで疲労を和らげてくれるのです。
整腸作用効果
食べ物が消化するには、胃や腸の活発な蠕動運動が必要です。炭酸水が胃や腸を刺激することで、蠕動運動が活発になります。すると食べ物の消化を手助けする事での整腸作用効果が期待できます。だからと言って飲みすぎは禁物です。逆に胃を荒らすとデメリットがあるので、飲み方には気をつけましょう。
美肌効果
炭酸泉の温泉に入ると、肌に多くの小さな泡がつくのに気づきます。この炭酸ガスの泡は、血管を拡張させて血流を良くする働きがあります。すると体温が上昇する事で肌に良い影響を与えてくれます。一方炭酸水を飲むと体の中から新陳代謝が活発になるので、より一層の美肌効果が期待できます。
関連記事
【炭酸水の飲みすぎは体に悪い?】下痢を起こす
このようにいくつかの体に良い効果があるとされる炭酸水。しかしあまり飲みすぎると体への悪影響があります。そこで炭酸水の飲みすぎによる体へのデメリットをご紹介します。もし心当たりの飲み方をしてる人がいれば、ぜひ気を付けてください。
炭酸水の効果のところで、炭酸水が胃や腸の蠕動運動を刺激することをご紹介しました。適度な量を飲むのであれば整腸作用の効果が期待できるので、炭酸水はおすすめできます。しかしあまり飲みすぎると過剰に胃や腸が刺激されて、蠕動運動が活発になりすぎます。すると下痢を起こすというデメリットが生じてしまいます。
【炭酸水の飲みすぎは体に悪い?】食欲を増進する
炭酸水の刺激が胃や腸を刺激して食欲が増進します。食欲が進む事は決して悪いことではありません。しかし、その食欲に任せて暴飲暴食をすると当然のように肥満を引き起こします。肥満は万病の元です。もともと食欲のある人は、食事の前に炭酸水を飲む事をなるべく控えるようにしましょう。
逆に空腹時に炭酸水を飲むと、炭酸ガスの影響で一時的に満腹感を得られます。しかしあまり飲みすぎると炭酸の刺激が胃や腸を荒らすので、飲み方に気を付けなければいけません。
【炭酸水の飲みすぎは体に悪い?】胃炎を起こす
炭酸水を飲みすぎると、その刺激が消化器官に悪影響を与える事があります。胃や腸の調子が思わしくない人は、一時的に炭酸水を飲むのを控えましょう。また夏の暑い日などには、乾いた喉を潤すために一気に炭酸水を飲んでしまいがちです。その事も消化器官には悪い影響を及ぼすので、おすすめの飲み方とは言えません。せっかく炭酸水を飲むのであれば、少しでもデメリットを回避した飲み方を実践しましょう。
【炭酸水の飲みすぎは体に悪い?】虫歯やカルシウムへの悪影響
無糖の炭酸水ならあまり問題にはなりませんが、糖類を含む炭酸水は虫歯の原因になります。また糖類を取りすぎることによる肥満や、糖尿病などのデメリットを被る可能性があります。
また、多くの炭酸飲料にはリン酸が含まれています。このリン酸の影響で骨からカルシウムが溶け出します。すると骨がもろくなったり、カルシウムが不足する事で気持ちがイライラしやすくなります。もちろん歯にも悪影響を及ぼします。
【炭酸水の飲みすぎは体に悪い?】げっぷが出る
炭酸水を飲みすぎてゲップが出る経験を多くの人がしています。体に取り込んだ炭酸ガスは、体温により温められると口からゲップとして排出されます。また腸まで達した炭酸ガスは、オナラとして出てきます。したがって大切な人と会うときや大事な会議の前などには、炭酸水を飲む事を控えましょう。
【炭酸水の飲みすぎは体に悪い?】むくみが出やすくなる
炭酸水には血行促進の効果がある事をご紹介しました。適度な量であれば血流が進み、老廃物を排出する事でむくみを解消する効果が期待できます。しかし炭酸水によっては塩分を微量に含むのがあります。それを飲みすぎると逆にむくみの原因になる場合があります。
【炭酸水の飲みすぎは体に悪い?】貧血になることも
炭酸水を飲みすぎると貧血になる事があります。何故なら、炭酸水に含まれる二酸化炭素が、胃の中に入る事でアルカリ性へと変化します。すると鉄分の吸収がおろそかになり、貧血を引き起こしやすい状態になるからです。適量の炭酸水なら問題ありませんが、あまりに多く摂取すると、体にとっては好ましくないデメリットが生じます。貧血を気にする人は、特に飲み過ぎに注意しましょう。
【炭酸水のおすすめの飲み方とは?】
このように炭酸水を飲みすぎると、体に色々な悪影響を及ぼす事がわかりました。そこで、炭酸水を正しく飲むための、おすすめの飲み方をご紹介します。
1日に飲む量は?1回に飲む量は?
人により異なりますが、目安として1日当たりは500ml〜1000mlを目安に飲むようにしましょう。1回の飲む量は100ml〜200mlが目安です。これ以上飲みすぎると 前述したような体に悪影響を及ぼす可能性があります。また普段炭酸水以外の水分を多く取る習慣のある人は、飲む量を調整して水分の摂りすぎに気をつけましょう。
炭酸水の飲むタイミングは、起床後すぐや食前、入浴の前後や就寝前に適量飲むのがおすすめです。もちろんこれ以外の時間に飲んでも一向に構いませんが、飲みすぎには十分な注意が必要です。またキンキンに冷やした炭酸水は、あまり体には良くありません。できれば常温に近い温度で飲む事をおすすめします。もし多少冷やして飲む場合は目安以上の量は飲まずに、また一気に飲みむことも避けたほうが体には優しい飲み方になります。
無糖の炭酸水がおすすめ
一般的に炭酸水といわれているものは、水に炭酸ガスを含ませたものなのでカロリーがありません。しかし中には糖分を含む炭酸水もあります。たとえ微量とはいえ、糖分には幾らかのカロリーが含まれています。それらを飲み続けると、肥満など健康面に悪影響を及ぼします。従って毎日のように飲む習慣をつけるのであれば、無糖の炭酸水を選びましょう。
運動中の正しい飲み方
炭酸水には、疲労の原因となる乳酸を排出する働きがある事はご紹介しました。そこで運動中に疲れた時には、炭酸水が疲労回復の効果を発揮します。もし運動中に炭酸水を飲む場合には、常温の炭酸水を体に負担にならない量を飲むようにしましょう。
また喉が乾くからといって大量の炭酸水を飲むと、炭酸のおかげでお腹が膨れて、肝心なパフォーマンスに悪影響を及ぼします。できれば運動後に、いつものように適量を守って飲む事をおすすめします。
関連記事
【炭酸水は正しく適量を守って飲みましょう】
炭酸水は正しく飲めば、健康にとても良い効果がある事がわかりました。しかしいくら健康に良いからといって過剰に摂取すると、色々なデメリットを引き起こす事も理解できました。どうせ飲むなら体に優しい飲み方を実践したいものです。そのためにも、適度な量を正しい飲み方で、美味しく飲む事をおすすめします。その事を心掛けて毎日飲めば、あなたも美容と健康を手に入れる事ができるでしょう。