髪の毛のボリュームが多い人は特に、髪をすきすぎて収集がつかなくなった経験がある人が多いです。髪をすいて、軽くなればスタイリングもシャンプーも簡単に楽になると思っていたのに、思っていたのと違う！そんな悲しい思いを解決すべく、まずは髪の毛をすきすぎる原因を見ていきましょう。

お客様と美容師の間で、認識の違いが生まれる事も髪の毛をすきすぎる大きな原因になります。お客様は軽い仕上がりを希望し、すいてくださいとオーダーしても、美容師の技術が低いと上手く伝わらない事もあります。頭の形やヘアスタイルによって、軽い仕上がりにする方法が違いますが、技術の低い美容師はすきバサミを使ってどんどん髪の毛をすいていく可能性もあります。

なかなか思っている希望の髪型を伝えるのは難しいですし、美容師も一人ひとりの髪の毛の質や量、くせなどを見抜く力が必要になってきます。では、髪の毛をすきすぎるとどういう事が起きるのかも見ていきましょう。

髪の毛をすきすぎると、毛先がハネてしまって広がってしまう恐れがあります。今までは髪の毛の重さで落ち着いていたボリュームが、すきすぎる事によって短い毛が広がってしまいます。また、カットされた毛先の切断面が多くなると、そこから栄養分が流れ出してしまい痛みやすくなるので、髪の毛の水分量が少なくパサパサになって広がってしまう事もあります。

髪の毛の切断面が増えると手触りが悪く感じる事があります。すきすぎた髪の毛は、切断面が髪の毛の中にたくさんあるため、手ぐしを通した時に切断面がザラザラ感じてしまいます。また切断面が増える事で、髪の毛の水分や栄養分が流れ出てしまうため、ごわつきやすくなります。

くせ毛の人は、今までは髪の毛の重みでおさまっていたくせが、すきすぎる事によってきつく出てしまう事があります。うねりのくせがある人は、くせが強くなってしまうことで、短い毛先が外にハネてしまって髪型が収集つかなくなる場合もあります。

髪の毛をすくと、長い毛先と短い毛先が出来ます。ヘアスタイルがショートヘアなどの短いスタイルの人の場合、短い方の毛先が湿気などにより、ぴょんぴょんハネて外に出てきてしまう事もあります。

髪の毛をすきすぎたけど、まだ余裕があるという人は、髪の毛が伸びるのを待つのが1番確実な方法です。ロングヘアの人などは、よほど変なすかれかたをしていない限り、すきすぎていてもヘアアレンジなどで隠す事が出来ます。髪の毛が伸びるのを待って、伸びたら新しく好きなヘアスタイルにするのがおすすめです。

ボブやショートヘアの人が髪の毛をすきすぎてしまうと、ヘアアレンジも難しく、隠すのが困難になってきます。ハネたり不自然なボリュームが出たりして、頭がお大きく見えたりボサボサに見えたりするので、そのままというわけにもいかないと思います。そんな時は、帽子やヘアターバンなどで隠しながらおしゃれするのがおすすめです。

すきすぎると毛先の断面の範囲が増えるため、水分や栄養が流出しやすくパサつきやすくなります。パサつくと、髪の毛が広がったり、ボサボサに見えたりするので、トリートメントや集中パックなどでしっかりヘアケアするのがおすすめです。髪の毛がしっとり潤って保湿されると、ハネや広がりが改善する可能性もあります。

エクステをつけてしまうのも、すきすぎの髪の毛を隠す良いアレンジです。短い部分の髪の毛を活かしながら、エクステをつける事で、大きく印象も変わるのでイメチェンにも最適です。自然なエクステも今はたくさんあるので、好みのエクステを探してみるのもおすすめです。

ヘアアレンジをするのもおすすめです。ロングの人はすきすぎてスカスカになった毛先を、コテやホットカーラーなどで巻いてボリュームを出してアレンジすることも出来ます。アップヘアにして毛先を隠してしまっても、すきすぎた髪の毛がわからなくなるのでおすすめです。

パーマをあてる為に量を調節して髪の毛をすく事もあるので、パーマをかけてしまうのもおすすめです。パーマを当てる事で、すきすぎた毛先を中心にボリュームが出るので、短い毛先と上手に馴染ませる事が出来ます。

ヘアスタイルの長さにもよりますが、ロングヘアやボブなどの場合カットしてしまうのがおすすめです。すきすぎた髪の毛、カットしてしまった髪の毛は伸びるまでどうしようもないので、短い毛先の長さに合わせてカットし、スタイルを変えてしまう方法もあります。

1番はまず、信頼出来る美容師に相談する事をおすすめします。今のヘアスタイルや、どうすきすぎているのかで、対処方法が変わってきますので、腕の良い美容師になんとかしてもらうのが1番安心の方法です。すきすぎの失敗は初めていく美容院で起こる場合も多いので、行きつけの信頼できる美容師さんを普段から探しておくことも大切です。

ショートヘアのすきすぎは、隠すのが難しいです。そんな時はヘアターバンが活躍します。髪の毛全体をコテでカールさせておき、ヘアターバンをするとスカスカの毛先や短い毛先が目立たずにおしゃれにアレンジ出来ます。

ミディアムヘアの人は、スカスカの毛先を隠してしまうヘアアレンジがおすすめです。毛先とトップのバランスを取るのが難しいので、全体的にコテやホットカーラーでボリュームを出してから毛先を中に入れてしまうアレンジヘアが簡単です。

ハーフアップにして、短いほうの毛を留めてしまうヘアアレンジもおすすめです。すっきりした印象にもなるので小顔効果も期待できます。

ロングヘアの人は、全体的にコテやカーラーで巻いてボリュームを出すヘアスタイルがおすすめです。内巻きと外巻き両方のカールを作るミックス巻きが1番ボリュームが出るので、すきすぎてボリュームが無くなった髪の毛を隠してくれます。それでもバランスが悪い場合はアップスタイルにしてしまうのがおすすめです。

いかがでしたか？髪をすきすぎてもヘアケアやヘアアレンジで改善したり、レングスによっては直しが可能な場合もあります。美容師との認識の違いで、思っているヘアスタイルにならない場合が多いので、普段から信頼出来る美容師さんを見つけておくことも大切です。